横内謙介 作演出 「ドリル魂2024」上演 ⟪日本の演劇人を育てるプロジェクト⟫で_

上演する作品は、劇団初のミュージカル作品で2007年初演の「ドリル魂」。
初演以降、出演メンバーは轟組として、演劇公演だけでなく、作品の中で創ったパフォーマンスで様々なイベントにも参加し好評を得ている。作・作詞・演出を担う横内謙介は、主宰を務める劇団扉座の付属俳優養成所のほか、あつぎ舞台アカデミー(主催(公財)厚木市文化振興財団、2011年~2019年コロナ禍により休止)、マグカル・パフォーミングアーツ・アカデミー(主催 神奈川県、2014年~2022年)、坊っちゃん劇場公演やAKB舞台ほかプロデュース公演などで若手の俳優育成に深く関わり、その中で、次代を担うべき可能性を秘めている多くの若い俳優と出会い、2020年、新型コロナウィルス感染拡大により、彼らの活動やレッスンの場が失われている。この事態を憂慮した横内が、夢を追う仲間たちと励まし合い、競争し、協力できる場を提供、自らが演出を務めて、俳優としての魅力や可能性を引きだし、今後の活動の礎となる公演を上演。
この作品で、当時の劇団の若手俳優たちの台頭を促し、公演によって「鍛えられた」彼らは、現在、劇団の中核俳優となっている。「ドリル魂」は、若い建築職人集団である轟組の物語。今回の「ドリル魂2024」に参加するメンバーは轟組として公演。歌、踊り、芝居の専門指導員による定期レッスンを既に定期的に開催、現在、メンバーの技術向上を図っている。脚本は、テーマや大きな流れはそのままに、より現代に相応しく、参加メンバーの個性を生かすエピソードを盛り込む。

ントロダクション
ストーリーは、工事現場で起きるいくつかのエピソードが折り重なったものです。
現場で起きる、揉め事、事件、出会いと別れ。
若き現場チーム、轟組が現場で直面する出来事は、決して特殊な世界の話ではなく、すべてが今我々の生きている世の中の写し絵になるものです。
そこで彼らは、孤独を乗り越えて、連帯すること。
カラダを売らずに、カラダを使うこと。
自らの仕事に責任と誇りを持つこと。
などを体験の中から、その身に刻みつけてゆきます。
基本的には轟組という若者たちが、仕事の中で成長して行く、青春ドラマです。
ただし工事現場からの眺めという、アウトサイダー的な視点を大切にし、爽やかな青春ドラマの中に、今我が国が抱える社会的な問題(戦後の歴史認識、構造偽装問題など)や、マイノリティの苦悩、行き場を持たぬ若者の焦燥なども描きます。
我々はミュージカルという、ダイナミックな表現だからこそ出来る、メッセージ性を大切にしたいと思っています。
工事現場で生まれる作業音を音楽として、工事作業をダンスやアクロバットに、ドリルやツルハシを使い、建築作業そのものから生まれた「愛とガッツ」のミュージカル。
肉体でつむぐ現場ミュージカル。

スタッフ
作曲=長谷川雅大
振付=ラッキィ池田・彩木エリ
衣装=寅壱を着用
公演概要
日程・会場:2024年9月7日(土)~15日(日)すみだパークシアター倉
作・作詞・演出◎横内謙介
演出補佐◎犬飼淳治・鈴木里沙
舞台監督◎大山慎一
照明◎関口大和ASG
音響プラン◎青木タクヘイ
音響◎中川綾乃
音楽◎長谷川雅大
振付◎ラッキィ池田 彩木映利 鈴木里沙
歌唱指導◎井上珠美
稽古場歌唱指導◎黒瀬千鶴子
エアリアル振付◎若井田久美子
出演◎
アイザワアイ 相星功生 彌永拓志 川原琴響 唐木翼弥 久我音寧 黒田智紀 小多桜子
執行巧真 白倉基陽 髙木静流 高田遼太郎 田中悠貴 土岐倫太郎 冨川智加
永瀬結愛 野田よつば 焙煎功一 花渕 嶺 原田優司 バリオス アリアナ
挽田悠誠 三橋マーヤ小春 光由 守 敦也
犬飼淳治 井上珠美
問合:03-3221-0530(平日12:00~17:00/土・日・祝休)

WEB:https://tobiraza.co.jp/drill-kouen2024