ホリエモン主演、新作ミュージカル「ブルーサンタクロース」製作発表会レポ

堀江貴文主演&プロデュース、ミュージカル「ブルーサンタクロース」が、2024年12月12日~12月18日に東京キネマ倶楽部で上演。昨年までのタイトル「クリスマスキャロル」から一新されたこの作品は、脚本家に鈴木おさむ氏を招いて特別に書き下ろされた完全新作となる。

ブルーのサンタクロース姿で登壇。

新作ミュージカル「ブルーサンタクロース」は、堀江貴文演じる主人公・堀米貴文が自らの苦難の人生を乗り越え、クリスマスの喜びを取り戻していく感動の物語。裕福でない家庭に育ち、父の自殺や刑務所での経験からクリスマスを嫌う堀米が、サンタクロース予備校での訓練を通じて心を開き、少年・三太との交流を通じて自らの過去と向き合う。
また、日本の有名クリスマスソングが随所に散りばめられており、物語に一層の感動を与える構成。
脚本は、「SMAP×SMAP」やNetflix作品「極悪女王」が話題の元・放送作家の鈴木おさむが、堀江からの依頼により引退前にオリジナル作品を作成。
演出は、俳優として舞台『刀剣乱舞』山姥切国広 単独行 -日本刀史-や『MASHLE』THE STAGEに出演し、演出ではSTU48船上公演や、SEPT「WORLDBROKER」なども手がける、ウチクリ内倉。
ヒロインの三太を演じるのは、2023年公演の舞台「エヴァンゲリオン ビヨンド」や映画「瞼の転校生」に出演する女優、村田寛奈。堀米の同級生グレーサンタを演じるのは、俳優、ダンサー、演出家、振付師、アクセサリーデザイナーと多方面で活躍する、町田慎吾。また、本作は“ホリエモン”発案の「ミュージカル×グルメ」という新たなスタイルの演劇。今年は「amorphous(アモルファス)」の李 俊煌(イ チュンファン)シェフプロデュースのフルコースを用意。出演キャストが劇中で使った小道具や激レア商品がゲットできるブルーサンタクロース限定クラウドファンディングも公開予定。
都内某所で会見が行われた。登壇したのは主演&プロデュースを行う堀江貴文。青いサンタクロースの衣装(赤ではない、念の為)。

昨年の公演の様子。楽しそう。

昨年までは「クリスマス・キャロル」、原作は英国の文豪チャールズ・ディケンズの中編小説。守銭奴で冷血なスクルージがクリスマスの夜に大天使・ミカエルに出会い、自身の過去・現在・未来を旅することで、その考えを改めるという、クリスマスミュージカルの定番。2010年のニコニコ動画が配信するミュージカル「ニコニコミュージカル クリスマス・キャロル」がきっかけ。「IT経営者として未曾有の成功を収めながらも、周りに疎まれる男」という設定が功を奏し、休止期間はあったものの毎年12月に上演。そして今年はオリジナルミュージカル、しかもタイトルは「ブルーサンタクロース」。脚本は鈴木おさむ、堀江貴文とは”同級生”、同い年。そういうこともあって堀江貴文曰く「遠慮なくイジってもらえる、言ってもらえる」とコメント。鈴木おさむ最後の舞台脚本となる。これはかなり面白くなりそう。
そして恒例のお客様サービスは”継続”、俳優陣がお客様のところに降りてきて色々サービスしてくれる。「他の演劇にはないことをやる」というのが堀江貴文のモットー、ここは決してぶれない。物語の設定、なぜサンタクロースがブルーなのか、それは「底辺のサンタ」だから、また、「転生」ものでもあるので、ここは楽しみなところ。

物語の流れはこんな感じ。
名曲揃い。ほぼ全部知ってる!という方も。

曲はクリスマスにちなんだJ-POP、よく知ってる名曲が次々と出てくるので、ふと自分自身のクリスマスの思い出と重ねてしまう観客もいることであろう。
キャストは去年から引き続きのメンバーもいるが、オーデションで新参加のメンバーも。かなりの大所帯。
話題のVIP席はフルコースのディナー、超豪華なメニューが予定されている。なお、12000円の席は瞬く間に完売したとのこと。
メニューがスライドで公開。

VIP席にはキャストが挨拶に、もちろんシャンパンで気分もアップ。「毎年、来て頂いてる方もいらっしゃいます」と堀江貴文。ちなみに毎年これだけのことをやって「儲からないイベント」とコメント。年末、楽しい気分になれるイベントを催すだけでも価値がある。
そして今回、「ブルーサンタクロース」にした理由については「2010年初演の時は右も左もわからなかった」といい、そこから回を重ね、「余裕ができたので」とのことで、プロデュースも行ったとのこと。
また「演劇は本来、ご飯を食べながら観ていた、歌舞伎の『幕の内弁当』とか…これが昔ながらの本来の演劇の姿」と語る。江戸時代、芝居見物だけでなく、様々なおいしいものを食べる楽しみもあり、桟敷には水菓子やまんじゅうを運んでくれるなど芝居茶屋はサービス満点で、1日かけて芝居を楽しんでいた。いわば、”原点回帰”ともいえる、豪華フルコースを堪能しながらの観劇。
また、回を重ねるごとに裏方の仕事、演出、キャスティングの勘所もだんだんわかってきたという堀江貴文。そこで「完全新作でベストメンバーで」ということに。また、ストーリーについては「『クリスマスキャロル』っぽいほっこりとした作品にしてください」と脚本の鈴木おさむに、でも「おさむさんに任せています」と語る。どんな物語が紡がれるのか、そして豪華フルコースは、そこは会場の東京キネマ倶楽部で!

概要
日程:2024年12月12日(木)~18日(水)(全10公演予定)
場所:東京キネマ倶楽部(東京都台東区根岸1-1-14)
脚本:鈴木おさむ
演出:ウチクリ内倉
出演:堀江貴文、村田寛奈、町田慎吾、鍵本輝、柳下大、田島芽瑠、美莉、澤田拓郎、田代明、花澤桃花、財部亮治、岡村茉奈、山咲和也、Ayano、大津夕陽、すずきゆい、後藤泰観、横山智佐、山崎雅志、松野咲紀、武井麻実、鈴木萌恵、Ken
チケット発売日:10月19日(土)18:00
チケット価格: 2階 VIP席:150,000円 1階 ディナー付きテーブル席:50,000円 1階 軽食付き椅子席:12,000円(完売)
公式ホームページ:https://blue-santa.com/
公式X:https://x.com/Bluesanta2024
チケットサイト:https://t.livepocket.jp/t/blue-santa