柚希礼音デビュー25周年!生誕100年 越路吹雪へオマージュを込めて 一夜限りのスペシャル・リサイタル開催

2025年1月19日、東京・オーチャードホールにて、1日限りの『柚希礼音リサイタル~REON et Chansons(レオン・エ・シャンソン)~』が開催された。
1999年宝塚歌劇団での初舞台以来、2024年に芸歴25周年を迎えた柚希礼音。宝塚歌劇在団中から自身を表現する場としてコンサートを定期的に開催してきた柚希は、2024年8月には東京・大阪にて25th Anniversaryコンサート『REON JACK5』が大盛況をおさめた。
柚希が宝塚歌劇団を卒業して10年。新たな表現として宝塚時代からいつの日かしっかり学びたいと思っていた“シャンソン”に挑戦。
生誕100周年となる越路吹雪の名曲を歌うシャンソン・アルバム「Les Nouvelles Chansons(ヌーベル・シャンソン)」(https://www.110107.com/reon )を2025年1月15日にソニー・ミュージックレーベルズよりリリース。アルバムタイトルは“柚希礼音の新しい表現”という意味を込めて「Les Nouvelles Chansons=新しきシャンソン」と名付けられている。名曲「愛の讃歌」「サン・トワ・マミー」「ろくでなし」など“シャンソンという名の人生の物語”を演じ、歌う、まさに柚希礼音の「新しきシャンソン」と言えるアルバムとなっている。パッケージはトールサイズのデジパック・ケースに、撮りおろしの写真を収めたスペシャル・フォトカードが封入された豪華仕様。

1日限りの『柚希礼音リサイタル~REON et Chansons(レオン・エ・シャンソン)~』ではシンフォニックなオーケストラ&バンドと共に、本アルバムに収録されている楽曲はもちろん、エスプリに満ちたスタンダード・ナンバーを、柚希のダンスも織り交ぜつつ。
最初は真紅のドレス姿、登場とともに大きな拍手。1曲目は「私の心はヴァイオリン」、19世紀のロマン派詩人ジャン・リシュパンの詩に基づいて1945年に、ミアルカ・ラパルスリーが作った、文学的シャンソン、多くの名歌手が歌っているが、日本ではもちろん越路吹雪が歌い有名になった曲、作詞は岩谷時子。1曲目が終わり、ゲスト出演の市毛良枝が登場、朗読部分を担う。越路吹雪の足跡を語る。宝塚歌劇団男役スターとして戦中から戦後にかけて活躍、同期生に月丘夢路、乙羽信子、東郷晴子、大路三千緒ら。宝塚入団時の成績は93人中73位だったが、メキメキと頭角を表し、花組のトップスターに。柚希礼音にとっては大大大レジェンド先輩トップスター。今年は越路吹雪、生誕100年、柚希礼音は芸歴25周年。曲と曲の合間に市毛良枝が越路吹雪の”歴史”を語る、という趣向。次々と名曲が、「ビギン・ザ・ビギン」「枯葉」「ラストダンスは私に」など、シャンソンに詳しくなくても一度は耳にしたことがある曲が。1951年には、第1回帝劇コミック・オペラ「モルガンお雪」に主演。この舞台の主演によって、越路が国産ミュージカル女優第一号となった。そして単に柚希礼音が歌唱、市毛良枝が朗読というわけではなく、立ち位置を変えたり、二人で並んで座ったり、越路吹雪と岩谷時子が並んで座っているような錯覚さえ覚える、なかなか憎い演出。

ドレスも真紅からブラックのシックな衣装に着替え、まさに”大人”な空気感。11曲目は越路吹雪、と言えばこの曲、「愛の讃歌」。作詞は岩谷時子、この二人の奇跡のコンビ、岩谷時子は越路から「お時さん」と呼ばれ、生涯にわたり彼女のマネージャーを務めただけでなく、越路の良き相談相手となる。また、1953年(昭和28年)に、第1回リサイタルを開催、1965年から日生劇場での開催となり、1969年からは空前絶後の約1ヶ月におよぶロングリサイタルとなった。1972年以降はほぼ春、秋に公演、1966年から劇団四季の演出家である浅利慶太が関わり、越路吹雪が亡くなる1980年まで浅利慶太が演出し、越路吹雪を支えた。さまざまなエピソードが語られ、改めて越路吹雪の偉大さを感じ、また、柚希礼音がシャンソンに魅せられたのも納得。

「愛の讃歌」の後はステージの雰囲気が変わり、一転して躍動感のあるステージ、柚希礼音が黒のスーツで登場した途端に大きな拍手が起こった。スキルの高い男性ダンサー陣を従えてダンスの連続。時には客席からクラップも!会場はノリノリに。そして最後は再び「愛の讃歌」、だが、歌唱ではなく白いドレスでのパフォーマンス。アートかつダイナミックな振付で観客を魅了。

ノンストップの1時間30分のリサイタル。そして「25周年、シャンソンの挑戦をさせていただきます…これからも魂の声を」と挨拶。そしてお約束のアンコール!終わり、一旦、幕が降りるも拍手鳴り止まず。再び登場、柚希礼音、市毛良枝、ダンサー陣、全員が再び舞台に。大きな大きな拍手、声援。「ありがとう!!」と大きな声で。見どころ、聴きどころ満載の1回限りのリサイタルは終了した。

柚希礼音 アルバム「Les Nouvelles Chansons(ヌーベル・シャンソン)」
商品情報
「Les Nouvelles Chansons ヌーベル・シャンソン」
発売日:2025 年1月 15 日
品番: MHCL-3124~5
定価: 7,500 円(税込) 6,818 円(税抜)
◆オリジナルトールケースサイズ デジパック仕様
◆撮りおろしスペシャル・フォトカード封入
◆オリジナル特典応募券封入
<収録曲>
・サン・トワ・マミー
・雪が降る
・枯葉
・ろくでなし
・ラストダンスは私に
・夢見るシャンソン人形
・愛の讃歌
「Les Nouvelles Chansons(ヌーベル・シャンソン)」特設サイト:https://www.110107.com/reon

概要
『柚希礼音リサイタル~REON et Chansons(レオン・エ・シャンソン)~』
公演日時:2025 年 1 月 19 日(日) 17:00 開演(16:30 開場)
会場:Bunkamura オーチャードホール
出演:柚希礼音
ゲスト:市毛良枝(朗読)
演出:小林香
音楽監督/編曲:三枝伸太郎

・柚希礼音オフィシャルサイト:https://www.amuse.co.jp/artist/yuzuki_reon/
・柚希礼音 オフィシャル Instagram : https://www.instagram.com/REONYUZUKI_OFFICIAL/
・STAFF X : https://x.com/yuzukireonstaff/