舞台「恋と呼ぶには気持ち悪い」が開幕。
コミックス累計発行部数120万部突破(電子書籍含む)、 原作”もぐす”による人気作「恋と呼ぶには気持ち悪い」(一迅社刊)。
TVアニメがAmazon PrimeVideo で`21年に独占先行配信、AT-XやTOKYO MXで放送され話題の作品が、TVアニメ版をベースに舞台となる。
イケメンエリート社会⼈と普通で実はオタクな⼥⼦⾼⽣の「年の差」⼀⽅通⾏ラブ・コメディ。直球すぎる恋愛アプローチやそれをひたすら気持ち悪がって罵倒するシーンなどは思わず笑ってしまいながらも、ときにはキュンとさせてくれる展開がたまらなく、クセになるひとが続出。果たして、この恋の行方は・・・。
物語はこの2人の出会いから始まる。足を滑らせて階段から落ちるも、そこで運よく助けられたサラリーマンの天草亮(内博貴)、助けてくれたのは女子高生。天草亮、この彼女に一目惚れ!キュン!どころではなくズギュン!ぐらいの衝撃。そして帰宅すると、そこにはさっきの女子高生がなぜか家に!実は妹の天草理緒(龍本弥生)の親友だった、名前は有馬一花(柴田柚菜)、彼にとっては超ラッキーな状況だが、当の一花は亮を「気持ち悪い」と思う(爆)。引っ叩かれたり、罵倒されてもめげない亮。
イケメンではあるが、正直すぎ、迷惑&ドン引きなアプローチを繰り返すが、社内ではできる課長代理、女性社員からモテモテ。そんな2人を何気に応援する理緒、同級生で一花が気になる多丸快(長江崚行)、天草亮の親友でカメラマンの益田(千葉瑞己)、亮が女子高生に片想いしていることを面白がりながらも応援、亮と同じ会社に勤務している亮と同期のOL・松島有枝(小見川千明)、2人を取り巻くキャラクターも見逃せない。
出会い、そして文化祭、クリスマス、ヴァレンタインデー、花見etc.季節ごとのイベントも描かれ、共感できる心模様。こういったイベントで恋が発展することは珍しくない、むしろ”日常”、クリスマス、誰と過ごすのか、ヴァレンタインデー、チョコはどうしようか、もはや日本国民の誰もが経験したことのある”胸キュン”、そんな”あるある”がたっぷりとテンポよく描かれる。派手で突飛な出来事は皆無、とにかく一花はひたすら気持ち悪がり「クズ」「変態」「ストーカー」などと容赦なく罵倒する。
それでも諦めず、罵倒は一種の愛の表現と捉える亮(ポシティブ!)だが、一瞬、歳の差を考えるところも共感。ラブコメなのでバッドエンドにはならないのでご安心を。
有馬一花演じる柴田柚菜と友人役の天草理緒演じる龍本弥生、共に初舞台とのことだが、お初とは思えない程の堂々たる舞台演技で、イマドキの女子高生ぶりがリアル。一花へ熱烈アプローチを繰り返し、そのたびに罵倒される天草亮演じる内博貴は2枚目を演じることが多いが、今回はこの作品の”お笑い”担当、この3枚目ぶり、爽やかに見えて面白おかしく「それで亮はどうなるの?」と観客をヤキモキさせる。
また、難しいポジションの多丸快、一花と同級生で顔見知り、快は一花に告る、長江崚行が繊細に年頃の男子高校生を表現する。亮の親友の益田、千葉瑞己は一見、飄々としているが、友達思いの「いいやつ」をサラリと演じる。
物語が始まった瞬間にオチも見えてしまうくらいの『王道』だが、それでも気になり、その先の展開を観たくなる。テンポ感の良いステージング、休憩なしのおよそ120分。お見送りやトークイベントも実施、春の「胸キュン」舞台は、この「恋きも」で!
