
小説家・東龍造の『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』を演劇化。2023 年には大阪でアンコール公演を含め計 10 回、広島で計 3 回の公演を実施し、どれも満席を記録。今回は満を持しての東京公演となります。映画がいかに日本に持ち込まれ、上映されていったのか。歴史を学びながら、笑いあり、感動あり
のノンストップエンターテイメント!
★初演時 来場者の感想
入江良郎(国立映画アーカイブ学芸課長)
舞台のアトラクションと映画初上陸のドラマに圧倒される。フルスロットルの90 分!
二村知子(隆祥館書店代表取締役)
小説を忠実に再現しているだけでなく、それぞれの登場人物が、人間味溢れる演技力で、時代を超えて蘇る!!
江口由美(映画ライター)
笑いあり涙あり、映画の光に魅せられた明治人の情熱が胸に迫る。ブラボー!
野杁育郎(なにわ名物開発研究会 会長)
「大阪映画事始め」が「小説化」そしてまさかの「舞台化」!分かりやすいし、笑える、おもろい!
山根秀宣(道頓堀ミュージアム並木座 仕掛人)
大阪で繰り広げられた日本最初の「映画」上映をめぐる光陰をこんな短時間で観られるとは、魔法だ。
吉川智明( FM大阪くらこれ企画プロデューサー)
観劇(感激)したあなたは、なんばパークス北側にたたずみ叫ぶだろう…日本初はここや~‼
スタッフプロフィール
原作:東龍造
1954 年、大阪市生まれ。『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』(幻戯書房)で小説家デビュー。
本名の武部好伸で、映画、ケルト、洋酒、大阪をテーマに多彩な執筆活動に励む。著書に『大阪「映画」事始め」』(彩流社)、「ケルト」紀行シリーズ全 10 巻(同)、『ウイスキー アンドシネマ 琥珀色の名脇役たち』(淡交社)など多数。
脚本・演出:増田 雄
1987 年生。三重県出身。
株式会社マスダシアターコンサルティング代表取締役。
MTC project プロデューサー。演劇コンサルタント、劇作家、演出家、俳優。多摩美術大学映像演劇学科卒業後、一年間イギリスへ留学。2015 年、某企業で出会った社員と前身となるモンゴルズシアターカンパニーを立ち上げ、プロデュース・脚本・演出・営業を一手に担う作品受注型の創作メソッド〝演劇コンサルティング〟を提唱。異業種とのコラボレーションを得意とする活動は様々な分野で大きな反響を生み、演劇の社会進 出を進めている。近年では演劇祭の企画や、演劇による地域活性化も積極的に行っている。
あらすじ
明治29(1896)年。商用で渡米していた大阪・心斎橋の若き商人・荒木和一(あらきわいち)は、エジソンの映写機〝ヴァイタスコープ〟の映像を観て、ニューヨークで発明王に直談判し、現物を日本に輸入した。同じころ、フランスではリュミエール兄弟によって発明された別の映写機〝シネマトグラフ〟が、京都の実業家・稲畑勝太郎(いなばたかつたろう)によって持ち込まれていた。果たしてどちらが早く上映にこぎつけるか? そして、どちらが多くの興行収入を得るか?
男たちのプライドとロマンを賭けたバトルが始まる……。
概要
日程・会場:2025 年 5 月 16 日(木)~18 日(日) studio arty 中野
原作 東龍造
脚本・演出 増田 雄
出演 西野内仁志、橋口俊宏、古川智、福田恵(劇団レトルト内閣)