
舞台『ビットワールド THE STAGE』が7月、東京・サンシャイン劇場にて開幕した。
出演、番組出演者でもあるいとうせいこう、金子貴俊、中田あすみ、 横山だいすけ、ソーズビー・キャメロンのほか、映像出演に升野英知(バカリズム)、また、舞台オリジナルキャストとして、上田堪大、小山百代、高橋怜也、特別出演に大和悠河。
日替わりコーナーゲストとしても浅川梨奈、 升野英知(バカリズム)、マキタスポーツ、古坂大魔王、増子敦貴(GENIC)らが登場。脚本・総合演出は、 SUGARBOYの川尻恵太、演出は白鳥雄介。
まずはスクリーンで楽しそうな「ミスティータウン」の様子が描かれる。マスター(いとうせいこう)とソーイ(中田あすみ)、謎のスイッチを見つけ…好奇心に負けて押してしまう!あっという間に!ブラックホールのようなものが現れ、「うわーーーーーー」と吸い込まれる。そしてたどり着いたところは…ビットワールドのようで違う世界「ニュービットワールド 」という別の世界だった。


ここからアドベンチャー、ミラレタ(金子貴俊)、ヨコヤマン(横山だいすけ)、ゾース(ソーズビー・キャメロン)と合流。そして舞台だけのオリジナルキャラクターであるダイゴ(上田堪大)とスミレ(小山百代)とユタカ(高橋怜也)、彼らは仮想空間総合研究所から来たという。
彼らはビットワールドを見て育ち、この世界に憧れている。そして、ものすごいラスボス感満載の!強烈キャラ、この世界の創造主と名乗る「ビットラン(大和悠河)」登場(最初は映像)、このビットランと対決することになる、というのが大体の流れ。


番組を特に知らなくても十分楽しめる。ところどころで観客参加型の場面もあり、また、登場するキャラが皆、濃いので、その濃さを笑い、面白がるのも一興。
マスターはブラックホールに吸い込まれてからは「セイコー」、なんとビットワールドの創設者に。いとうせいこうが貫禄を漂わせ、ダンスシーンもこなす、「ビットワールド」には天才ビットくんから引き続き出演のベテラン。元気なソーイ、見た目が強烈なミラレタ、やたら歌がうまいヨコヤマン、態度が大きいゾース、一度見たら忘れられない(夢に出てきそう)!升野英知は映像出演のみだが、これも強烈(笑)。ダイゴとスミレとユタカ、仲は良いが、ちょっとした三角関係、サイドストーリー的だが、この3人の”展開”も注目。

後半、「え?!そうだったの?」という場面もあり、なかなか波瀾万丈、セイコー危機一髪的な場面もあり、ノンストップで怒涛の展開だが、時々、ほっとするシーンもあり、緩急つけたコメディとなっている。

