2025年2月大阪・オリックス劇場、3月には東京・THEATER MILANO-Za にて JAPAN THEATER『SEIMEI』Supported by 飯田グループホールディングスが上演。本作は、世界に誇る日本のクリエイターが集結し、安倍晴明の世界を新しいエンターテイメントとして舞台化する邦楽劇。
出演は安倍晴明役には数々の舞台に出演しながら、映像でもその存在感を示す市川團十郎そして、Lil かんさいとして活躍し、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で好演の嶋﨑斗亜。脚本には『あらしのよるに』では第44回平成27年度大谷竹次郎賞を受賞した今井豊茂。演出には、ゲーム『天外魔境』や『サクラ大戦』シリーズなど、多くのゲームを手がけ、現在は吉本興業がプロデュースする「少女歌劇団ミモザーヌ」の総合演出も務める広井王子。楽曲を務めるのは LUNASEA、X JAPAN 及び THE LAST ROCKSTARS などでも活躍する世界的ミュージシャンの SUGIZO。神楽振付には、マドンナやクリス・ブラウン、アッシャーなど世界のトップアーティストの専属ダンサーを務めマイケル・ジャクソンにもその実力を認められ、日本では伊勢神宮の式年遷宮での奉納を任されるなどワールドワイドに活躍を続けるケント・モリ。
都内で製作発表会が行われた。登壇したのは、市川團十郎、嶋﨑斗亜、今井豊茂(脚本)、広井王子(演出)、ケント・モリ(神楽振付)、田中傳次郎(歌舞伎音楽)。SUGIZO(楽曲)は欠席となった。
挨拶で市川團十郎は「皆さんと共に新しい歌舞伎を作っていこうという思いです」と意気込みを見せた。続けて嶋﨑斗亜は「JAPAN THEATER『SEIMEI』に出させていただきます。この舞台に若いエネルギーを活かせたら」と挨拶。広井王子(演出)は「突然のお話しでびっくりしております」とコメント。田中傳次郎(歌舞伎音楽)は「歌舞伎でございます、皆様に歌舞伎を楽しんでいただきたい」と改めて歌舞伎であることを強調。ケント・モリ(神楽振付)は「素晴らしいチャンス、光栄です。皆さんと最高の掛け算、新しい1ページ、命をかけて最高傑作を」と意気込みを。
嶋﨑斗亜は今回で歌舞伎は2回目ということで「今回は團十郎さんとご一緒、すごいプレッシャーです。負けないように精いっぱい、僕の魅力も伝えられるように稽古を重ねていきたい」とコメント。市川團十郎は「様々な方が安倍晴明をやっていらっしゃる、イメージもありますが、(皆さんが抱いている)イメージ通りにいかないように努力します」と語り、さらに「歌舞伎の可能性、演出をどうするのか、凌駕して超越しているところに歌舞伎の面白さがある……新しい晴明を立ち上げる、團十郎ですので、荒ぶるものを見て欲しい、今までにない、新しい晴明を立ち上げます」と力を込めてコメント。
また、作品の構想について今井豊茂は「安倍晴明は陰陽師とかのイメージですが。そういうイメージとは全然違う晴明、團十郎さんの歌舞伎俳優としての魅力を…新たな晴明、窮地に立たされて、それを乗り越えるような…」と全く新しい安倍晴明をイメージし、そこで團十郎が「晴明誕生?」と今井豊茂に問いかける一幕も。続けて「バランス一つで世の中が乱れていく、微妙なバランスで世の中は保たれている」とコメント。広井王子は「團十郎さんがいらっしゃる、そこに何かが誕生する…もっと自分で動こうよっていうメッセージ」と語る。ケント・モリは「この空間、自由に絵を描いていいんだ、空間のキャンパス、ストーリー、演出、脚本、楽しみでしかない。イメージが形となって誰が見ても伝わるものがある、動きを共通言語としてストーリーが伝わっていく…ここにいるスペシャルな皆さんが教えてくださる…」とコメント。
市川團十郎は「新しいことをする、團十郎という名前は襲名から意識しています。ぼちぼち動き出さなきゃというところへこのお話し。皆さんのお話しをお伺いし、イメージが湧いてきました」と語る。また、田中傳次郎は嶋﨑斗亜については「空気感が素晴らしい、登場するだけで風が変わる、それはアイドルとしては大事…みんなが揃った、今回は歌舞伎、日本がテーマです。その中で自分の音楽がどう携わるのか、歌舞伎の音楽、神楽、すごく楽しみです」とコメント。
公演は来年の2月より、チケット一般発売は12月7日より。
概要
JAPAN THEATER『SEIMEI』
Supported by 飯田グループホールディングス
日程・会場
大阪
2025年2月19日〜24日 オリックス劇場
東京
2025年3月1日〜23日 THEATER MILANO-Za
出演:市川團十郎 嶋﨑斗亜
脚本:今井豊茂
演出:広井王子
音楽:SUGIZO
神楽振付:ケント・モリ
歌舞伎音楽:田中傳次郎
公式サイト:https://japantheater.com