芳根京子初主演で待望の再演!パルコ・プロデュース 2019『 母と惑星について、および自転する女たちの記録』2019年3月より上演!

 

ーー脚本家:蓬莱竜太が第 20 回鶴屋南北戯曲賞を受賞した舞台、芳根京子初主演舞台は、“生きる”意味を問う三姉妹の“命”の物語。鈴木杏、田畑智子続投に、新キャスト・キムラ緑子を迎え再演!! 母と三姉妹の女4人の悲しくも愛おしい人間ドラマを描くーー

2019 年 3 月より紀伊國屋ホールにて、『母と惑星について、 および自転する女たちの記録』の上演が決定。 (高知、北九州、京都、豊橋、長崎にて公演あり) 本作はパルコ・プロデュースゆかりの蓬莱竜太(09 年「まほろば」で岸田 國士戯曲賞を受賞)が書き下ろし、2016 年に旧パルコ劇場にて最後を 華々しく飾った舞台。 国外での活動も行っている日本を代表する演出家、 栗山民也が、パルコ劇場最後の新作舞台のために立ち上げた意欲作。また、今作で蓬莱竜太は第 20 回 鶴屋南北戯曲賞を受賞、大好評で幕を下ろした本作、2019 年 3 月に待望の再演!
テーマは、“命”。普遍的で、それでいてさまざまな色や形をもつ「家族」。 蓬莱が母と三姉妹の女性4人を中心に描く家族の在り方は、特に母と娘 という関係にひそんでいる独特の愛憎を浮かび上がらせる。そして、 栗山民也の人間への深い洞察力により、悲しくも愛しい「家族」と「女たち」 の「生きる」姿と形を描き出していく。

出演は新キャストを含め、実力派女優 4 人が集結。 三姉妹の三女:シオには、16 年 NHK 連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロインを務め、その演技が高く評価され、近年、映画・ドラマに数多く出演し、めざましい活躍を見せる注目の若手女優・芳根京子。舞台は15年「幕が上がる」に続き 2 度目の出演となり、本作が初主演舞台となる。母親には、「フェードル」(17)「にんじん」(17)と近年の栗山演出作品に立て続けに出演し、確かな演技力を見せつけたキムラ緑子、この2人の新キャストを迎え、今作の初演時での演技が高く評価され、第 24 回読売演劇大賞・最優 秀女優賞を受賞し、舞台を中心に活躍の幅を広げている鈴木杏が次女役を、舞台・映画と存在感・実力ともに高く評価される 演技派女優・田畑智子が長女役を、初演に続き続投。 「家族とはなにか」「女性の生き方とは」など壮大なテーマの中で、クセのある母娘4人の愛憎による人間らしさ溢れる壮絶な ドラマの本作。母親を亡くした三姉妹が放浪の中、それぞれが抱える悩み、葛藤にどう向き合うのかを描きだす。女優4人が“命”というシンプルで重いテーマに挑む!

