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藤間勘十郎文芸シリーズ 其の五『其噂妖狐譚』ーそのうわさだっきものがたりーが、2月11日より京都芸術劇場 春秋座にて開幕、2月18日より、池袋あうるすぽっとにて上演。
宗家藤間流の家元をつとめる舞踊家、歌舞伎の演出家として活躍する藤間勘十郎が上演台本・演出・振付・音楽を手掛け、文学に古典芸能のエッセンスを取り入れ作劇する本シリーズ。
この『其噂妖狐譚』では伝説の九尾の狐や妲己を取り上げ、演劇界のレジェンド達と100%歌舞伎の演出で立ち上げたオリジナル作品。
主演・賎の女(しずのめ)実は金毛九尾の狐役には白石加代子、妲己(だっき)実は金毛九尾の狐役・朝月希和、玄奘法師(げんじょうほうし)/紂王(ちゅうおう)役・荒井敦史、そして側臣 費仲(ひちゅう)役・冨岡健翔、費仲の妻 張楊(ちょうよう)役・舞羽美海、さらに妲己乳母 胡喜媚(こきび)実は妖怪雉鶏精(ちけいせい)・三林京子ほかが出演。 当代の名優と元宝塚歌劇団娘役トップスター女優の顔合わせ、若手実力派俳優という歌舞伎俳優ではなく、現代演劇の俳優達が演じる歌舞伎作品に。
藤間勘十郎率いる和楽器チームの生演奏が妖の世界を引き立てる本作、京都公演では花道・回り舞台・セリなども駆使し1日限りの特別な公演。
尚、劇場構造に合わせた演出のため、東京公演とは演出法に多少の違いが生まれる。
<朝月希和 インタビュー記事>
藤間勘十郎文芸シリーズ其の五『其噂妖狐譚ーそのうわさだっきものがたりー』妲己(実は金毛九尾の狐)役 朝月希和インタビュー
物語
玄奘法師は、元は猟師の十作と言ったが最愛の妹を妖怪に殺され、その死別により出家した。修行の旅の途中、那須野ケ原で道に迷い、俄かに見えた一ツ家に一夜の宿を借りる。
そこの主が一夜のなぐさみに、糸繰りの唄にのせ、妖怪の話を語り始める。
―――時は殷王朝末期。皇帝紂王の弟・薄雲は王朝を我が物にするため、兄・紂王に人心を乱すと噂のある、天竺の国の秘宝花陽夫人の姿絵を見せる。紂王はその絵の術にかかり心奪われ絵姿の女を求め逐電してしまう。
側臣・費仲は薄雲の行いを「謀反」と言いたてた為、追放されてしまう。
一方、松江の浜にある殺生石まで来た紂王は、その石が割れて中より絵姿に生き写しの女が現れ「妲己」と名付けて館に連れ帰る。
そんなある日、追放となった費仲の夢枕に観世音菩薩が立つ。今の紂王は妲己の言いなりで悪政を行っていること、そしてその妲己こそ実は金毛九尾の狐で、薄雲と結託してこの国を我が物にしようと企んでいる事を告げられる。さらに、その妖力を破るのに必要な「獅子王の剣」を費仲に授け、もう一つの「水神の鏡」は王宮にあるが妖力によってその力が弱っており、龍の年月揃った夫婦の血を注げば光を取り戻し、必ず妖魔を退治できることを告げられて…。
概要
藤間勘十郎文芸シリーズ 其の五『其噂妖狐譚』ーそのうわさだっきものがたりー
上演台本・演出・振付・音楽:藤間勘十郎
製作:アーティストジャパン
出演:白石加代子
朝月希和、荒井敦史、沢栁優大、白勢未生、冨岡健翔、舞羽美海/三林京子
◆京都公演:2025年2月11日(火・祝) 12:00/16:00 京都芸術劇場 春秋座
料金:S席9,500円 A席7,500円(税込・全席指定)
◆東京公演:2025年2月18日(火)~24日(月・祝) あうるすぽっと
料金:9,500円 A席8500円(税込・全席指定)
チケット発売中
お問合せ:アーティストジャパン
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HP:https://artistjapan.co.jp/sonouwasadakkimonogatari_2025/
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