坊っちゃん劇場 第18作ミュージカル「新 鶴姫伝説~鎧に白い花を~」開幕

坊っちゃん劇場(愛媛県東温市)で、第18作ミュージカル「新 鶴姫伝説~鎧に白い花を~」が開幕。
本作品は、2009年に坊っちゃん劇場 第4作品目として上演し、約8万7千人を動員。2014年には再演を望む多くの声に応え、さらに約8万1千人を動員するなど、累計16万人を動員した坊っちゃん劇場が手掛けるオリジナルミュージカルを、新たな演出で上演。
作・作詞を高橋知伽江、作曲・音楽監督を深沢桂子、演出 深作健太が担当。主演 鶴姫役に小多桜子、クロタカ役は小原悠輝。
初日前日には、公開ゲネプロを行い、公演前に囲み会見を実施。公演は、キャスト交代を行いながら、2026年3月まで上演予定。

コメント
作・作詞 高橋知伽江
「3度目の公演ですが、真ん中にまっすぐ通っている平和への祈り、命を尊く思うことは、最初から変わりません。今作からは登場人物や新しい曲が増えております。この鶴姫伝説の話が、400年前の昔の話というわけではなく、今の私たちにとっても身近な、よく考えなくてはいけない題材だというのを新演出の中では、新たに取り上げてもらっています。ご覧いただいた方が、帰り道に、ご家族の話などをする機会になったら嬉しいなと思います。」

作曲・音楽監督 深沢桂子
「2014年に作った音楽から玉麻尚一さんに、今の時代に合うアレンジをしていただきました。今回、2曲新曲を作りましたが、深作さんの演出に見事にはまっていると思います。そして、この作品は私にとっても思い出深い作品ですが、テーマ曲の「いつか平和が」を劇場から帰る時に口ずさんでいただけたらと思います。」

演出 深作健太
「20年、ミュージカルのロングラン公演をずっと続けている、こんな劇場は、日本に他になく、愛媛県の宝、日本の宝だと思います。今作のキャストの中に、子どもの頃に『鶴姫伝説』を観て、いつか『坊っちゃん劇場』の舞台に立つことを憧れて役者になった人が夢を叶えて舞台に立っています。これからも、子どもたちの夢となり、いつか素晴らしい役者やスタッフが、この劇場から育っていくことを祈りながら作りました。
世界は、戦争の影など、悲しい声が溢れています。日本にいる私たちも、どうやって心で寄り添えるかを考えながら作りました。遠い国の出来事と思わずに、自分たちの身近な問題として、答えは出ない問題だと思いますが、この作品を観て一緒に考えて、何か一筋の光を見つけていただけたらと。そんな祈りを込めて作りました。」

鶴姫 役 小多桜子
「たくさんに方に愛されて、色んな想いが込められた作品に、鶴姫役として出演させていただくことは、光栄に思っており、また身が引き締まる思いです。たくさんの公演数がありますが、一公演一公演、平和の祈りを込めて、みんなでお客様に届けていけたら思います。」

クロタカ 役 小原悠輝
「『新 鶴姫伝説』の『新』には、今、私たちができることを全てやろうとする思いがこもっていると思います。制作陣の先生方が用意してくださった大船を動かすには、大きな力が必要ですが、必死にオールを持って漕いでおります。皆様に届けられますように、日々、全力で公演して参ります。」

イントロダクション
物語の舞台は戦国時代、瀬戸内海の大三島。平和を願い、愛と運命に揺れる若き姫の決断とは――
「新 鶴姫伝説~鎧に白い花を~」は、約440年前の戦国時代を舞台に、しまなみ海道・大三島に伝わる伝説「鶴姫」の物語を描きます。幼い頃、龍神から託された“使命”を胸に育った鶴姫。鶴姫は「戦よりも大切なもの」を信じ、命を懸けた決断を下します。彼女を支えるのは、心を通わせる若き海将・クロタカ、同志となる塩飽水軍のウミワシ、幼馴染のカモメ――。恋と友情、そして一族の運命が交錯する中で、鶴姫が選んだ未来とは。そして、時代を越えて響く鶴姫の願いとは…

概要
坊っちゃん劇場第18作ミュージカル
「新 鶴姫伝説~鎧に白い花を~」
作・作詞 高橋 知伽江 / 作曲・音楽監督 深沢 桂子 / 演出 深作 健太
出演
小多桜子、小原悠輝、江村美咲、執行巧真、森加織、脇山尚美、小池慈規、田中悠貴、渡辺輝世美、梶雅人、佐藤朱莉、青山月乃、音海優那、守敦也、田口大夢
日程・会場:2025年4月29日~2026年3月(予定)坊っちゃん劇場 (愛媛県東温市見奈良1125)
劇場公式サイト:https://botchan.co.jp/production.html
問い合わせ:坊っちゃん劇場 089-955-1174(9:00~18:00 土曜定休)