風間杜夫,萩原聖人,竪山隼太出演 二兎社公演 48『こんばんは、父さん』上演

震災と原発事故後の空気感を2024 年の日本で再現、『こんばんは、父さん』が12月に開幕する。

初演の舞台は、大震災と原発事故の記憶も新しい 2012年の秋に、世田谷パブリックシアターで上演され、連日大入り満員を果たしました。未曾有の事態の中で露わになった「まさか!」の、しかしよく考えてみれば「やっぱり!」だったニッポン。あれから 12 年、この国はどのように変わったか、あるいは変わらなかったのか。この問いを 2024年の今、新たに投げかけていく。

永井愛による“レア”な男性3人芝居
樋口一葉や平塚らいてうなど歴史上の人物のほか、生活苦に直面するシングルマザー、人生の曲がり角にさしかかった中年女性など、有名無名を問わず多くの印象的な “女性像”を観客に提示してきた永井愛によるレアな男性3人芝居。出会うはずのなかった 70 代、40 代、そして20 代の男が、偶然にも一堂に介し、特別な時間を共有します。
日本の近現代史を背景にした濃密な人間ドラマ登場人物は年代の異なる3人の男性のみ。廃墟となった工場の中、夕方から夜にかけて、彼らがそれぞれ抜き差しならない状況にいることが明かされていきます。お互い崖っぷちに立ちながら、その場の主導権を握ろうとしたり、嘘をついたりはぐらかしたりする男たちの姿は滑稽そのもの。わずか 100 分ほどの間で、客席を笑いの渦に包みながら、日本の近現代史を背景に濃密な人間ドラマを浮かび上がらせる、壮大かつ繊細な舞台です。

<出演者>
アングラから商業演劇まで縦横無尽に活躍を続ける“演劇界のレジェンド”風間杜夫が「父さん」役で二兎社に初登場。同じく二兎社初出演の萩原聖人が、一流企業の出世頭から社会の負け組へと転落した息子・鉄馬を演じます。また、ひょんなことから父子と関わりを持つ青年・星児に、さいたまネクスト・シアターで蜷川幸雄に鍛えられ、若手実力派俳優として評価の高い竪山隼太をキャスティングしました。

概要
日程・会場:2024年12月6日(金)~26日(木) 俳優座劇場
作・演出:永井愛
出演:風間杜夫 萩原聖人 竪山隼太

公式サイト:https://nitosha.com/nitosha48/

全国公演あり。チケットのお問い合わせは各会館へ。

○11月30日(土)埼玉/富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
○1 月11日(土)滋賀/滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
〇1 月13日(月祝)愛知/メニコン シアターAoi
〇1 月18日(土)兵庫/兵庫県立芸術文化センター
〇1 月25日(土)愛知/パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)
○2 月1 日(土)埼玉/所沢市民文化センター ミューズ
○2 月11日(火祝)愛知/穂の国とよはし芸術劇場PLAT
〇2 月15日(土)・16日(日)長野/サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)
○2 月22日(土)福島/いわき芸術文化交流館アリオス
〇2 月24日(月祝)山形/東ソーアリーナ