作:大歳倫弘&演出・美術:小沢道成 MMJプロデュース公演『しばしとてこそ』上演

個性と表現力豊かな精鋭ぞろいのキャスト陣と共に、「卒業」という普遍的かつ深遠なテーマに独自の視点と表現で切り込み、
人生の岐路に立ち続ける全ての人に捧ぐ注目必至の新感覚ディープコメディ、2月上演。

アイドルグループが全盛期を迎えた頃からでしょうか?…気がつくと昔に比べて、私たちは「◯◯を卒業する」という言葉を、学校のことだけでなく、より日常的に様々な場面で耳にすることが増えたように感じるが、時には「やめる」「終える」のような意味を、一気にポジティブな印象に導くこともできそうなその言葉。
学校制度の中のそれとは違って、大人になって自ら決断する「卒業」は、個々の選択に委ねられ、ルールに縛られていない分、そこには本人の強い意志が必要に。本作は、そんな「卒業」タイミングの選択の自由が、高校の学校制度の中にもすでに存在している世の中があったら?・・・というお話し。

3年で卒業せずに“N学年“に進級することを自ら選択する仲の良い3人組の高校生役を、映像に舞台にと活躍目覚ましく、人気と実力を兼ね備えた若手実力派俳優の阿久津仁愛、押田 岳、坪倉康晴が演じる。
そして彼らを新しい教室で待ち受ける〈N学年〉の卒業しないクラスメイトや教師には、華やかで時にミステリアスな存在感を放つ小島梨里杏、多様な役柄を硬軟自在に演じ分ける富山えり子、コメディ界で押しも押されぬ大人気劇団ヨーロッパ企画の中川晴樹、豊かな舞台経験と確かな演技力を武器にジャンルを問わず活躍している安西慎太郎、卓越したセンスでコメディにさらなるな面白さと深みを与えてくれる池津祥子、重厚な芝居からエンターテインメントまで、どのような作品・演技でも絶大な信頼を置かれ、舞台に映画にテレビに…と幅広いクリエイターから引っ張りだこの大鷹明良という、またとない顔合わせが実現。

STORY
いつの頃か、学校制度における〈卒業〉は自分自身で決断する行事となっていて、高校の3年制はもはや標準的なガイドラインでしかない時代。
ダイチ・ミツル・タクロウの仲の良い3人組は、いよいよ3年生の終わりが近づいたある日、卒業のタイミングを自由に選べる〈N学年〉にそろって進級し、「もう少しだけ……」と、〈やり残したこと〉に一緒に挑戦してから卒業することを決意する。
……恐る恐る足を踏み入れた〈N学年〉の教室には、年齢不詳の生徒から30代、40代、50代……そして最年長は60代の生徒までいて、若い担任教師が翻弄されるほど混沌としているかに見えたが、それぞれ本当は何を考えていて、なぜ卒業しないのか?その真意はわからない。
やがて、ダイチたち3人だけでやり遂げるはずだった大切な〈卒業イベント〉に、なぜか次々と介入してくるこのクセ強なクラスメイトたちとの関わりの中で、3人の足並みは次第に乱れ始め・・・

概要
MMJプロデュース公演『しばしとてこそ』
日程・会場:2025年2月21日(金)~3月2日(日) 新国立劇場 小劇場
作:大歳倫弘(ヨーロッパ企画)
演出・美術:小沢道成
出演:阿久津仁愛 押田 岳 坪倉康晴 小島梨里杏 富山えり子 中川晴樹/安西慎太郎 池津祥子 大鷹明良

公式HP:https://mmj-pro.co.jp/shibashitotekoso/

公式X:@shibashitote

問合せ:メディアミックス・ジャパン https://www.mmj-pro.co.jp/contact/stage/
企画製作:株式会社メディアミックス・ジャパン(MMJ)