レジェンド声優11人が歌うMV発表 映画『まぜこぜ一座殺人事件〜まつりのあとのあとのまつり〜』会見レポ

俳優の東ちづるが企画・構成・プロデュースを手がけ、2017年に立ちあげたエンターテインメント集団「まぜこぜ一座」を舞台に描いた社会派コメディサスペンス映画『まぜこぜ一座殺人事件〜まつりのあとのあとのまつり〜』が10月18日より劇場公開される。
公開前にレジェンド声優11人が歌うMV発表された。歌うのは井上和彦・かないみか・坂本千夏・島本須美・関 智一・高乃麗・日髙のり子・深見梨加・松本梨香・三ツ矢雄二・山寺宏一(五十音順)。アレンジャーには、国内外を問わず数多くのミュージシャンへの楽曲提供をはじめ、編曲やプロデュー スなど幅広く手掛けるYANAGIMAN。これまでの3作品(*)とは全くティストの異なるドラマチックな愛の歌となっている。
「普通なんてないんだよ。あなたはそのままでいい♫」力強くて優しいメッセージソング「Get in touch!」の第4弾。
制作は「まぜこぜの社会」をめざして活動をする一般社団法人Get in touch(代表:東ちづる)。
都内で会見が行われた。登壇したのはかないみか、日髙のり子、深見梨加、三ツ矢雄二、YANAGIMAN。MCは東ちづる。
最初に東ちづるが一般社団法人Get in touchの成り立ちと活動、そして今回の映画のエンディングソングについての説明があった。2017年に
まぜこぜ一座を旗揚げ、東ちづるは「多様性について考えて欲しい」と強く語る。

映画の出演者は「まぜこぜ一座」の座長役の東ちづるをはじめ、ほとんどが本人役。義足・車椅子ユーザー、全盲、ダウン症、聾、ドラァグクィーン、トランスジェンダー、こびとなどなど、特性豊かなまぜこぜ!殺人事件(東ちづるが殺される!)をきっかけに、マイノリティパフォーマーたちの本音と疑問、怒りと笑いが爆発。社会派コメディサスペンスなので、もちろんバッドエンドではない。大笑いしながらふとさまざまなことを考えさせてくれる映画だ。
レジェンド声優が11名出演するMVが会場で披露、歌声もさることながら、声優が発するセリフが秀逸、グッとくるものがある。それから、共に活動している三ツ矢雄二が登壇、映画を観に行った”ご縁”だとか。「何かお手伝いできることはありませんか?って言ったら即来た!巻き込まれまして(笑)」と三ツ矢雄二。今回のMVに関しては声がけはもちろん、三ツ矢雄二。「いろんな声優さんに声かけました。ボランティアなので、事務所が通せないので個人的にあたりました」とコメント、それで実現したのだが、錚々たるメンツ。「世界中に声優ファンがいる」と三ツ矢雄二。

アニメ人気、そして声優人気、このメンツで揃えるのに1年かかったそう、しかもスケジュールを合わせるのもなかなかハードだった様子。それから、かないみか、日髙のり子、深見梨加、YANAGIMANが登壇。参加に至るまでのエピソード、かないみかは「三ツ矢さんから『歌ってくれない?』と…断る理由がない、参加したいなーと思いました。このメンバーで歌うんだ!と。すごい楽しかった!」と笑顔で。日髙のり子は「三ツ矢さんからご連絡いただいて…活動を一生懸命やってるのは知ってました。曲聴いたら涙が出てっきて、活動したいなと思い、参加させていただきました。大きな懐に飛び込んでいくような…嬉しい、感動しました」とコメント。

深見梨加は「大好きな三ツ矢さんから言われたら断れない(笑)参加させていただきましたが、ありがたい、改めてビデオ観てすごいメンバー!私、いいのかな?って思っちゃいました。このメンバー、芸歴全てをかけて取り組んでいます、改めて感動しました」と語る。三ツ矢雄二は「NOとは言わない人たちに声かけました(笑)」とぶっちゃけ。東ちづるは「決まっていく瞬間ごとに『おお〜』と…三ツ矢さんの人徳」と言ってる側で「『やるから』って言える人しかいない」と三ツ矢雄二。

