月に「日生劇場ファミリーフェスティヴァル 2024」 (主催:公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場])にて 上演する音楽劇『あらしのよるに』のキャストと宣伝ビジュアル、 コメントが公開された。
オオカミとヤギ、仲良くなるはずのないふたりが、「食べる側」 と「食べられる側」の関係をこえて友情を育む物語。2019年の初 演、2021年の再演と、好評を博してきた公演が、きむらゆういち (作)・あべ弘士(絵)による原作絵本の出版から30周年を迎えた 今年、新たなキャストを迎えて、再登場。
友だち思いの心優しいオオカミのガブ役には、「仮面ライダーウ ィザード」主演で注目されて以降、数々の映画やドラマに出演し、 近年は『ジョン王』『マーク・トウェインと不思議な少年』など、 舞台でも活躍する白石隼也、そのガブと秘密の友情を育む好奇心 たっぷりなヤギのメイ役には、NHK Eテレ『にほんごであそぼ』 に ”のはーな” 役でレギュラー出演、映像や舞台でさらなる活躍 が期待される南野巴那が出演。そしてオオカミのリーダー ギロ役は、ジャンル問わず幅広い役柄を演じ分ける阿南健治、おばさんヤギ役は、圧巻の存在感で作品を彩る平田敦子が出演、脇を固める。
立山ひろみの脚本・演出により、原作絵本の世界を音楽劇として 広げた本作。音楽を鈴木光介、振付を山田うんが担当し、臨場感あ ふれる迫力の舞台となっています。
立場をこえた友情や相手を思いやる美しい心を描いた感動の物 語とともに、歌や音楽、ダンスがたっぷりで、小さなお子さまから 大人まで楽しめる音楽劇『あらしのよるに』、この公演は、ニッセイ名作シリーズ公演として、小学生を対象とした無料招待公演を札幌、秋田、 大阪、高松、熊本の5都市にて実施。チケットの先行発売は5月16日(木)11:00~21日(火)、一般発売は5月24日(金)11:00~。
コメント
白石隼也 <ガブ役>
多くの子ども達にとって初めての観劇体験になるだろう作品に出演で きること、とても嬉しく思います。同時に「あらしのよるに」は、児童 文学でありながら ”他の種族との共存” という私たち大人が今向き合わ ねばならない問題も偽ることなく描かれています。きっと多くの人に共 感してもらえる舞台になるはずです。
憧れの日生劇場から全国津々浦々をこの作品と共に旅する夏が今から 待ち遠しいです。劇場で心よりお待ちしております。
南野巴那 <メイ役>
私は「あらしのよるに」という作品に、幼稚園の頃に出会いました。 心優しいオオカミのガブと天真爛漫で怖いもの知らずなヤギのメイが、 オオカミとヤギという種族を超えて友情を育む。私自身少しずつ歳を重 ねて行く過程で、年齢関係なく、この作品は何度触れても応援したくな るような 2 人の絆に心が温まります。
子どもから大人まで見に来てくださる皆様とこの作品の世界を共有で きること、動物も人も決して変わらない絆をこの作品を通して感じてい ただけること、とてもワクワクしております。大好きな作品に携わらせ ていただけること、本当に嬉しく思っております。大切にメイを演じら れるよう精進いたします!劇場でお待ちしております。
阿南健治 <ギロ役>
私が出ている今までの舞台を色々と観て頂いて、今回のギロ役へのオ ファーであり、なんとも有り難い思いではありました。ファミリーミュ ージカルは初めてではありますが、子どもも大人も楽しめる作品と言う 事で楽しみたくも思い、ギロはオオカミ達のボスで、生きる為に惨忍な 感じも、ストレートに惨忍オオカミを演じてしまうと、子ども達が引い て泣きそうなので(笑)厳しさの中にもちょっぴりでもユーモラスさも 加えられたらいいなあとは思い、オオカミ達とヤギ達の楽しきミュージ カルで、私がどんな感じになるのかなも楽しみたいと思っております。
平田敦子 <おばさんヤギ役>
またおばさんヤギになれることになりました。私にとっては 3 回目の 「あらしのよるに」です。子ども達の反応が直接聞こえるこのお芝居が 大好きです。みんなと一緒に笑って、驚いて、悲しんで、歌ったり音楽 を聞いたりすると自分もほんの少し子どもの頃に戻る気がします。3 年 前の再演の時は、コロナの影響で東京以外の公演が半分くらいに減りま した。今年は全部無事に行けますように。全国の大勢の子ども達と舞台 を通して触れ合えることを楽しみにしています。元気でお会いしましょ う!
