元宝塚歌劇団月組トップスター、紫吹淳と“現在日本でもっとも多忙なビッグバンド”、Gentle Forest Jazz Bandが初めてタッグを組み、「Music and Bulet~音楽と銃弾~」と題した3日限りのエンターテインメントショーがコットンクラブにて開催中。作家のオークラを脚本、構成に迎えて、シリアスかつユーモア交えかつユーモア交えての芝居とビッグバンド・サウンドが融合したスペシャルプログラム。
時間になり、始まる。バンドの音楽、Jazz、早速、客席からクラップ。それから赤いスーツ、黒い帽子という出立ちで紫吹淳が登場、音楽に合わせて体をスイング、ちょっとした仕草も絵になる。
決めポーズをするも、バンドが思いっきりハズす(笑)、なかなか終わらない状態になり、銃を一発!「俺がポーズを決めたらストップ、ちゃんとやれよ」と。気を取り直して再び!今度こそは…ドラムだけやめない(笑)、ばぎゅーーーーん!このユーモア溢れる出だしで『つかみはOK』。
「皆さんのハートを弾丸のように撃ち抜く…音楽と銃弾のお稽古中」、設定は『お稽古』早速、コール&レスポンスのお稽古。「完璧な練習が必要」と紫吹淳(ここではヒットマンという設定)。
Gentle Forest Jazz Band、結成は2005年。リーダーは「踊る指揮者」ジェントル久保田。17人のバンドメンバー、3人の女性ボーカル・グループ・Gentle Forest Sistersから構成される総勢21人のジャズ・ビッグバンド。ご機嫌な曲を繰り出す、紫吹淳、客席を周り、歌う。歌い終わり「表情が固い!」と客席に檄をとばす、笑いと拍手。よくあるショーとは違う、客席も巻き込んでの一体型。
この濃密なコットンクラブだからこそ。指揮のジェントル久保田も「ここからバンドと皆さんで盛り上がっていきたいと思います!」と挨拶。歌う、歌う、指揮者も演奏者も、客席のクラップ、コール&レスポンス、ただ…ジェントル久保田、早口すぎて!会場全体が次第にノリノリになっていく。宝塚時代、さまざまな男性を演じてきたが、殺し屋は初めてだそう。スーツの着こなし方、帽子の扱い、被り方、流石キマってる。握手しながら客席をまわったり、ファンサービス。ショーが始まって30分ほど経過し「練習の時間は終わりだ、頼むぞ」と客席に向かって言えば客席からの返事「はーーーーい」。ここでバンドのテクニック、ソロでの披露もあり、そのレベルの高さ、これが生で聴ける、贅沢。また、演奏する楽器の種類も多彩で、ハーモニカまで飛び出す。
バンドメンバーと紫吹淳の掛け合いのような場面もあり、ここは文句なく楽しく、ライブならではの、その瞬間にしか出会えない、ハーモニー。
ダンディな雰囲気、殺し屋なので、ちょっとヤバい匂いも醸し出しつつ、歌にトークにたっぷりの1時間、「音楽と銃弾」だが、最後に「音楽は銃弾」、そう、音楽は観客のハートを撃ち抜いたので「音楽は銃弾」でキメ。それからアンコールクラップで再び紫吹淳登場、大きな拍手。「お楽しみいただけましたか?」の呼びかけに大大拍手。
ということで、もう1曲!客席はもう、目一杯大盛り上がり!!盛り上がりまくりのまま、ほぼ1時間が過ぎ、ショーはお開き。美味しいお酒に料理、そしてレベルの高いショー、演奏。公演は17日まで!
イントロダクション
一人の殺し屋がビッグバンドを従え、コットンクラブでショーを開催。
果たして殺し屋の目的とは・・・
概要
Music and Bullet ~音楽と銃弾~
featuring Jun Shibuki with Gentle Forest Jazz Band
日程・会場:
2024年11月15日〜11月17日 コットンクラブ
CAST:
紫吹淳
MUSICIAN:
ジェントル久保田 (leader,conductor,tb)
村上基 (tp),松木理三郎 (tp),赤塚謙一 (tp),佐瀬悠輔 (tp),張替啓太 (tb),大田垣″OTG″正信 (tb),高橋真太郎 (tb),石川智久 (btb),多田尋潔 (as,cl),菅野浩 (as,hca),
大内満春 (ts,fl,picc) (※11.15 fri., 11.16 sat.のみ出演) ,安川信彦 (ts) (※11.17 sun.のみ出演),
上野まこと (ts),小嶋悠貴 (bs),海堀弘太 (p),加治雄太 (g),藤野″デジ″俊雄 (b),松下マサナオ (ds)
【Gentle Forest Sisters】
出口優日 (vo),木村美保 (vo),伊神柚子 (vo)
公演詳細URL:https://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/music-and-bullet/
写真提供:COTTON CLUB
撮影:山路ゆか