YANAGIMANは「『すごい方々と共演できるなんて!』と演奏の方々が言ってました」とコメント。まさにキラ星のような声優陣。時間をかけてレコーディングしようとしたが、実際にはほぼほぼ一発で!だったとか。またセリフ部分については東ちづるは「セリフはキーですが、これが難しい」と言えば、三ツ矢雄二は「いろんなバリエーションのセリフがありまして、いろんな人がいる、という表現です」と語る。映画については「元気になる映画」(かないみか)、「三ツ矢さん、しっかり写ってるし!エンディング聴いていただける、皆さん優しい気持ちになって仲良くできたら」(日髙のり子)、「まぜこぜしすぎだろうって(笑)、見るからに楽しそうな…参加させていただいてありがたい。これが当たり前の世界になるといいなと」(深見梨加)。三ツ矢雄二は「ぜひ、みなさんに観ていただきたいエンディングテーマになっていますので。映画も、もちろん面白いです!」と言い、東ちづるは「フィクションとごちゃ混ぜ、本当のエピソードも語ってもらっています!」とのこと、公開は10月18日、もちろん舞台挨拶も当然行われるのだが、この日は、なんと三ツ矢雄二の誕生日!!!しかもこの日、ついに『大台』になる年齢。また、東ちづるは公開劇場に関して「沖縄から北海道まで決まっています!」とアナウンス、最後に「面白いです!」と三ツ矢雄二が締めて会見は終了した。

フォトセッションの後、囲み取材会も行われた。
東ちづるは改めて「世界中の人たちに届かせたかった。三ツ矢さんに相談して、2年かけて…」と言えば、三ツ矢雄二は「いろんな事情でダメだった人もいて、悔しがった人も」と人選の悲喜交々を明かした。さらに「小さい子からお年寄りまで知ってる声優さんに。いろんなアニメファン、声優ファンの方にきいてもらいたい」といい、絶対条件としては「キャリアのある方々でまぜこぜに賛同してくれる方」とコメント。声がけについては日高のり子が改めて「三ツ矢さんから言われると絶対に断れない(笑)」といい、かないみか、深見梨加が大きく頷く。とにかく声優業界、三ツ矢雄二の存在感は…半端なく大きい!そして三ツ矢雄二の声がけでこれだけのメンツが!そして聴いてみるとわかるが、YANAGIMANのアレンジが!「素晴らしい!」と三ツ矢雄二。だが、当の本人は「(これだけの)声優さんが入ってきて、また大きく変わって…」とコメント。
映画については「あっと驚くどんでん返しが!」、最後まで映画を観てエンディングソングを堪能したい。
最後に東ちづるが「10月18日から公開です。エンドロールでレジェンド声優が歌います、ぜひ!」と呼びかけて会見および取材会は終了した。
公開映画館については公式サイトを。

予告編

*「Get intouch!」-MAZEKOZEの社会をめざすメッセージソング- これまでの3作品
サルサガムテープ+Get

YANO BROTHERS+Get

佐藤ひらり+Get

あらすじ
特性あるプロのパフォーマー集団、まぜこぜ一座は、舞台「歌雪姫と七人のこびとーず」
終演後、関係者と共に打ち上げ会場に集っていた。興奮と談笑の中で、座長の東ちづるの楽屋から悲鳴が響く。座員たちが駆けつけると、そこには首を絞められて息絶えた東の姿。
驚愕する座員と関係者。だが楽屋のフロアのエレベーターは使えず、携帯の電波も遮断されていた。「犯人はこの中にいる」と確信するドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダが、義足のダンサー森田かずよを助手に犯人探しを始める。なぜ?誰が?座長 東に憎しみを抱く者なのか?ドリアンが探る中で、座員、それぞれが抱えていた不満が露わになり、事件は思いがけない展開に!

概要
映画『まぜこぜ一座殺人事件〜まつりのあとのあとのまつり〜』
監督:齊藤雄基
出演:東ちづる、大橋弘枝、ダンプ松本、ドリアン・ロロブリジーダ、桂福点、野澤健、マメ山田、三ツ矢雄二、峰尾紗季、森田かずよ、矢野デイビット、悠以 / 石井正則、芋洗坂係長、山野海(五十音順)
脚本:エスムラルダ
企画・プロデューサー:東ちづる
制作・提供・配給:一般社団法人Get in touch 
配給協力:ポニーキャニオン
宣伝:Action Inc.
2024年/日本/92分/カラー/ステレオ
© 2024一般社団法人Get in touch
バリアフリー字幕・音声ガイドアプリ「HELLO! MOVIE」に対応作品
10月18日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて順次全国公開
公式サイト:公式サイト:http://www.mazekoze-matsuri.com