1月22日より、寺山修司生誕90年記念「ジャパン・アヴァンギャルド –アングラ演劇傑作ポスター展 −」が扇町ミュージアムキューブCUBE02にて開幕した。アングラ演劇傑作ポスターの全貌を公開する「ジャパン・アヴァンギャルド展」、関西初の開催。
本展では、ポスターハリス・カンパニーの２万点以上所蔵する「現代演劇ポスターコレクション」から厳選された、1960年代のカウンターカルチャーの一翼を担った“ アングラ ”と呼ばれる小劇場演劇の傑作ポスター約100点を展示。
1960～1970年代にかけての演劇界では、唐十郎、寺山修司、鈴木忠志、佐藤信、串田和美らがそれまでにない実験的な舞台を繰り広げてきたが、この頃、舞台と相乗効果をもたらしたのが、このアングラ劇団の旗印として登場したポスター。
これらのアングラ演劇のポスターには、横尾忠則をはじめとして、粟津潔、赤瀬川原平、宇野亞喜良、金子國義、篠原勝之、及部克人、平野甲賀、井上洋介、及川正通、榎本了壱、花輪和一、林静一、合田佐和子、戸田ツトムなど、第一線で活躍する多くのアーティストが携わってきた。彼らの手によるポスターは、単なる公演告知のポスターの枠を越えた美術作品として高く評価されている。
この「ジャパン・アヴァンギャルド展」は、日本を代表する演劇の傑作ポスターが関西で一同に公開される貴重な機会となる。
コメント
プロデューサー 笹目浩之（ポスターハリス・カンパニー代表）
今回の展示されているポスターは、従来の公演告知のポスターの枠を越え、アヴァンギャルドなデザイン、その演劇が蘇ってくるような躍動するポスター、そのポスター自体が発しているメッセージは時代を越えいまもなお輝き続けています。まさに1920年代の「ロシア・アヴァンギャルド」のポスターを彷彿とさせる日本のポスターの傑作「ジャパン・アヴァンギャルド」と言えるでしょう。傑作ポスターが一堂に関西で公開される貴重な機会です。ぜひお越しください。
概要
寺山修司生誕90年記念「ジャパン・アヴァンギャルド –アングラ演劇傑作ポスター展 −」
会期会場：：2025年1月22日(水) ～ 2月16日(日) 扇町ミュージアムキューブCUBE02
開館時間：13:00-20:00（入館 19:30まで）
