劇団アレン座座付き演出家、鈴木茉美による鈴木茉美のアトリエ、舞台『風が吹かない、コンクリートの上で立ち尽くす』が開幕した。
本作は、文化祭が迫る風無高校2年2組の日常から始まる。どこにでもある平和な日常を過ごす高校生のクラスメイトたちの、SNSの裏垢が流出することから物語が急展開。 絶妙なバランスで保たれた身動きの取れない学生達の崩壊と再生を描く。 崩壊を恐れず進む変化か、平穏を維持する停滞か、彼らは閉ざされた社会で何を選択していくのか? 現代社会のSNSを通した誹謗中傷問題に真摯に向き合い、さまざまなポジションにいる人々の心を優しくすくいあげるストーリーとなっている。
公演は、シアター風姿花伝で10月13日まで。
鈴木茉美は大学で臨床心理を専攻し、社会心理や行動心理、発達心理にも興味を持ち、行動心理士や家族療法カウンセラー、チャイルドカウンセラーの資格を持つ。沖縄のシングルマザーを描いた映画『遠いところ』では共同脚本を担当し、様々な国際映画祭でノミネートされ、東京フィルメックスにて観客賞を受賞した。2017年に脚本・演出を務めたTOU-JYUKAI-DENは、伊藤熹朔賞のファイナリストに選出。 2022年には佐藤佐吉賞で2作品がノミネートされ、舞台『秘密基地』で特別賞を受賞。本年、舞台『いい人間の教科書。2023ver』がカンゲキ大賞を受賞。
<INTRODUCTION> だから、どうやったって、前に進めないって、 つまりは、どうやって前へ進んだらいいのかってことで、 何を信じたらいいか、可能性がどうとか、そういう曖昧じゃなくて、 自分にだって何か、何かって、 学校って、だから結局、何を教えてくれるところなんだよって、 これからとか、社会とか、そんなんよくて、 今を、教えてくれよ、、、
<STORY> 文化祭が迫る風無高校2年2組。スクールカーストに翻弄される生徒たちと、それに悪戦苦闘する教師たち。絶妙なバランスで保たれた身動きの取れないクラスがいよいよ迎える文化祭。崩壊を恐れず進む変化か、平穏を維持する停滞か、彼らは閉ざされた社会で何を選択していくのか?
概要
鈴木茉美のアトリエ -だから、どうやったって、前に進めないって、つまりは、どうやって前へ進んだらいいのかってことで、- 舞台「風が吹かない、コンクリートの上で立ち尽くす」
日程・会場:2024年10月10日(木)~10月13日(日)全6st シアター風姿花伝
脚本・演出:鈴木茉美(劇団アレン座)
CAST:井手上桜子 上沼悠史 逢坂由委子 大宅聖菜 栗田学武 桑原勝 杉山月渚 髙浪兼生 戸村咲子 中川涼香 中畑光貴 萩原稔 藤井花歩 藤田和奏 丸山大翔 ミノリ 村上拓哉 (50音順)
公式HP:http://allen-co.com/allen-atelier/