舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」開幕

女性に支持を得るゲームブランド「オトメイト」の大ヒット作がこの12月に舞台化。”謎の死“の真相に迫る、緻密で重厚なストーリー展開と、心を揺さぶる恋愛模様。美しいキャラクターとダークな世界観、緻密で重厚なストーリーの恋愛アドベンチャーゲーム「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」。
人気タイトルの原画などを手掛けてきたイラストレーターの読(よみ)氏による美しいイラスト、謎の死の呪いが国を覆い尽くす小国を舞台に、“死神”と呼ばれ周りを不幸にしてしまう主人公・セレスを中心に、謎の死の真相に迫っていく緻密で重厚なストーリー展開、セレスの周りに現れる様々なタイプの魅力的な男性キャラクターたちが女性ユーザーの心をがっちりと掴みとり、大ヒットを記録。そして2024年12月、満を持して舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」の開催が決定。絶望エンド・救済エンド、同時上演。
脚本・演出は粟島瑞丸。本作の主人公で、“死”に魅入られた運命と決別をする少女・セレス役を、元NMB48メンバー太田夢莉が務めます。
また、メインキャラクターであり、“記憶のダウンロード”を創った天才科学者として国立研究所の所長を務めるシアン・ブロフィワーズ役に北出流星。
同じく国立研究所の副所長・ダハト役を、現在『仮面ライダーガヴ』でジープ・ストマック役も務める古賀 瑠が演じる。
脇を固めるのは、北村健人(イヴ役)、佐野真白(リュカ・プルースト役)、永島龍之介(マティス・クロード役)、高本 学(アドルフ役)、
林 光哲(アンクゥ役)、石井陽菜(サロメ役)、中田凌多(ヒューゴ役)ら、様々な舞台などで現在活躍中の豪華俳優陣。なお、12月29日(日)千秋楽2公演の配信チケット発売中、詳細は公式サイトを。

舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」の物語は、西ヨーロッパの小国・アルペシェールから始まる。
四方を海と黒き災いの花・リコリス・ノワージュに囲まれたこの国の人間は、23歳までに死に至る《死の呪い》を抱いて生まれてくる。

国民は、短命である自分たちの運命に抗うため、あるシステムを創り出した。
それが、23歳までに死を迎える肉体を捨て、記憶だけを生き永らえさせる“記憶のダウンロード”である。
“記憶のダウンロード”によって永続的に生き続ける人々は“リライバー”と呼ばれ、短命から逃れることができるのだ。

本作の主人公セレスは、関わる者全てが不幸になることから《死神》と呼ばれていた。
人生を嘆いた少女が自ら生を終わらせようとした瞬間、目の前に《死の番人》だと名乗る謎の男が現れ、
彼の導きにより、セレスは否応なしに、この国に巣食う《様々な死の謎》に近づくこととなる。

本作は<絶望エンド>、<救済エンド>にて上演され、前半は同内容の共通ルートが展開される。
物語が進み、数多の経験を経た主人公・セレスの些細な選択の差異によって、後半の展開が大きく変わることとなる――。

幕が開き、まず舞台上に現れたのは主人公・セレス。
「神様、私はたくさんの人を殺しました」と独白する彼女の後ろでは、彼女を《死神》と揶揄する住民たちの姿が確認できる。
「ただ普通の女の子になりたい」と切に願い、自らの生を終わらせようとした瞬間、原作「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」OPテーマ「リコリスの愛」が流れ、イヴ、アドルフ、ヒューゴらの躍動感溢れる殺陣を始めとした、それぞれの個性豊かなキャラクターが顔を覗かせる。

本作は「死」というテーマを扱うものの、翻って日常に垣間見えるキャラクター同士の無邪気な触れ合いを通して「生」を感じ取ることができる。
施設で暮らすサロメとセレスの関わりや、研究所でのシアン、ダハトの関係性。日々の延長戦上にある「生」と「死」に、ぜひ注目してほしい。

約200分という上演時間の中で、原作に忠実に重厚な物語が丁寧に描かれる。
主軸である、セレスやシアンの動向にはもちろん目が離せないが、先述の殺陣アクションや、日常のゆったりとしたシーン。後半では、シアンルートならではのキュンとするシーンにも必見だ。

<絶望エンド><救済エンド>同時上演となる本作。主人公・セレスが選ぶ道とは――?
ぜひ、物語の結末を劇場で確かめてほしい。

「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」作品紹介
西ヨーロッパの小国・アルペシェール。
四方を海と黒き災いの花――リコリス・ノワージュに囲まれたこの国の人間は23歳までに死に至る《死の呪い》を抱いて生まれてくる。

万人に等しく死が降り注ぐアルペシェールは、いつしかこう呼ばれるようになった。
――死神に魅入られた国、と。

国民は短命である自分たちの運命を嘆き、抗う。
そして長年にわたる研究の末、あるシステムを創り出した。
23歳までに死を迎える肉体を捨て、
記憶だけを生き永らえさせる――“記憶のダウンロード”。
“記憶のダウンロード”によって永続的に生き続ける人々は“リライバー”と呼ばれ、
短命に抗い続けている。

時を同じくして、関わる者全てが不幸になることから《死神》と呼ばれる少女がいた。
人生を嘆いた少女が自ら生を終わらせようとした瞬間、
目の前に《死の番人》だと名乗る謎の男が現れる。

番人の導きにより、少女は否応なしにこの国に巣食う《様々な死の謎》に近づくこととなる。
死神に魅入られた者の運命が行きつく先は――
絶望だと知らずに。

概要
舞台「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- Case. Scien Brofiise」
原作
オトメイト(アイディアファクトリー)
「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」
日程:2024年12月19日(木)~12月29日(日) シアターサンモール
脚本・演出:粟島瑞丸
キャスト
シアン・ブロフィワーズ:北出流星
セレス:太田夢莉

イヴ:北村健人
リュカ・プルースト:佐野真白
マティス・クロード:永島龍之介
アドルフ:高本 学
アンクゥ:林 光哲

サロメ:石井陽菜
ヒューゴ:中田凌多
ダハト:古賀 瑠

ほか

公式サイト:https://virche.scissors-blitz.com

撮影:金山フヒト