中村哲医師の⽣き様を_ ⾳楽劇『⽣きるということ 〜中村哲医師が⽰した真⼼〜』ゆかりの地, 福岡県朝倉市にて

中井智彦が脚本・演出を⼿がけるオリジナル⾳楽劇『⽣きるということ 〜中村哲医師が⽰した真⼼〜』が、2026年1⽉24⽇に福岡県朝倉市のピーポート⽢⽊にて上演。
この舞台は、ドキュメンタリー映画『荒野に希望の灯をともす』(撮影・監督:⾕津賢⼆)に着想を得て制作されたもので、アフガニスタンで医療と⽔を届け、多くの命を救った中村哲医師の⽣き様を舞台化した⾳楽劇。

25年4⽉に東京で初演され、多くの観客から「今こそ⾒るべき作品」と⾼い評価を受けた。中村哲医師ゆかりの地・朝倉市で、地元有志による実⾏委員会により上演。アフガニスタンに築かれた農業⽤⽔路のモデルとなった取⽔堰「⼭⽥堰」が存在する朝倉の地にての上演。

コメント

中井智彦(脚本・演出/出演)より

およそ⼆百年前、⼈々の⼿で築かれた⼭⽥堰。その知恵をもとに、中村哲医師は遥かアフガニスタンのクナール川に命の⽔路を拓きました。その⼭⽥堰がある福岡県朝倉市で、中村医師の⽣き⽅をテーマにした作品をお届けできることに、深い感慨と喜びを感じております。
初演は⼩さなライブハウスでしたが、今回はピーポート⽢⽊・中ホールに舞台を移し、空間も⼆倍以上に広がります。
中村哲医師の上野哲也さん、アフガンの暮らしや⾃然を体現した樋⼝祥久さんに加え、初演で振付を共に担った⽶島史⼦さんも、新たな⼀歩を共に踏み出してくださいます。
世界の現実に⼼が締めつけられる今だからこそ、中村医師の⾔葉がより深く胸に響きます。「やられてもやり返さず、対話を重んじること」「⼀隅を照らす」「真⼼」。中村哲医師の⽣き⽅を通して、“⽣きることの尊さ”を⾒つめ直す。そんな余韻を感じていただける舞台を、⼼を込めて創ってまいります。

上野哲也(主演:中村哲医師役)より

今回、中村哲さんゆかりの地である朝倉市で、⾳楽劇『⽣きるということ』を上演できること、⼼から光栄に思います。
中村哲さんの数あるエピソードの中でも、⼭⽥堰を突破⼝に⽤⽔路建設が動き出す話は特に印象的だったので、その⼭⽥堰がある場所で中村哲さん役として舞台に⽴てることが本当に幸せです。福岡県の皆様にとって⼤事な存在である中村哲医師。⼼して準備すると共に、皆様のご期待に添える作品となるよう、精⼀杯努⼒したいと思います。
⾳楽劇『⽣きるということ』朝倉公演、是⾮観にいらしてください。

樋⼝祥久(振付/踊り)

中井さんから創作活動の依頼が来るのはいつも唐突です。
「中村哲医師の作品を作りたい」尊敬する先輩にお声がけをいただいたのだから、⼆つ返事で YES でした。けれど、中村哲先⽣?前作の『ワタシノコト』とはカラーやスケールが全く違う。そして今回は踊りがメイン。どの様に作品に貢献出来るのだろう…これが私の最初の感想。全貌が⾒えない私は
困惑を隠せなかったけど、中井さんの瞳の奥に宿る熱い炎を⾒て、またしても先輩についていきました。本作は、中井智彦さんを代表するマスターピースになることでしょう。ただのエンターテインメントではなく、現代を⽣きる、すべての⽇本⼈に捧げる、命のバイブルです。朝倉公演は、初演では叶わなかった⽶島史⼦さんとの共演が実現します。新たな作品を創るつもりで創作活動に励みます。

⽶島史⼦(振付/踊り)

中村哲さんゆかりの地・朝倉市でこの作品に出演できること、⼤変嬉しく思います!
初演は振付として関わらせて頂き、いつも外から⾒ていた『⽣きるということ』の世界。そこに⾶び込むのが
今から楽しみで仕⽅ありません。
上野さんの佇まい・樋⼝さんの鋭さ・素晴らしい⾳楽、そして何より、キャスト/スタッフ/お客様を引き込む
中井さんの熱意。
数ある初演の⾒どころはそのままに、この作品が新しく⽣まれ変わる姿を観にいらしていただけたら幸いで
す。当⽇、お客様とともに特別な時間を過ごせますように。

作品コンセプト
ー 命の⽔と、緑の⼤地を ー
アフガニスタンで⻑年にわたり⼈道⽀援を続けた医師・中村哲。
その⽣涯を描いた本作は、「医療だけでは⼈は救えない」という信念をもとに、現地の住⺠と⽔路建設に挑み、⼲ばつ地帯を緑の⼤地へと変えていった軌跡を舞台化。
2019 年、活動中に銃撃を受け、73 歳でその⽣涯を閉じた中村医師。武⼒や権⼒ではなく「真⼼」で⼈と向き合い続けたその⽣き⽅は、現代を⽣きる私たちに、「⼈としての在り⽅」「平和の本質」を静かに問いかけます。
ドキュメンタリー映画『荒野に希望の灯をともす』(撮影・監督:⾕津賢⼆⽒)に着想を得て⽣まれたオリジナル⾳楽劇。

あらすじ
とある会場で⾏われた中井智彦のトーク&ライブ。ゲストの上野哲也が語ったのは、⼼を深く揺さぶられた中村哲医師の⽣き⽅だった。
その数⽇後、喫茶店で語り合うふたり。上野の⼀⾔をきっかけに、中井は中村哲医師の⽣き⽅を舞台作品として描く決意を固める。
「平和」と「共存」を体現し、深い真⼼に貫かれた中村哲医師の⾏動が、今を⽣きる私たちに静かに問いかける̶̶。

概要
タイトル:⾳楽劇『⽣きるということ 〜中村哲医師が⽰した真⼼〜』
⽇時:2026年1⽉24⽇(⼟) 12:30 / 16:30
※両公演アフタートーク予定 (ゲスト:⾕津賢⼆⽒)
会場:ピーポート⽢⽊ 中ホール(朝倉市総合市⺠センター)
キャスト・スタッフ
出演:
中村哲医師:上野哲也
⾕津賢⼆監督 / 国会議員:中井智彦
踊り:樋⼝祥久 / ⽶島史⼦
演奏:⻑濱司(ピアノ)/成尾憲治(ギター)/⻄原史織(ヴァイオリン&ベース)
脚本・演出:中井智彦
作曲:⻑濱司
振付:樋⼝祥久/⽶島史⼦
制作:upcoming 株式会社
・主催:⾳楽劇「⽣きるということ」朝倉実⾏委員会/共催:朝倉市教育委員会/協賛:社会医療法⼈天神会/後援:⻄⽇本新聞社/エフエム福岡/テレビ⻄⽇本
・朝倉市制施⾏20周年記念事業
・問合:BASE CAMP
TEL:092-406-7737(平⽇ 12:00〜17:00)
WEB:https://basecamp.jp.net/schedule/10100

舞台写真:⾶⿃まりな