
数々の再演を経てなお色褪せない、現代家族劇の傑作『ゼブラ』が、2025年夏に再び幕を開ける。
作は劇団ONEOR8の田村孝裕。母の死期を迎え、久しぶりに集まった四姉妹とその家族が、過去と現在、そして自分自身と向き合う数日間を描く。
演出は、俳優・演出家として幅広く活動する川本成(時速246億)。日常の中に潜むユーモアと人間の複雑な感情を巧みにすくい上げ、台詞の行間にある“本音”を浮かび上がらせていく。
舞台は、昭和の香りが残る須藤家の居間。
「母の最期が近い」という知らせを受け、四姉妹が静かに、そして騒がしく再会。それぞれが胸の奥に抱え続けてきた思いや葛藤が交錯する中、やがて訪れる別れを前に、眠っていた感情が揺れ動きはじめる──。
映画『レディ加賀』の中村静香が長女・須藤康子を、舞台『フラガール』の木﨑ゆりあが三女・手塚奈央を、アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の佐藤日向が四女・早川美晴を、NHK『リフォーマーズの杖』のゆにばーす はらが次女・手塚薫を演じる。さらに、舞台『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』のなだぎ武が長女の夫・須藤由紀夫役を、ミュージカル『ZIPANGU~遥かなる路~』の谷内伸也が次女の婚約者を、ミュージカル『刀剣乱舞』の
横田龍儀が四女の夫・早川修役を、 ミュージカル『東京リベンジャーズ』の岸本勇太が四女の同級生を務め、竹井亮介、辻本耕志、福田ユミ、佐當友莉亜ら実力派キャストが物語に深みを与える。
<キャストコメント>
中村静香(須藤康子役)
何度も上演されてきた「ゼブラ」に初めて参加させていただくこと、大変嬉しく思います。
そしてご一緒したことのある方が何名かいらっしゃるので、今からワクワクしています!皆さんと意思疎通を図りながら素敵な作品になるよう取り組んでいきたいと思います。本番は8月、皆さんでアツイ夏にしましょう!
木﨑ゆりあ(手塚奈央役)
4姉妹の三女、手塚奈央を演じます木﨑ゆりあです。
初めて脚本を読んだ時、奈央の心情があまりにも自分とリンクしていて、え、当て書き?と思うくらい親近感のある役でした。女としての悩み、母への想いを4姉妹それぞれ違う角度で表現します。複雑な感情のやり取りを丁寧に演じたいです。
佐藤日向(早川美晴役)
女の意地がひとつ屋根の下で飛び交う本作が川本さんの演出でどのような姿になるのか、今からとっても楽しみです。私が演じる役柄もこれまで演じてきた役ともまた違った、新境地な役だと感じているので丁寧に大切に演じさせていただきます。皆様、是非劇場で我々家族
の物語を見届けてください!
ゆにばーす はら(手塚薫役)
俳優としてはコントや吉本のショートフィルム以来のお仕事で、初の演劇舞台デビューになります。
ショートフィルムでは死んだ旅館の女将役で、真冬の吹雪の中車の下で浴衣で待機したり吹雪の中銃で撃たれて倒れたまま動かない役でしたが今回は空調の効いた環境で次女という役目で家の中でお仕事をさせていただきます。
体調管理をしっかりしてお声がけいただいた舞台でしっかりとやらせていただきたいと思います。
<スタッフコメント>
田村孝裕(作)
「ゼブラ」は家族だからこその一筋縄ではいかない愛と憎を描いた物語です。
初演から20年…我が劇団や外部公演でたくさん上演していただきましたが、その都度、家族のカタチや時代との相互性を踏まえマイナーチェンジしてきました。
令和になりコロナを経て、人との向き合い方が大きく変わった今、フルモデルチェンジが必要です。演出の川本さん始め、出演者の皆さまには思う存分、現代の「ゼブラ」を届けていただけたら嬉しいです。
川本成(演出)
演出を担当させていただきます川本成です。
素晴らしい作品に、今回ならではの素晴らしい布陣で挑む事が出来ます。
その掛け算からどの様な手触りのモノが産まれるのか、僕自身も本当に楽しみですし、なによりお客様に最高の状態で届けられる様に、精一杯努めさせていただきます。8月、劇場でお待ちしております!
概要
タイトル:『ゼブラ』
作:田村孝裕
日程・会場:2025年8月20日(水)〜8月24日(日) シアターサンモール
演出:川本成(時速246億)
出演:中村静香、木﨑ゆりあ、佐藤日向、ゆにばーす はら、谷内伸也、横田龍
儀、岸本勇太、竹井亮介、辻本耕志、福田ユミ、佐當友莉亜、なだぎ武
主催・製作:株式会社エイジポップ
公式X(@info_agepop)