<芳根京子コメント>


⭐︎出演が決まった時の気持ちをお聞かせください。
すごくドキドキしています。これから本当に始まるんだぁって(笑)。実は、舞台は怖いと勝手に苦 手意識を持っていて、怖いから戦う前に逃げたこともあるんですが、マネージャーさんから「怖い は理由にならない」って言われたんです。一度「幕が上がる」で舞台に出演した際、同世代の方が 多くて純粋に楽しかったのですが、今感じているのは“舞台”の楽しさなのかなって疑問に思った んです。舞台によく立たれている方が悩んでもがいて舞台を創り上げている姿を見ていたので「あ、 違うかも…。」って感じて。勝手に大きな壁を作ってしまったのかもしれません。
そういった経験もあり、以前から先輩方に「舞台を若いうちにやったほうがいい」とアドバイスをい ただいていたんですが、あまりピンとこなくて…。でも、みなさんが言うってことは私には見えてい ない理由があると思いますし、実際に挑戦して自分もその感覚を味わって、今後私も後輩にかっこ よく言いたいと思ったんです(笑)。そして、何より純粋に舞台をやってみたいと思いました。
一歩踏み出せなかった中で今回のお話しをいただいて、しかも 4 人しか出ないので、舞台と向き 合うのにすごくチャンスだなと思います。栗山さんにもご指導いただけるので、舞台を創る楽しさを 感じられるのかなと楽しみですし、どうなるか想像がつかないのですが、絶対乗り越えたいです。
⭐︎作品の印象はいかがですか?
初演は映像で拝見させていただきました。今回の役を志田(未来)さんは今の自分と同じ年齢で演じられていたということで、自分は 果たしてあそこまでいけるのか、とても不安です。 でも新しい挑戦だからこそ、とっても大きな壁ですが周りのみなさんに「芳根がんばってんなー。」と思われるように、先輩方にアドバ イスを頂きながら乗り越えていきたいと思います。 台本を読ませていただいて、自分の役の台詞にチェックをしていたら蛍光ペンが一本なくなるほど台詞が多かったんです(笑)。 でも、それだけセリフをいただけるというのはとても幸せなことなので、一言一句大切にしながら、生のお芝居の楽しさを自分でも感 じたいですし、観に来てくれたお客さんにも感じてもらえたら嬉しいです。 シオちゃんという役は素の自分に近い等身大の役だな、という印象を受けました。なので、自分の中から出てくる感情を大切にしなき ゃなと思いますし、長崎弁を頑張らないといけないので、きっと苦しむ三ヶ月になるんじゃないかなと思ってます(笑)。でもやりがい があるし、いろんな景色が見えてくるんじゃないかなと思うので、やるからにはどんとこい!って気持ちで挑んでいきたいなと思ってます。
⭐︎本作への意気込みをお願いいたします。
私自身もすごくワクワクしています。 前回を観られた方も楽しんでもらえないと、もう一度やる意味がないと思うので、そのプレッシャーはあります。 まだイメージがわかないけど、映像作品をいろいろやらせていただいた中で、舞台で生きる新しい私を見せられると思います。きっ と今までにやったことがない役で新鮮に思っていただけるんじゃないかなと思いますし、みなさんが引き込まれるような生のお芝居 を感じていただければなと思います。
SNS でも「舞台やらないんですか」とか、地方の方々には「イベントで地元に来てくれませんか」とお声かけをいただいていたので、 今回、色んな場所に行けるのがとても楽しみですし、実際に足を運んでいただけると嬉しいです。

 

【公演概要】
パルコ・プロデュース 2019『母と惑星について、および自転する女たちの記録』
作:蓬莱竜太
演出:栗山民也
出演:芳根京子、鈴木杏、田畑智子・キムラ緑子
<公演スケジュール>
東京公演:2019年3月5日(火)~3月26日(火) 紀伊國屋ホール
高知公演:2019年4月2日(火)、3日(水) 高知市文化プラザかるぽーと 大ホール
北九州公演:2019年4月6日(土)、7日(日) 北九州芸術劇場 中劇場
京都公演:2019年4月12日(金)~14日(日) ロームシアター京都 サウスホール
豊橋公演:2019年4月20日(土)、21日(日) 穂の国とよはし芸術劇場 PLAT
長崎公演:2019年4月25日(木)、26日(金) 長崎市民会館 文化ホール
<STAFF>
美術:松井るみ
照明:小笠原 純
衣裳:黒須はな子
音楽:国広和毅
音響:井上正弘
ヘアメイク:鎌田直樹
長崎弁方言指導:柄澤りつ子
演出助手:田中麻衣子・坪井彰宏
舞台監督:榎 太郎・木崎宏司
宣伝る・ひまわり
プロデューサー:佐藤 玄
制作:山口 萌
企画・製作:株式会社パルコ
映像:上田大樹
製作:井上 肇