公開ゲネプロの後に、フォトセッション、その後簡単な会見が行われた。登壇したのは柴田柚菜(乃木坂46)、龍本弥生(NMB48)、内博貴。
柴田柚菜「お芝居するのは初めてなんですけど、感謝の気持ちでいっぱいです。これからお客様に見ていただく、ちょっとドキドキしてるんですけど、楽しんでいただけるように頑張ります」
龍本弥生「私も初舞台、すごく緊張しています。この優しい世界、大好きになっていただけるように精一杯演じさせていただきます」
内博貴「明日から初日、しっかりと最後まで」
また、初座長ということで、
柴田柚菜「稽古が始まる最初の頃は本当に不安と緊張でいっぱいでした。演出の伊勢さんからは1から教えてくださり、皆様から温かく見守っていただき、アドバイスも印象に残っております。みなさんと仲良くなれて嬉しかったです。頑張ってねっていうふうに声をかけていただきました」
同じく初舞台、
龍本弥生「私も最初はすごく緊張していました。共演の皆さんが『大丈夫だよ』と…導いてくださって本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
この中ではベテラン、
内博貴「数々の経験をさせていただいてますが、こういう作品は今まで(オファーが)来なくて…。展開が早い、結構目まぐるしい。原作がアニメ、新鮮な気持ちでやらせていただいてます。お二人は初舞台ですが、初とは思えないほど素晴らしい。自分の初舞台に比べると全然違うなと」
また印象に残るシーンについて
柴田柚菜「階段のシーン、普段の日常ではないことなので、実家に帰って家族に本当にぶつかって(笑)、練習しました」
龍本弥生「一花と喧嘩するシーン…日常に声を荒げて喧嘩するっていうことがなかなかないので、ここが印象に残ってます」
また、内博貴にとっては天草亮はあまり演じたことのないキャラクター、それについては「自由にやらせてもらっています。僕はどっちかというとみんなで支えるというかそういう気持ちでやっています。、僕は自由になって一花ちゃんに罵られています(笑)」
最後に公演PR。
柴田柚菜「私自身本当に嬉しいし、多分、明日も明後日も毎日すごく緊張すると思うんですが、舞台は1人で作るものではないので緊張しすぎずに、来てくださった皆様に楽しんでいただけるように、そして私自身も楽しんで頑張りたいと思います。たくさんの方に足を運んでいただけたら嬉しいです」
公演は東京は5月5日まで、その後は大阪にて10日開幕。
あらすじ
ある雨の日、駅で見知らぬ女子高生に助けられた、サラリーマンの天草亮(内博貴)は、その女子高生が妹の親友・有馬 一花(柴田 柚菜) だと知る。女癖の悪い亮は一花に対し、お礼にとキスやデートを提案するが、「気持ち悪い」と一蹴されてしまう。だが、それが亮の中の新たな扉を開いてしまい、彼女に狂信的な恋をする。 その日以来、直球すぎるアプローチと愛情表現を毎日のように繰り広げる亮。それをひたすら気持ち悪がる一花は彼を容赦なく罵倒するが、いつも愛情表現の裏返しとして受け取られてしまい・・・。
概要
舞台「恋と呼ぶには気持ち悪い」
日程・会場
東京:2024年4月26日(金)~5月5日(日)ヒューリックホール東京
大阪:2024年5月10日(金)~5月12日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
原作:もぐす(comic POOL/一迅社刊)
脚本・演出:伊勢直弘
配役(役柄)/出演:
有馬 一花(主人公)/柴田 柚菜 (乃木坂46)
天草 理緒(一花の親友で亮の妹)/龍本 弥生(NMB48)
益田(亮の親友)/千葉 瑞己
多丸 快(一花の同級生)/長江 崚行
松島 有枝(亮の同期社員)/小見川 千明
有馬 百合子(一花の母)/八城 まゆ
瑠璃(一花と理緒の友人)/瑚々
五月(一花と理緒の友人)/泉澄
小竹(亮の後輩社員)/根本 流風
斎藤(亮の後輩社員)/片山 しおり
花岡(亮の後輩社員)/尾崎 明日香
天草 亮(一花に片想いするサラリーマン)/内 博貴
チケット一般発売開始日:2024年3月24日(日)10:00
チケット料金(東京・大阪共通):全席指定 9,500円(税込)
主催:舞台「恋と呼ぶには気持ち悪い」製作実行委員会(ジェイステイツ/エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/HIKE/Y&N Brothers/クリスマスホーリー)
企画・製作:ジェイステイツ
公式サイト:https://koikimo-stage.jp/
Ⓒもぐす(comic POOL / 一迅社刊)/舞台「恋と呼ぶには気持ち悪い」製作実行委員会