立山ひろみ <脚本・演出>
人が自分の事をひとりぼっちだと思う時、それは人生のいろんな場面で起こる と思います。”孤独”といってもいいかもしれません。その孤独に向き合うのは、 何も大人だけではありません。ほとんどの場合、こどもの心にも ”孤独” のかげ は迫ってきます。孤独だと思った時、あたたかな何かが、少しでも、こどもや、 いつかこどもだった私たち大人自身の、支えになればと、祈るような気持ちでい つも作品を創っている気がします。
名作「あらしのよるに」を音楽劇としてお届け出来るのをとても楽しみにして おります。孤独な魂を持った、オオカミとヤギの出会いが、みなさまの宝物となりますように願って。
劇場でお待ちしております。
きむらゆういち <原作者>
暗闇で2匹の動物が会話している。
そんな世界を歌と踊りの煌びやかな世界に引っ張り出し、もうひとつの ”あら
しのよるに” の世界を生み出したミュージカルである。
この作品の魅力にはこんな世界もあったのかと作者自身も驚かされた。
実に美しい作品だと思う。
ストーリー
ある嵐の夜、ヤギのメイとオオカミのガブは避難した山小屋で偶然出会い、互いの正体に気づかないま ま言葉を交わします。翌日「あらしのよるに」を合言葉に再会した二人は、正体に驚きながらも秘密の友 達になります。しかしその関係は群れの仲間に見つかってしまいます。
群れよりも友情を選んだ二人は、仲間から離れ、仲良く暮らせるみどりの森を求め、遠く雪山の向こう を目指して旅立ちました……。
概要
公演名:日生劇場ファミリーフェスティヴァル 2024 音楽劇『あらしのよるに』
日程会場: 2024年8月24日(土)・25日(日). 日生劇場
料 金:<S席>大人5,000円/子ども2,500円 <A席>大人4,000円/子ども2,000円(税込)
※3歳未満入場不可。子ども料金は、3歳以上中学生以下が対象となります。
出演:
ガブ:白石隼也 メイ:南野巴那 ギロ:阿南健治 おばさんヤギ:平田敦子
バリー:吉﨑裕哉 タプ:木原浩太 ミィ:しらたまな
飯嶋あやめ 井口大地 小山雲母 沙月愛奈 須﨑汐理 田中朝子 鶴家一仁 中野亮輔 永松 樹 長谷川 暢 三浦優水香 三田瑶子 宮内裕衣 山﨑まゆ子 山根海音
演 奏:
鈴木光介(トランペット) 砂川佳代子(クラリネット) 関根真理(パーカッション) 高橋 牧(アコーディオン) 日高和子(サックス)
スタッフ:
原作:きむらゆういち
脚本・演出:立山ひろみ 音楽:鈴木光介(時々自動) 振付:山田うん
美術:池田ともゆき 照明:齋藤茂男 衣裳:太田雅公 ヘアメイク:橘 房図 音響:島 猛 演出助手:山田真実 振付助手:木原浩太 舞台監督:八木清市・水谷翔子 制作:荒川藍子
宣伝美術:加藤秀幸・柴田リオ(グラインドハウス) 宣伝写真:森 康志・曳野若菜 宣伝衣裳:生田志織 宣伝ヘアメイク:橘 房図・きとうせいこ・見目智代 宣伝イラスト:グラインドハウス・スズキトモミチ
主催・企画・制作:公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場] 協賛:日本生命保険相互会社
※吉﨑裕哉、須﨑汐理、山崎まゆ子の「﨑」は「たつさき」の「﨑」が正式表記。
チケット購入: Web先行発売 2024年5月16日(木)11:00~21日(火)
一般発売 2024年5月24日(金)11:00~
特設ページ:https://famifes.nissaytheatre.or.jp/2024arashi/
特設ページ:https://famifes.nissaytheatre.or.jp/
ニッセイ名作シリーズ:https://www.nissaytheatre.or.jp/outline/business/masterpiece/