
あの「万博ササニシキ」で華々しいデビューを飾って以来、演歌ひとすじ 50 年――。近年では、演歌と J-POP の架け橋的存在としての活動も行っている大物演歌歌手・水谷千重子。今年もめでたく芸能生活50 周年の節目を迎える水谷千重子が座長をつとめる公演『水谷千重子 50 周年記念公演』、お芝居ステージのタイトルは「CAKUGO カクゴ 愛と憎しみと追憶と沈黙のミス・フローレンス」。
過去3度の“50 周年記念公演”では、日本の時代劇を上演してきたが、今回はガラッと変わって 1960年代のアメリカ、ニューヨーク・ブロードウェイが舞台!千重子演じる謎多き女性ダンサー・フローレンスの波乱に満ちた数奇な人生を描いていく。
都内で製作発表会が行われた。報道陣のほかに幸運なファン(応募総数3000人!!そこから抽選)も参加。まず、舞台上に登壇したのは水谷千重子、的場浩司、高橋ひとみ、近藤春菜(ハリセンボン)、そして倉たけし。登場するだけで賑やか(笑)。まずは挨拶。
水谷千重子「皆さまには感謝しております。今年は博多座さんそして新歌舞伎座さん、新歌舞伎座さんは今回初めてやらせていただける…素敵なキャストの方にお集まり、いただきました」
的場浩司「先生4度目の50周年おめでとうございます。自分は前回の50周年以来、2回目の出演をさせていただきます。先生のそばで同じ板の上で芝居をさせていただけるということで、非常に身の引き締まる思いであります。2年間ちょっと時間がありましたけども、その間先生と何度かお食事をさしていただく機会をいただきまして、そこで先生から大変にありがたいお言葉をいただきました。その言葉は、僕の中でも宝物として、ここでは言いません。先生の背中をいつまでも追い続けたいと思います。先生方、今回もよろしくお願いいたしますお願いします。(役柄は)表の世界にも裏の世界にも顔が利く。巨万の富と権力を持つ男を今回演じさせていただきます。先生とどういう絡みがあるのか、また勉強させていただきながら、魂込めて命を懸けて芝居したいと思います」
高橋ひとみ「千恵子先生4回目の50周年記念おめでとうございます。1回目、2回目、出させていただきました。今回大変興奮しております。先生の舞台は、お客様に魔法をかける舞台です。その方に少しでも近づきたく3年間、舞台『ハリー・ポッター』で魔法を学んでまいりました。演劇界の” ホグワーツ”と言われる双葉ファミリーに認めていただきたく…私、デビューが1979年、今年芸能生活46周年、千恵子先生の50周年に近づける、4年後が楽しみです」
近藤春菜(ハリセンボン)「もう嬉しいです、また呼んでいただけて…皆勤賞です(全ての公演に参加)、でも製作発表会参加は初めてです。緊張しています。ミス・フローレンスさんのもとでブロードウェイの舞台に立つことを夢見て、下積みしてるダンサーっていう役どころです。よろしくお願いいたします」
倉たけし「今回も呼んでいただいて…本当にすごいことだよ、これは。これから真面目にやります」
そして、もう1人、『まさとし先輩』、水谷千重子より簡単な紹介、「最近すごく沖縄音楽が好きに…沖縄でコンサートしたりとか、フェスとかに行ったときにね、すごい芸能人とかではないんですけども、素敵な最後の方を見つけたんですよ。まさとしさん、沖縄文化、伝統芸能をすごく大事にされている方で、お声掛けしたら沖縄から来てくれたんです」と紹介。

まさとし先輩が登壇、客席通路から、観客席から大きな拍手。それから登壇が叶わなかった出演者の紹介。
一通り終わったところで質疑応答。まさとし先輩との出会いについて
「沖縄で本当にプライベートで行ったときに…すごい優秀な方という全てが何かレベルが高い、踊り、太鼓、三味線、筋を通すことをやられてる方、曲がったことが嫌い、正義感に溢れている…こういう場には慣れていらっしゃらないのでこんな振る舞いになってしまいますが。なんでもやる、一度、こういう舞台に出てもらったらどんな感じになるのかな?と。出演は歌謡ショーに…すごくいい結果を残してくれるんじゃないかなと思ってます」

それから観客席からの質問、スペシャルゲスト、また”隠し球”について、そこはスケジュール調整中とのこと、ここは”お楽しみ”に。また、的場浩司さんファンというお客様から「デビュー当時からのファンでして、前回も舞台拝見いたしましたが、ぜひとも今回2部の歌謡ショーに歌手で」と質問というより”要望”が飛び出した。「想定外…いやもうありがたいことですけども、そこはもう僕なんかよりも素晴らしい方々が」と謙遜する一幕も。

また、稽古についての質問、まだ、本格的な稽古には入っていないそう。ミス・フローレンス、「いろいろ過去もありますし、その人が手がけたこととか、この人がいたからこの人の人生があったんだとかいろんなことが紐解かれていくんです」とのこと。また、ミュージカルではないが、ダンスの要素は入ってくるそうで、ここは幕が開いてからのお楽しみ。時間も押し迫り、それからちょっとしたショータイム(とは言っても会見の合間にも予測不能な楽しい面白ショーがあったが)。


水谷千重子、倉たけし、まさとし先輩、特にまさとし先輩は全くの”お初”メンバーだが、息もぴったり、また、演奏のテクニックも!観客席、ペンライトちらほら。それからフォトセッションとなり、最後に水谷千重子から「楽しんでいただけるような作品に、楽しいことができたら」と締めくくり、会見は終了した。
あらすじ
1962 年アメリカ。シカゴから 792 マイルを隔てたニューヨーク・ブロードウェイを舞台に繰り広げられる謎多き伝説の女性ダンサー・フローレンスの物語。彼女はいかにしてトップの座に君臨し、突如として姿を消したのか。水谷千重子が贈る、愛と夢と笑いと涙と希望と絶望と感動の完全新作オリジナルでミュージカルなエンターテインメント!
概要
公演名:水谷千重子50周年記念公演
日程・会場:2025 年 8 月 22 日(金)~9 月 7 日(日) 明治座
お芝居ステージ「CAKUGO (カクゴ) 愛と憎しみと追憶と沈黙のミス・フローレンス」
原案:二葉菖仁 脚本:二葉森乃介 演出:二葉慶太郎
出演:水谷千重子
生駒里奈 バッファロー吾郎 A
川西賢志郎 神里優希
ハリセンボン(近藤春菜・箕輪はるか、ダブルキャスト)/ガンバレルーヤ(よしこ・まひる、ダブルキャスト)
高橋ひとみ(ダブルキャスト※)/YOU(ダブルキャスト※)
的場浩司
※…博多座は高橋ひとみ、新歌舞伎座は YOU の出演となります。
歌謡ステージ「千重子オンステージ」
出演:水谷千重子
公演公式ホームページ: https://www.bakaitteru.com/
公演公式 X: @ChiekoM_Meijiza