京本政樹出演!シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~2024 8月上演

好評につき、公演を重ねているシーボルト父子を描いた作品、シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~2024が今年も上演される。
昨年のシーボルト来日200周年という節目の年であったが、長崎各所での【シーボルト父子伝】の舞台や博物館などでの記念事業はもとより、東京を始めとするシーボルト縁の場所でのシンポジウムや企画展、更には萩の熊谷美術館ではシーボルトが持ってきた日本最古のピアノを使用したコンサートが開かれ、舞台【シーボルト父子伝】の主演でもある鳳恵弥が歌い、パッパラー河合がギターを奏で、爆風スランプのサウンドプロデューサーでもある西脇辰弥がそのピアノ演奏を行った。
舞台の主題歌や挿入歌、爆風スランプのRunnerに加え、シーボルトが作曲し、帰国後に本国で発表した『シーボルトのかっぽれ』も披露された。
2023年の200年前1823年にはまだシーボルトは長崎におり江戸(東京)には来ていないが、その3年後、シーボルトは初めて江戸の地を踏む。東京では2026年のシーボルト記念事業の準備が進んでいる。

この作品は鳳恵弥、木村ひさし、中野敦之と立ち上げた俳優の渡辺裕之、初演、再演、再々演、そして昨年の新作公演を重ね、今年、新作を8月に博品館劇場にて上演される。さらなる充実を目指して主人公ハインリッヒの父フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト役を引き受けたのは渡辺裕之の盟友、京本政樹。実子であるSixTONESの京本大我が同時期に同じ銀座にある劇場での公演中とのことで大いに悩んだが、丁度決断の時期が渡辺裕之の命日に重なることに運命を感じ、「ナベさんの弔い合戦だ」と引き受けたそうである。秋には長崎公演も計画中。6月2日には出演者オーディションも開催される。

作品について
2020年の初演より再演、再々演と続く人気舞台、昨年はフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトが来日200周年、明治政府が日本の命運を懸けて挑んだ初の万国博覧会ウィーン万博150周年と二つの大きな区切りに東京、長崎での新作公演を無事に終えた同作、本年は主人公でもあるハインリッヒ・ シーボルトの没後115周年となる本年に最新作公演を致します。
長崎鳴滝塾で多くの弟子を育て日本に西洋医学を広めたその業績は医学に留まるところなく世界に広がるシーボルトコレクションと共に様々な研究分野で活かされたのは周知のところ、その研究とコレクションをもとに書き記された大著『日本』はベストセラーになり、ジャポニズムブームを引き起こした。
しかし、その研究分野はもちろん日本を愛する蒼い目のサムライの遺志は 2 人の息子、兄アレキサンダ ー、弟ハインリッヒに引き継がれ、彼らは日本の為に奉職する中で新時代に漕ぎ出たばかりの日本を世界 の一等国にすべく維新志士たちと共に数々の危機を乗り越えていったことはあまり知られていない。
父の再来日に同行をしたアレキサンデルは、父の帰国後も日本に残りパリ万博の使節団に随行、その行 程では渋沢栄一など後の明治政府を支える傑物たちに語学や西洋事情を教えるなど交友を深め、その帰路 で弟ハインリッヒを連れて再来日。その後、シーボルト兄弟は大久保利通や岩倉具視、大隈重信、伊藤博 文などと共に各国との条約改正やジュネーブ条約への調印を経た日本赤十字社の設立、渋沢栄一らと共に 日本の経済成長を助け、また大国ロシアとの緊張が高まる中でヨーロッパ諸国でのロビイスト活動を展開し、戦費調達、そこからに繋がる大戦、日露戦争の勝利を得るなど外交面で大いに活躍をする。
さらに研究分野においても父の跡を引き継いだハインリッヒは考古学者としてはモースに先んじて大森 貝塚など様々な遺跡を発掘、著書『考古説略』において日本で初めて考古学という名称を用いた。また、 異母姉である楠本イネも姉を慕うシーボルト兄弟の協力をもって築地にて日本人女性として初の産院を営 み、宮内省御用掛となっている。医学、外交、民俗学、博物学など多くの分野に精通し活躍をしたシーボ ルトであったが、その血は子供たちに脈々と引き継がれ、父の愛した日本の為に生き抜いたのである。
今、また大いなる国難が訪れる日本において、あの時から続く熱き魂が宿っていることを私たちが思い 出す一助にこの物語がなれることを祈念する。

オーデションについて

概要
日程・会場:令和6年8月8日~8月11日 博品館劇場
令和6年9月~11月頃 2公演 ※小中高生全招待 劇場 長崎市内
総合演出 木村ひさし(ATARU 民王 99.9~刑事専門弁護士~ 任侠学園 他)
演出&脚本&主演 鳳恵弥
音楽&出演 パッパラー河合(爆風スランプ)
特別出演 京本政樹
プロデュース ACTOR’S TRIBE ZIPANG
企画/原作 関口忠相(シーボルト子孫)
協力 日本シーボルト協会 築地居留地研究会 長崎居留地研究会 長崎市 中央区 出島 シーボルト記念館 熊谷美術館 他

公式X:https://twitter.com/siebold_fushi