
宮沢賢治原作のリーディング『銀河鉄道の夜』の上演が 5月9日~11 日、池袋・あうるすぽっとにて_
本作は、2023年11月~12月、東京芸術劇場シアターイーストにおいて矢田悠祐のジョバンニ、山本一慶のカムパネルラ、紫吹淳の語り手で宮沢賢治 没後90年に上演し、好評を博した。今回の主人公ジョバンニ役には元宝塚歌劇団花組の男役スター・飛龍つかさ、ジョバンニの親友カムパネルラ役には元月組の男役スター・宇月颯、2人の少年役に注目です。そして元雪組男役トップスター・水夏希が語り手となり、様々な役どころをつとめ、旅する少年たちを優しく導いていく。
演出は声楽家として国内外のオペラ・コンサートや『題名のない音楽会』など TV 出演、現代作品の取り組みなど幅広い活躍で第63回芸術選奨 文部科学大臣新人賞を受賞した彌勒忠史(みろく・ただし)。ピアノの生演奏にのせて、「ほんとうのさいわいをさがしに行く」旅に観客を誘う。チケット一般発売は 4月15日より。
コメント
飛龍つかさより
この度、リーディング『銀河鉄道の夜』にジョバンニ役で出演させて頂くことになりました。
宇月颯さん、水夏希さんとご一緒させて頂ける事も、とても光栄で嬉しく、お芝居を交わせる事がとても楽しみです。
リーディングという事ですが、歌う部分もあるそうなので、そちらも楽しみです。観にいらしてくださった全てのお客様に素敵な『銀河鉄道の夜』の世界観を味わっていただけるよう、丁寧に、心を込めてお届けしたいと思います。
宇月颯より
誰もが知っている『銀河鉄道の夜』という作品で、カムパネルラ役で出演させていただけることを光栄に思います。
リーディングには昨年『クリスマス・キャロル』でも挑戦させていただきました。
奥深く繊細なリーディングの世界で素敵な共演者の皆様と、そしてお客様と、『銀河鉄道の夜』を旅することができる日を楽しみにしております!どうぞよろしくお願いいたします。
水夏希より
銀河鉄道の夜。
あまり読書をしない子供だったので、タイトルと宮沢賢治さんの著書であることは知っていますが、詳細をよく知らないのです。今回はジョバンニ、カンパネルラ以外の全ての役をやるとのことで、とてもとても楽しみです!
また飛龍さん、宇月さんとの共演は初めてですが、バリバリの男役だったお二人が、またメンズの役をされるのをファンの皆様は楽しみにしてらっしゃると思いますので、お二人の物語の世界をより深く楽しんでいただけるよう周りの人物を彩り豊かに演じたいと思います。また演出の彌勒さんとも初めてなので、ピアノと声で紡ぐ世界を私自身も楽しみたいと思います。
物語
貧しく孤独な少年ジョバンニ。苦しい家計を支えるため、学校が終わると毎日活版所で活字を拾い、お金を稼ぐ日々を過ごしていました。
父がいないことで他の子供達からいじめられるのですが、小さい頃から友達のカムパネルラだけは優しく、ジョバンニはカムパネルラに憧れを抱いていたのです。
ケンタウルス祭の夜、母に飲ませる牛乳をもらいに出かけたジョバンニはザネリに出会っていじめられます。その集団の中にはカムパネルラもいて気の毒そうな顔でジョバンニを見たのでした。すっかり落ち込んだジョバンニは、誰もいない暗い丘に寝転んで星を見上げていたところ「銀河ステーション、銀河ステーション」という声が聞こえます。 気がつくと彼は夜の軽便鉄道の小さな黄色の電燈の並んだ車室に、窓から外を見ながら座っていました。そして前の席にはなんとカムパネルラがいたのです。不思議だなあと思いながらもカムパネルラとの旅に胸を躍らせるジョバンニ。二人の星めぐりの旅が始まります…
概要
リーディング『銀河鉄道の夜』
原作:宮沢賢治
上演台本・音楽:新内多賀太夫
演出:彌勒忠史
日程:2025 年 5 月 9 日(金)~5 月 11 日(日) 全 4 回公演
9 日(金)19 時、10 日(土)13 時/17 時、11 日(日)13 時
劇場:池袋・あうるすぽっと
出演:飛龍つかさ、宇月 颯/水 夏希
料金:8,000 円(税込・全席指定)
取り扱い:アーティストジャパン、イープラス、ローソンチケット
一般前売り:4 月 15 日(火)10 時~
企画・製作:アーティストジャパン