白石加代子, 朝月希和, 荒井敦史, 三林京子 etc.出演 藤間勘十郎文芸シリーズ『其噂妖狐譚』上演

妖しの世界を演じては当代一の女優・白石加代子と歌舞伎の演出家・藤間勘十郎がタッグを組んでお贈りする「妖狐譚」。
藤間勘十郎文芸シリーズ其の五『其噂妖狐譚』が2025年2月に京都・東京で上演。
「藤間勘十郎文芸シリーズ」はスタートから10年を迎え今作は、美しい女性に姿を変え、悪行を重ね国を滅ぼさんとしていた金毛九尾(きんもうきゅうび)の狐をとりあげる。

中国、インド、日本などに伝わる伝説は、日本では那須野が原の「殺生石伝説」として、能「殺生石」、文楽・歌舞伎の「玉藻前」や、アニメなど様々な芸能・文学にも登場。
上演台本・演出の藤間勘十郎が様々な伝説の世界に独自のエッセンスを取り入れて「妖狐譚」を作劇し、格調高く雅やかで妖しいエンタテイメントの世界へ皆さまを誘うオリジナル作品。
主演・賎の女(実は金毛九尾の狐)役に、日本演劇界のレジェンド白石加代子が挑む。
妲己(実は金毛九尾の狐)役には、元宝塚歌劇団トップ娘役からグランドミュージカルの出演が続く朝月希和、
玄奘法師/紂王(二役)に、舞台「熱海連続殺人事件」など多くの作品で主演を務める実力派俳優、荒井敦史。
さらに元宝塚歌劇団雪組トップ娘役で退団後も多数の舞台や近年は声優など活躍の幅を広げている舞羽美海。
そして、朝ドラをはじめ多くのドラマや舞台、落語家・三代目/桂すずめとしても活躍している三林京子ほかが出演。

物語
玄奘法師は、元は猟師の十作と言ったが最愛の妹を妖怪に殺され、その死別により出家した。
修行の旅の途中、那須野ケ原で道に迷い、俄かに見えた一ツ家に一夜の宿を借りる。
そこの主が一夜のなぐさみに、糸繰りの唄にのせ、妖怪の話を語り始める。
―――時は殷王朝末期。皇帝紂王の弟・薄雲は王朝を我が物にするため、兄・紂王に人心を乱すと噂のある、天竺の国の秘宝花陽夫人の姿絵を見せる。紂王はその絵の術にかかり心奪われ絵姿の女を求め逐電してしまう。
側臣・費仲は薄雲の行いを「謀反」と言いたてた為、追放されてしまう。
一方、松江の浜にある殺生石まで来た紂王は、その石が割れて中より絵姿に生き写しの女が現れ「妲己」と名付けて館に連れ帰る。
そんなある日、追放となった費仲の夢枕に観世音菩薩が立つ。今の紂王は妲己の言いなりで悪政を行っていること、そしてその妲己こそ実は金毛九尾の狐で、薄雲と結託してこの国を我が物にしようと企んでいる事を告げられる。さらに、その妖力を破るのに必要な「獅子王の剣」を費仲に授け、もう一つの「水神の鏡」は王宮にあるが妖力によってその力が弱っており、龍の年月揃った夫婦の血を注げば光を取り戻し、必ず妖魔を退治できることを告げられて…。

概要
藤間勘十郎文芸シリーズ 其の五
『其噂妖狐譚』ーそのうわさだっきものがたりー
上演台本・演出:藤間勘十郎
音楽:苫舟
製作:アーティストジャパン
出演:賎の女 実は 金毛九尾の狐=白石加代子
妲己 実は 金毛九尾の狐=朝月希和
玄奘法師/紂王(二役)=荒井敦史
紂王弟 薄雲=沢栁優大
陰陽巫女天女=白勢未生
費仲妻 張楊=舞羽美海
妲己乳母 胡喜媚 実は 妖怪雉鶏精=三林京子
会期会場:
京都:2025年2月11日(火・祝) 京都芸術劇場 春秋座
東京:2025年2月18日(火)~24日(月・祝) あうるすぽっと
チケット:アーティストジャパンチケットセンター、イープラス、ローソンチケット
チケット一般前売り:11月11日(月)
問合: 03-6820-3500 https://artistjapan.co.jp/