昨秋より『宇宙戦艦ヤマト』テレビ放送50周年を記念してスタートした記念企画のひとつ、同作品のテレビシリーズを3週に渡り全26話から庵野秀明が3プログラム×各3話にセレクションし大スクリーンで上映する「『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念セレクション上映」が開催中。
3週目の初日にあたる1月10日。会場の新宿ピかデリーにて上映後に、庵野を司会に森雪を演じた麻上洋子、『宇宙戦艦ヤマト2199』の公式コミカライズを務める漫画家むらかわみちおが登壇しスペシャルトークイベントが開催。トークの中で『宇宙戦艦ヤマト全記録展」が東京では渋谷西武にて3月に、夏には大阪で開催されることが庵野より告げられた。
トークでは、庵野からは麻上へ中2の時から50年来の大ファンである思いから「憧れなんですよ。森雪が初恋」と思いを語った。スクリーンには、原画やヤマトの最終話の収録風景での麻上の写真などが写し出され、それをバックにトークが進んだ。
麻上からは「私は初めの頃のツンケンしている森雪が一番好き」で、西崎プロデューサーから麻上の台詞回しの「古代くん」の「くん」を褒められた思い出を語ると、庵野からは「(西崎さんは)よく分かってらっしゃいます! 全くその通りです!」と、高揚しながら共感を表し、客席のファンも庵野と共にメロメロになり拍手が起きた。むらかわからは、プロデューサーの西崎自身が、納品がギリギリだったため、番組の制作局だった大阪の読売テレビにフィルムを届けにハーレーで運んだ逸話などが披露され、当時の制作の苦労の様子などを伝え、当時の制作スタッフへの感謝の思いが伝えられていた。
『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念セレクション上映は新宿ピカデリーほか全国スクリーンで1月16日まで。
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©東北新社/著作総監修 西﨑彰司