EPAD Re LIVE THEATER in Tokyo 〜時を越える舞台映像の世界〜 開催

EPADは、「東京芸術祭 2024」開催期間中に、東京芸術劇場アトリエイーストにて、ミニシアターによる上映会を開催。

これまでに2,700作品以上の舞台作品映像を収蔵してきたEPADでは、2023年度より、収集した舞台公演映像の利活用の一環として各地での舞台映像の上映会に本格的に取り組んでおり、上映会では、8Kで収録された定点映像の上映や、立体音響を施した上映など、さまざまな角度から、スクリーンを通した舞台作品との出会いを試みてきた。今回は「名作とともに時代を振り返る、未来を想像する」をテーマに、EPADに収蔵されている作品群の中から《岸田國士戯曲賞受賞作》を取り上げます。140インチサイズのスクリーンを用いた「ミニシアター」と、テレビモニターで視聴する「鑑賞ブース」により、アトリエ内に名作とともにあった時間が蘇る。また会期中には、デジタルアーカイブの可能性を語るトークイベントや、舞台作品の収録や配信における音楽権についてのレクチャー&シンポジウムも開催。

【ミニシアター・鑑賞ブース】
EPAD Re LIVE THEATER in Tokyo 〜時を越える舞台映像の世界〜
日程・会場:2024年9月19日(木)〜9月29日(日) 東京芸術劇場内・アトリエイースト(東京都豊島区西池袋1丁目8−1)
料金:無料(事前予約制)
定員:ミニシアター:20名/回、鑑賞ブース:2名/台(全2台)
特設ページ:https://epad.jp/news/tokyo-festival2024/

<ミニシアター上映作品>
劇団転形劇場『小町風伝』(1978年受賞)
劇団レクラム舎『人類館』(1978年受賞)
転位・21『漂流家族』(1982年受賞)
劇団 夢の遊眠社『野獣降臨』(エディンバラ国際芸術祭参加作品)(1983年受賞)
劇団3○○『ゲゲゲのげ 逢魔が時に揺れるブランコ』(1983年受賞)
彗星’86『十一人の少年』(1984年受賞)
岸田事務所+楽天団『糸地獄1990』(1985年受賞)
第三エロチカ『新宿八犬伝 第一巻―犬の誕生―』(1986年受賞)
劇団離風霊船『ゴジラ』(1988年受賞)

<鑑賞ブース・視聴可能作品>
第三舞台『スナフキンの手紙』(1994年受賞)
青年団『東京ノート・インターナショナルバージョン』(1995年受賞)
株式会社文学座『ぬけがら』(2005年受賞)
ままごと『わが星』(2010年受賞)
庭劇団ペニノ『地獄谷温泉 無明ノ宿』(2016年受賞)
範宙遊泳『バナナの花は食べられる』(2021年受賞)
ぱぷりか『柔らかく搖れる』(2023年受賞)

<トークイベント・シンポジウム>
詳細:https://epad.jp/news/tokyo-festival2024_talk/

◉トークイベント『舞台芸術のデジタルアーカイブが未来につなぐ可能性』
「舞台芸術のデジタルアーカイブが未来につなぐ可能性」と題し、上演された時間を、映像というかたちで保存することにより、未来へとつながる可能性について語るトークイベントを開催いたします。ゲストには古典を補綴という方法で現代に伝える木ノ下裕一氏と日本現代演劇の研究者である新里直之氏をお招きいたします。
日時:9月22日(日)19時15分〜20時
会場:東京芸術劇場・ロワー広場
登壇者:木ノ下裕一氏(木ノ下歌舞伎主宰)
新里直之氏(京都芸術大学舞台芸術研究センター研究職員)
司 会:坂田厚子事務局長
予約等:入場料無料(要予約/当日券あり)

◉トークイベント『1980年代の日本の演劇を語る』
転位・21の劇作・演出の山崎哲氏をお招きし、演劇評論家の西堂行人氏とのトークを開催。小劇場ブームとも言われた1980年代の日本の演劇について、その特徴や時代背景などを語ります。
日時:9月23日(月・祝)13時〜14時
会場:東京芸術劇場・ロワー広場
登壇者:山崎哲氏(劇作家・演出家、新転位・21)、西堂行人氏(演劇評論家)
予約等:入場料無料(要予約/当日券あり)

◉アフタートーク
劇団レクラム舎『人類館』終映後、アフタートークを実施します。
日時:9月25日(水)16:00 劇団レクラム舎『人類館』終映後
会場:東京芸術劇場・アトリエイースト
登壇者:鈴木一功氏
※該当回のチケットをお持ちの方がお入りいただけます。アフタートーク単体でのご予約は承っておりませんので、あらかじめご了承ください。

◉シンポジウム『舞台映像が公開できない!〜原盤権・シンクロ権に関するレクチャー&シンポジウム』
舞台作品を収録し、DVDや配信など映像として取り扱う際には音楽(著作権と原盤権)の権利処理を適切に行うことが不可欠です。いずれかでも処理できないと曲の差し替えを検討することになり、重要な曲であれば映像はお蔵入りとなります。また、その影響もあり、現在舞台公演では最初から既存曲は使わない、フリー音源を使用したり、既存曲でも独自演奏して音源を作る、といった動きが広がっています。それは、舞台芸術の今後にとって何を意味するのか。
福井健策EPAD代表理事による原盤権、シンクロ権に関する公開レクチャーと共に、最前線の現場のゲストをお招きして今後を共に考えるトークを開催します。
日時:9月29日(日)13時〜14時30分
会場:東京芸術劇場・ロワー広場
登壇者:篠田麻鼓氏(株式会社ホリプロ執行役員、公演事業本部長)
城田晴栄氏(株式会社ループホール代表取締役、弁理士)
福井健策氏(一般社団法人EPAD代表理事、弁護士)
予約等:入場料無料(要予約/当日券あり)

<予約>
【ミニシアター】
イープラス(全席自由)
https://eplus.jp/epadtheater/
※プレイガイドにおいて、システム手数料(220円)と発券手数料(110円)が発生いたします。スマチケご利用の場合は、スマチケ利用料(330円)が発生いたします。
※未就学児入場不可

【鑑賞ブース】
以下の予約フォームより、ご希望のお日にち・時間を選択の上、お申し込みをお願いします。自動返信の確認メールを持って予約完了となります。ご視聴日当日、その場でお好きな作品をお選びいただき、ご鑑賞いただけます。
鑑賞ブース[60インチ①]
https://calendar.app.google/SJDiuftzxjjWV84C9
鑑賞ブース[60インチ②]
https://calendar.app.google/sWDbehXtvfDs5seK7

【トークイベント・シンポジウム】
https://forms.gle/WhVtNRjPt2wTzuXY6

主催:一般社団法人EPAD
協力:東京芸術祭実行委員会
助成:文化庁 人材育成・収益化に向けた舞台芸術デジタルアーカイブ化推進支援事業

<お問い合わせ>
EPAD事務局
info@epad.terrada.co.jp

★EPADとは
舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業(Eternal Performing Arts Archives and Digital Theatre)の略称で、
舞台映像、戯曲、美術資料等のデジタルアーカイブ化や利活用を進めると共に、
その収録、保存、配信、上映、教育利用などの標準化と、
利用を可能にするための権利処理のサポートを行うことを通して、
舞台芸術の収益力や対外発信の強化を支援することを目的として活動しています。