元吉庸泰と若宮亮による E-Stage Topiaと、太田守信が主宰する演劇ユニット 黒薔薇少女地獄が送る、『将棋図巧・煙詰 ~そして誰もいなくなった~』(2023年)に続く詰将棋シリーズ最新作は、江戸時代の大名人 三代伊藤宗看の『将棋無双・第30番』をモチーフとしたゴシックファンタジー「将棋無双・第30番〜神局のヴァンパイア〜。
宗看の「将棋無双・第30番」の棋譜(将棋の対局記録)とリンクした物語世界に、ヴァンパイアを主人公にした物語が描かれる。宗看の怨念によって作られた世界に閉じ込められていたヴァンパイアの「玉将」は、宗看の呪いから世界を解放しようと苦悩し続ける。玉将役を御寺ゆき、ヒロインの飛車役を川本紗矢、宗看役を優希クロエが挑戦。
あらすじ
「ねえねえ、おばあちゃん。今日もお話を聞かせて。おばあちゃんの若い頃のお話」
「飛車おばあちゃんは有名なヴァンパイアハンターだったんでしょ?」
昔々、まだ世界が一枚の、9×9=81マスの盤面だと信じられていた時代。神に背き仇を為す存在が人間たちを恐怖させていた。その名は吸血鬼――玉将という。
しかし、人々は知らなかった。玉将が如何に悲しき逆十字の運命(さだめ)を背負っているか。そこには、世の理を覆そうとしたものの遂に成し遂げることの叶わなかった宗看の呪いが関わっていた――。
概要
日程・会場:2024年4月10日〜14日 上野ストアハウス
脚本・演出:太田守信 (黒薔薇少女地獄/エムキチビート)
総合監修:若宮亮
出演:御寺ゆき、川本紗矢、桜井あゆ、中井杏奈、真田林佳、熊倉功、吉水雪乃、鈴木真衣、神崎晴香、優希クロエ / 高松優奈、今野美彩貴、政田圭敬
公式サイト:https://e-stagetopia.com/the30th/