
ヒラタオフィスとタカイアキフミが主宰をつとめるソロプロデュースユニット TAAC(ターク)がダッグを組む第 2弾公演『さえなければ』がサンモールスタジオにて 3 月 5 日(水)に開幕。
今作は、「遺体安置施設(遺体ホテル)」を舞台にした物語。⾼齢化社会が進み多死社会を迎えた日本において、この時代だからこそ⽣まれた場所にフォーカスを当て【いま】を切り取り描きたいと考えています。誰しもひとつはあるであろう「○○さえなければ」を軸に濃い⼈間ドラマをお届け。
作・演出のタカイアキフミと出演者の開幕した心境と意気込みのコメント、舞台写真到着。
コメント
作・演出 タカイアキフミ
年が明けてから書き始めた今作だったが、本を書き終え稽古に没頭していると、春がすぐそこまで来ていた。また、新たな春を迎えるにあたって、僕なりに1歩前に進むことができる芝居になったのではないだろうか。この芝居が終わったら、座組のみんなと花見をしたい。そのためにも、より多くの方に今作を届け、全力で駆け抜けたい。ご来場お待ちしております。
出演 遠藤健慎
舞台に向き合っていたら、気づけば 2025 年の 6 分の 1 が風のように過ぎ去っていた。 この時間を正しく使えたのかは分からない。けれど、少なくとも誠実に歩みを進めてきた自負はある。目に見えぬ「残された時間」とどう寄り添うべきか…。まだ未熟な 24 歳だが、明日への希望を届けられるよう、全力で役を⽣きる。何卒、よろしくお願いいたします。
出演 福崎那由他
遠藤くん以外のキャストはタカイさんの舞台に参加経験があるので、初対面ながらタカイさんを通してみんなと繋がれている感覚があり、楽しみながらも積み上げるものはしっかりと積み上げることができた、そんな稽古場だったと思います。季節の変わり目で気温も変わりやすいですが、怪我や風邪などなく最後まで新子凪として舞台上に立ちたいと思います。劇場にてお待ちしております。
出演 伊藤歌歩
心強いメンバーで不安は全くなく、本番を重ねてより強固なものになっていくのだと思います。予想もしていなかった瞬間が起きるといいな。作品と重ねて、自分自身の過去とも向き合えた稽古場での時間を忘れずに、大切に、楽しんで公演を行なっていけたら。帰り道、少し息のしやすくなる、皆様にとってもお守りのような作品になれますよう、繊細に作り上げていきます。ぜひ劇場でお待ちしております。
出演 古澤メイ
この作品、この役と向き合い始め、約 1 ヶ月が経ちました。稽古期間中、この座組の中で試行錯誤しながら挑戦させてもらえた事、〝さえなければ〟と向き合う日々は苦しくも様々な方のお陰で初日を迎えることが出来ました。佇まいや受け取り方ひとつでどんどん印象が変わっていく面白い作品です。信頼できる共演者の方々と最後まで駆け抜けたいと思います。皆さまのお越しを心よりお待ちしております
出演 ⾼畑裕太
初日が開けました。まずはここまで全員でこれたことを何よりも嬉しく思います。そして長いようであっという間だった稽古の日々で、キャスト・スタッフ一同で積み上げたものを皆様にお披露目出来たことを心より誇りに感じます。今作は私たちにとって、一つの到達点に辿り着いたとも言えるような、手応えが感じられる作品になっています。マジで。是非多くの方々に観てもらいたいです!何卒、劇場にお越しください
出演 永嶋柊吾
いつもよりほんの少しでも遠くの景色を見ようと、みんなで楽しみながら進んできました。ひとりひとりが相手のことを考えながらやってこられたのではないかと思います。が、お芝居は時として残酷な結果をもたらすことだってあること、⼈は思ったようにいかない経験をたくさんすること。それを忘れずに、一緒に作ってきた仲間のため、ご来場くださる皆さまのために。丁寧に、⽣きます。
イントロダクション
ある住宅街で、自治体による遺体ホテルの運営が始まった。現在もなお、職員と施設に反対する近隣住民の間で、
侃侃諤諤の論争が繰り広げられている。そんなある日、1 体の遺体の行方がわからなくなって…。
※遺体ホテルとは・・・火葬や葬儀までの間、故⼈を安置するための場所。近年、多死社会・火葬場不足などによりその需要が⾼まっている。
概要
日程・会場:2025 年 3 月 5 日(水)~3 月 12 日(水)サンモールスタジオ
作・演出:タカイアキフミ
出演:遠藤健慎、福崎那由他、伊藤歌歩、古澤メイ、⾼畑裕太、永嶋柊吾
【スタッフ】舞台美術:稲田美智子 音楽:髙位妃楊子 音響:谷井貞仁 照明:南香織 宣伝・舞台衣裳:藤崎コウ
イチ 舞台監督:井草佑一 演出助手:平野広大 宣伝美術:藤尾勘太郎 宣伝・舞台写真:岩本幸一郎
宣伝ヘアメイク:田坂たかえ WEB 制作:立花裕介 制作:上鶴徹 プロデューサー:松本治朗
【協力】アミューズ、Collage Sound、コバルトピア、STAND FLOWER、青年座映画放送、チーズ film、ハイ
ワイヤ、LICHT-ER[50 音順]
企画・製作・主催:合同会社 TAAC、株式会社ヒラタオフィス
公演 HP https://www.taac.co/sae