荒牧慶彦,和田雅成,和田琢磨,染谷俊之,橋本祥平,田中涼星etc.出演 舞台「あいつが上手で下手が僕で」-人生芸夢(ゲーム)篇- 開幕

「あいつが上手で下手が僕で」は、2021年に始動したドラマ&舞台連動作品。同シリーズでは、お笑い界という“大海原”に揉まれ、漂流した者が最後にたどりつく場所・湘南劇場に集まった芸人たちの物語が展開してきた。シーズン3の締めくくりとなる今作では、エクソダス、ラストワルツ、ロングリードという3つのコンビの姿が描かれる。テレビドラマ「あいつが上手で下手が僕で」の脚本をシーズン1から3まで担当してきたヨーロッパ企画の左子光晴が、本作の脚本も担当。また吉谷晃太朗が演出、橋本和明が企画を手がける。
出演は、エクソダスの時浦可偉役を務める荒牧慶彦、島世紀役を務める和田雅成、ラストワルツの岬一碧役を演じる和田琢磨、高砂真夜役を演じる染谷俊之、そしてロングリードの湾野岳役を担う橋本祥平、犬飼佑役を担う田中涼星他。なお、配信も決まっているので劇場に足を運べない方はこちらで。

エクソダスの時浦可偉(荒牧慶彦)と島世紀(和田雅成)。
ラストワルツの岬一碧(和田琢磨)と高砂真夜(染谷俊之)。
ロングリードの湾野岳(橋本祥平)と犬飼佑(田中涼星)。

国内最大級の漫才大会だというのに、なぜか直前に色々、問題が起こる彼ら。エクソダスの二人、時浦可偉(荒牧慶彦)は特に「こうありたい」というビジョンがない。相方の島世紀(和田雅成)は借金まみれ、時浦から借りた30000円もそのまま返していないばかりか、やばそうなところからかなり借りた模様。ラストワルツの岬一碧(和田琢磨)は医者一家、自分だけが医者じゃないばかりか、漫才を目指して家族内では浮いた立場。そんな時に電話が…父がまさかの末期がん。その相方の高砂真夜(染谷俊之)は決勝進出も夢じゃない状況で浮かれポンチ状態。ロングリード、湾野岳(橋本祥平)のアパートで犬飼佑(田中涼星)がグダグダ。悩み、問題、夢がないetc.こんな状態でも漫才大会の日は刻一刻と迫ってくる。さて、「38(サンパチ)ファンタジスタ」、どうなるのか???が大体の流れ。

誰がどう見てもヤバそうな二人。
オヤジはいつも暑苦しい、声が大きい。
なぜかカメラ目線(笑)。
表情の落差が!
直前にある秘策を思いつき…。

早々にいかにもヤバそうな人に拉致される島、べらぼうな利子、それでも一攫千金を狙ったりしてダメダメな島、漫才大会の賞金を返済に当てようと(まだ大会が始まってないのに)。湾野のアパートでは犬飼がせっせと掃除したり、背丈の差もさることながら、なかなか真逆なコンビ。さらに驚愕の事実も発覚!!何が驚愕なのかは劇場で(配信で)!!

ショータイム!

漫才に人生を、自分を賭け、互いを賭ける。大会に至るまでの彼らのドラマ、また、大会の様子、シンプルに応援したくなり、また漫才なので笑える。勝敗はさておき、とにかく、何も考えないで笑えるし、ちょっとほろっともくる。基本的にバッドエンドにはならないので!そして”本編”終了後はショータイム。ここでも”コンビ愛”発揮。それぞれの持ち味がよくわかる。ショータイムも含めて上演時間は休憩なしのおよそ2時間20分ほど。

ゲネプロ前に簡単な会見が行われた。

見どころなど。

荒牧慶彦「本当に3年間続いてきたシリーズ、『カミシモ』シリーズでも本当に面倒くさい子で、成長はしているんですが、今作もその面倒くささを遺憾なく発揮しております。その面倒くささを可愛いな、と思っていただけたら」

和田雅成「僕も島と一緒に成長してきて…今回の島は親父(かなり暑苦しいキャラ)が出てくる何かそこは見どころなのかなと思ってます」

和田琢磨「岬一碧として父親との関係性が少し垣間見えるシーンがあります。お笑いなどの楽しい一面もありながら、そういう親子ドラマのようなところも担っておりますので、ぜひ見ていただけたらなと」

染谷俊之「自分の役どころとしましては、過去作品出演させていただいた中で一番大声で喋ってます。大きかった前回(声)のを更新して!」

橋本祥平「我々、ロングリードといたしましては、相方の佑がどちらかというとコミュニケーション担当で僕がネタを書いて、自分の世界に入るっていう役どころなんですけれども…。もうそこからいろいろ成長しまして。湾野自身、だいぶ打ち解けたといいますか、笑顔が多くなった一面とかもあったりしてます。ロングリードとしても、今回新たな挑戦に挑んでおりますので、ぜひそこは見てほしいなと」

田中涼星「今、祥平が言ったように、昔から変わらないものもあれば、変わってきたものもあると思うので。今回はロングリードとしても犬飼としても新たな一面を見ていただければなと思います。ぜひ楽しみにしてください」