もちろん、バッドエンドにはならないので!落ち着くところに落ち着くので、ハラハラしつつも最後はほっこり。”本編”終了後は、ちょっとしたお楽しみなコーナー、ショーを設けてあり、家族で、もちろん大人同士でも。セイコーの言葉「ビットワールドは誰1人、置いて行かない世界なんだ」、優しさと慈愛に溢れた名言。公演は13日まで、東池袋のサンシャイン劇場にて。また、豪華日替わりゲストも用意、初日は浅川梨奈。
公開ゲネプロ前に簡単な挨拶。
浅川梨奈「初日と千秋楽ゲストで出演させていただきます。私が一番最初に出てきて一番最初に喋るっていうのもなかなか恐縮なんですけれども(笑)、先輩たちがもうこういう感じなんですよ!皆さんずっと稽古されていて完成されているので大丈夫かなと思ったんですけども、いつものビビッドな空気でちょっと安心しつつ、皆さんが作り上げてきたものを見れるのも個人的にも楽しみです。この濃い人たちの中にゲストで入らせていただいても浮かない…こういう感じの賑やかな皆さんなので、ゲストとして楽しませていただきたいなと思っております」
ソーズビー・キャメロン「ゾースだ!ビットワールド THE STAGE、笑いあり、涙あり、危機ばかり、大変だよ!余裕持って観たら大変だぞ!俺が言いたいことは、気をつけろ!」
横山だいすけ「『ビットワールド THE STAGE、来たら分かるよ、最高だーーーーーよ ♪』ありがとうございます」
中田あすみ「稽古はひと夏の部活のように、一丸となって頑張ってきました。ビットらしい作品になっていると思いますので、どっぷり世界にハマっていただければと思います」
金子貴俊「宇宙人役をさせていただきます。『ミラレタなのだーーー!』私はこの作品で、宇宙人の役で出ると思わなかったので、初舞台でございます!テレビの中で十何年やってきているのですが、舞台の中で、アドリブや無茶振りの場面が多くて、私のやっていることは無茶苦茶です。ただただ楽しんで笑っていただけたらと思います!」
大和悠河「キャラの濃いビットワールドの皆さんに、敵対するビットランという役をさせていただきます。25年も続いて、愛されている番組のステージ化に出させていただけて、光栄に思っています。皆さんに負けないように、思いっきり敵対して、頑張りたいと思います」
上田堪大「舞台を主にやっているキャストが、ビットワールドの皆さんと、どういう風に溶けこんで、交わっていけるのかなと思っていましたが、せいこうさんのケアをすることで距離が縮まりました!本番中もしっかりと、せいこうさんのケアをしつつ、お客様には他の舞台と違った楽しみ方を存分に楽しんでもらえたらと思います。」
小山百代「私たち3人(上田・小山・高橋)は舞台のオリジナルキャラクターということで、どんな性格のキャラクターなのかを、皆さんに観ていただいて、楽しみにしていただければ。暑い中稽古をやって来ましたので、皆さんにお届けできるが楽しみで仕方がありません。日替わりで色んな場面が替わっていきますので、何回も劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです」
高橋怜也「今回舞台チームと、ビットワールドチームが融合して、稽古中は試行錯誤して創ってきたのですが、最後に、お客さんのアイデアと共に、舞台ビットワールドが完成しますので、一緒に創り上げて、最高に面白くできたらなと思います」
いとうせいこう「僕がまともにちゃんといた位置に立つとか、決まったセリフを言うことは、ほとんど出来ないものですから、後ろで必ず誰かが…“介護”って呼ばれているのですが。僕が動いたら、喋ったら、後ろから教えてる人がいても気にしないでいただいて。後ろの人の通りに言ってるだけなので。そのハラハラしている感じも含めて僕は楽しくて、毎日やる度に違う解釈が出てくる舞台になっていると思いますので、皆さんも一回と言わず、二回三回とぜひ観ていただきたいなと、そして周りの方に宣伝していただきたいなと願っています!本日から始まります!よろしくお願いします!」
あらすじ
マスター(いとうせいこう)とソーイ(中田あすみ)たちが楽しく暮らす「ミスティータウン」。ある日突然ブラックホールのようなものが現れ吸い込まれていく 。そこはビットワールドのようで違う世界「ニュービットワールド 」という別の世界だった。
ミラレタ(金子貴俊)、ヨコヤマン(横山だいすけ)、ゾース(ソーズビー・キャメロン)もセイコー (いとうせいこう)たちと合流。仮想空間総合研究所から来たダイゴ(上田堪大)とスミレ(小山百代)とユタカ(高橋怜也)と共に、この世界の創造主と名乗る「ビットラン(大和悠河)」と対決しこの世界の謎を解明していく。元の世界に戻るため「ニュービットワールド 」で、仲間たちと奇想天外な冒険を繰り広げていく。
概要
舞台『ビットワールド THE STAGE』
日程・会場:2025年7月4日(金)~13日(日)東京・サンシャイン劇場
脚本・総合演出:川尻恵太(SUGARBOY)
演出:白鳥雄介
出演:
上田堪大 小山百代 高橋怜也 / 大和悠河(特別出演)
金子貴俊 中田あすみ 横山だいすけ ソーズビー・キャメロン
升野英知(映像出演)
いとうせいこう
日替わりコーナーゲスト出演:浅川梨奈 升野英知 マキタスポーツ 古坂大魔王 増子敦貴(GENIC)(出演順)
問合:0570-00-3337(平日12:00-15:00)
企画・制作:ディレクションズ
主催:『ビットワールド THE STAGE』製作委員会
公式HP:http://bitworld-stage.com
©︎舞台『ビットワールド THE STAGE』