2018年10月、鈴木おさむ作・演出による舞台「カレフォン」。鈴木おさむ書下ろしとなる本作は、現在、講談社とpixiv社によるアプリ漫画サービス“Palcy”でも5月より連載している(鈴木おさむ原作/丹沢ユウ漫画)。切なく泣けるラブファンタジーとなる本作に、廣瀬智紀が藤原駿役、川栄李奈が結城茜役として、W主演で挑む。その他、会社の社長の息子である桐生陸役を戸塚純貴が、茜の同僚・花田裕美役を柳美稀が、そして、嫌みな上司・玉木健一役を山崎樹範が演ずる。
何をやってもうまくいかない日々を過ごす派遣OL・茜の目の前に、突然昔のスマホに現れたのは、死んでしまったはずの元カレだった。大好きだった駿が現れ、茜は少しずつ前を向いて歩きだす・・。この舞台の発案者でもある鈴木おさむから特別コメントが到着した。
ーーオリジナルである舞台作品「カレフォン」、設定もユニークで興味深いコンテンツ、コミックにもなりましたが、この企画は、どういう発想から生まれたものなのでしょうか?
鈴木:僕は過去の携帯をとっています。
結婚前の携帯も。
そこには当時の恋人とのメールもあったり。
あと、亡くなった人の番号もあったり。
昔の携帯をもとに物語を作れないかというのがもとです。
ーーコミックと舞台と連動させる時、ストーリー展開を変えるという演出方法もあるかと思いますが、この作品についてはいかがでしょうか?
鈴木:漫画と舞台はやはり違います。
漫画を先に走らせてますが、舞台では、もうちょっと人間の濃さを描こうかと。
ーーコミックの作画を拝見いたしますと、特に主要キャラクター2名が、どことなく俳優さんに雰囲気が似ている気がします。今回の舞台のキャストに寄せて、描かれたのでしょうか?
鈴木:そうだと思います。
ただ、舞台の方は稽古してみて、漫画版のキャラとはあわないところもあるので
出演者のキャラクターに寄せてます。
戸塚君演じる陸と言うキャラは、松岡修造みたいになってます(笑)
ーー稽古に入ったかと存じますが、キャストさんの印象をお願いします。
鈴木:何度か仕事は一緒にしていますが、廣瀬はどこか独特の存在感がある。それを失わないように演出したいですね。
今回仕事も初めてご一緒する川栄さんは、やはり秘めたパワー半端ないと。
将来はムロツヨシみたいになるんだろうか。期待しています。
柳さんは、なんと本作が舞台初挑戦。実は、彼女の爆発力にかかってるところもあるのではないかと思っています。
ヤマシゲ君(山崎樹範さん)。安心感がありますよね。そしてやはりすごすぎる・・・。さすがです!
ーーお決まりの質問です。最後に、作品PRをお願いいたします。
鈴木:舞台を初めて見るという女性にも本当におすすめです。
泣ける恋=泣き恋。と名付けました。
少女漫画を見るような気持ちで、ぜひ楽しんでください!!
――ご協力、ありがとうございます。公演を楽しみにしています。
<あらすじ>
茜は、派遣OLとして働くが、職場では上司に嫌味ばかり 言われたり、うまくいかない。「生きていても楽しくない」 そんなことを思ったある日、クローゼットにしまってあった 古いスマホが、突然鳴り出す。使っていないはずの電話から 聞こえたのは、2年前に病気で亡くなった恋人、駿の声だった。駿を忘れようと必死だった茜の前にスマホとなって現れたのだった。彼のおかげで少しずつ前を向いて生きようとする茜の一生懸命な姿に社長の息子で次期社長の陸から好意を抱かれる。生きる実感のなかった茜と彼女を取り巻く人々が一歩ずつ動き出す・・・・・・。
【 概要】
タイトル:舞台「カレフォン」
出演: 廣瀬智紀 川栄李奈 / 戸塚純貴 柳 美稀 山崎樹範
作・演出:鈴木おさむ
音楽:大塚 愛
公演日程・会場:
2018年10月4日(木)~21日(日)
東京・オルタナティブシアター
10月27日(土)13:00/18:00開演・28日(日)12:00/17:00開演
大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
10月31日(水)19:00開演
広島・はつかいち文化ホールさくらぴあ
11月3日(土祝)18:00開演
埼玉・ウェスタ川越 大ホール
11月6日(火)19:00開演
仙台・電力ホール
11月11日(日)18:00開演
北海道・七飯町文化センター パイオニアホール
11月13日(火) 19:00開演
北海道・わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)
公式サイト:http://www.krph.jp