また、稽古場エピソードなどを聞かれて荒牧慶彦は「誰かがボケ出すと、そこにさらに乗っかって、自然と輪になり、みんなでボケている」とボケが連発状態だった模様。また、ダンスの稽古では染谷俊之が「まだ踊ってるのに(和田琢磨を指して)一人ではけちゃう(笑)」と言い本人曰く「可能性は大いにあります(笑)」とのことだったが(ゲネプロでは大丈夫)。続けて染谷俊之「一人にされちゃいました」
またボケの数では「荒牧ちゃん、ダントツ」の声が(笑)。それを受けて荒牧本人は「安心してボケられる環境といいますか、なんか僕を甘えさせてくれる人たちがいっぱいいるので、大いに甘えています」と意に介していない様子(笑)。

最後に公演PR。

橋本祥平「本日から初日を迎えますが、3年経っても、やっぱ未だに38マイクの前に立つと緊張しますし、すごいドキドキしながら迎えるんだろうなって…もう思ってるんですけど(笑)。今まで積み上げてきたものを信じて、僕らなりのお笑いを通して頑張りたいと思いますのでぜひ応援よろしくお願いします」

田中涼星「僕自身もすごくやってて楽しい作品でなんか笑いをこらえながらやってるところもあるので、ぜひ皆さんもそこで笑っていただけるのかなと思いますし、あと漫才のところはぜひ構えずにリラックスしながら笑っていただければなと思います。」

染谷俊之「この作品はそんなに難しいことはないと思っていて、『こうだぞ』っていう…社会性メッセージもないし。それはそれでいいんだよと。何も考えずに楽しんでいただける作品だと思うので、ぜひこの作品を見て明るい気持ちになっていただけたらと思います」

和田琢磨「その『カミシモ』シリーズはドラマ舞台と連動し、お芝居、漫才、歌、踊りと非常に幅広いエンタメになってる非常に珍しい作品だと思います。ぜひ『これから知る』っていう方にも楽しんでいただいているよう精一杯頑張りたいと思います」

和田雅成「今回特になんですけども、家族愛がすごく強くて、最近世の中、愛がすごく薄くなってる、少なくなってるなと思うので愛をもって見に来ていただいて、僕たちも愛を持ってお返しできればなと思います」

荒牧慶彦「『カミシモ』シリーズ、最高傑作です!!!!(皆からダサいだのなんだのツッコミが(笑)漫才だけに激しいツッコミ!気を取り直して)舞台はこれが4作目なんですけど、どの作品も笑いに包まれた作品だったので、今作もたくさんの方に笑っていただいて、そして我々自身も楽しみたい。この作品をかみしめながら、板の上に立って、皆さんに最大の幸福を届けしたいなと思います」

物語
「38(サンパチ)ファンタジスタ」結成15年までの芸人がプロアマ問わず出場できる国内最大級の漫才大会。
そんなパチファンに人生を賭ける、元湘南劇場の3コンビがいた。
準決勝に勝ち上がったエクソダスの時浦(荒牧慶彦)は、初の準決勝進出に気合が入るも、芸人としての夢がないという悩みに煩悶。
相方の島(和田雅成)は、かつて借りていた借金の返済が滞っていたことが発覚し、大会前日にトラブルに遭遇してしまう。
同じく準決勝に進出したラストワルツの岬(和田琢磨)は、父が末期がんであることを知り愕然とする一方、高砂(染谷俊之)は決勝進出の可能性が高いことがわかり、ラストイヤーなのに浮かれていた。
準々決勝で敗退したロングリードの湾野(橋本祥平)は、準決勝に勝ち上がる最後の望みを賭けてワイルドカードに挑むも、これにも敗れ自信を喪失。相方に全幅の信頼を寄せている犬飼(田中涼星)は、コンビに関わるある覚悟を胸に決める。
“個”としての問題。
“コンビ”としての葛藤。
待ち受ける試練ー。
己、そして相方との人生を賭け、
芸と夢を携えて準決勝の舞台に挑んだ3コンビの行方は…!?

配信日程
東京
① 2024年11月16日(土)13:00公演 https://live.nicovideo.jp/watch/lv346182643
② 2024年11月16日(土)18:00公演 https://live.nicovideo.jp/watch/lv346182645
大阪
③ 2024年12月1日(日)12:00公演 https://live.nicovideo.jp/watch/lv346182646
④ 2024年12月1日(日)17:00公演 https://live.nicovideo.jp/watch/lv346182647

概要
日程・会場:
東京
2024年11月15日(金)~2024年11月21日(木) 日本青年館ホール
大阪
2024年11月28日(木)~2024年12月1日(日) 森ノ宮ピロティホール

スタッフ
企画:橋本和明
脚本:左子光晴
演出:吉谷晃太朗

出演
エクソダス
時浦可偉:荒牧慶彦
島世紀:和田雅成

ラストワルツ
岬一碧:和田琢磨
高砂真夜:染谷俊之

ロングリード
湾野岳:橋本祥平
犬飼佑:田中涼星

島日紀:本多新也
佐伯タモツ:池村匡紀
沖田阿久里:沢田冬樹

公式サイト:https://kamishimo-stage.com