「トム・プロジェクト 30周年記念公演 第三弾『おばぁとラッパのサンマ裁判』」、2025年2月3日から9日まで東京・紀伊國屋ホール、24日に秋田・有田市民会館 紀文ホール、3月2日に大阪・すばるホールで上演。
1960年代に起きた、沖縄返還のきっかけとなった裁判の様子が描かれる。
アメリカの支配下にあった沖縄、法廷闘争に挑んだ魚屋と弁護士。魚屋のおばぁと“ラッパ”と呼ばれた弁護士が求めたのは、大衆魚サンマへの不当な関税の撤廃。出演者は柴田理恵、太川陽介、大和田獏、鳥山昌克、森川由樹。劇団チョコレートケーキの古川健が劇作、日澤雄介が演出。
アメリカ統治下に置かれた沖縄では、琉球列島米国民政府の高等弁務官布令17号(1958年公布)の物品税法が適用され、日本からの輸入品には20%の関税がかけられていた。1尾25セントのサンマは、関税がかかると30セントに。ところが布令の条文に明示されていた日本で獲れる魚介類の中に、サンマの文字はなかった。それを知った一人のおばぁが「サンマに関税がかかっているのはおかしい!」と、琉球政府を相手に収めた税金の還付訴訟を起こした、実際にあった話を元にしている。
あらすじ
1960年代、アメリカの支配下にあった琉球。
まっこうからアメリカに法廷闘争を挑んだ魚屋さんと弁護士がいた。
おばぁとラッパが求めたのは大衆魚サンマへの不当な関税の撤廃…
これはまだ沖縄が日本でなかったころ、絶対的権力者高等弁務官に挑んだウチナーンチュたちの物語。
概要
トム・プロジェクト 30周年記念公演 第三弾「おばぁとラッパのサンマ裁判」
日程・会場
東京
2025年2月3日(月)~2025年2月9日(日) 紀伊國屋ホール
千葉
2025年2月13日(木) 野田ガスホール
福井
2025年2月22日(土) いまだて芸術館
和歌山
2025年2月24日(月・振休)有田市民会館 紀文ホール
大阪
2025年3月2日(日) すばるホール
スタッフ
作:古川健
演出:日澤雄介
出演:
柴田理恵 / 太川陽介 / 鳥山昌克 / 森川由樹 / 大和田獏
※茨城・長野公演あり。
※シニア(60歳以上)、U-30、親子割引あり。
公式サイト:https://www.tomproject.com