川平慈英&伊原剛志 漫才ミュージカル 「なにわシーサー’s 」 開幕

俳優の川平慈英と伊原剛志が、昨年12月に漫才コンビ「なにわシーサー’s」を結成!
いまや全国からお呼びがかかる漫才コンビに。
芸人の殿堂「東洋館」の舞台にも立ち、またNHK「あさイチ」をはじめ、テレビやラジオにも漫才コンビ「なにわシーサー’s」として出演。
そんな彼らのオリジナルミュージカルが開幕。


劇中では、「なにわシーサー’s」としてネタを披露する他、歌って踊る、これまでに観たことのないあらたな「漫才ミュージカル」を。


まず、小南満佑子が艶やかなドレス姿で登場し、ミュージカルナンバーに乗せて漫才の歴史を歌う。実は漫才は平安時代に成立(おお〜)、伝統芸能「萬歳」が、江戸時代から昭和時代にかけて、大阪・京都を中心とする上方(畿内)の寄席において、独自に発展したもの。それから”本編”が始まる、という趣向。

2人の出会い、万博(今、やってる万博ではなく、昭和45年のExpo’70、念の為)、沖縄から見物にやってきたジェイ、大阪在住のつよっさん、この時点では小学生、もう格好が!!半ズボン、ジェイは万博のTシャツ、つよっさんの鼻から…鼻水(いかにも昭和な小学生)、運命の出会い。そこから長い時を経て大人になり、ひょんなところで偶然出会う。

そしてコンビを組むことに。この2人の歩みを音楽と漫才と芝居で綴っていく。お笑いの世界へ飛び込む、もちろん順風満帆、というわけではない。それを楽しく、漫才を挟み込みながら、笑いながら、時にはちょっとほろっとしつつ、な展開。そして小南満佑子がいろんな役で2人に絡んでいく。歌もダンスも!そして、ジェイ、つよっさんも踊る(踊り終わると息切れ(笑))。

テンポよく進行する物語、客席から頻繁に笑いが起こる。また通路を使う演出もあり、ライブ感いっぱい。恵比寿・エコー劇場なので、本当に間近、楽しく、笑いつつ、あっという間の1時間半、川平慈英と伊原剛志、芸達者な2人が実に楽しそう。

そして小南満佑子、コテコテの関西人らしく!漫才ミュージカル、漫才シーンとミュージカルシーンのメリハリが効いている。月並みな言い方かもしれないが、文字通り、笑いあり、涙あり、ホッとするところあり。
ビジュアル的には、昭和な世代には懐かしいものがわんさか(笑)。居酒屋のシーンではやる気のないバイト(小南満佑子がいい味を)、最後の最後で……感動シーン。”本編”終了後は、ちょっとしたレビュー的なショーも。シンプルに楽しく、楽しく、気楽に観れる漫才ミュージカル、公演は27日まで、恵比寿のエコー劇場にて。

初日に先駆けて会見とゲネプロが行われた。
まずは挨拶。

川平慈英「今までずっと同じスタッフの方々の前でやってるから、もうあまりウケていないんじゃないかと…是非是非、宣伝の方を!!」

伊原剛志「もうかれこれ1ヶ月ちょっと稽古をやってきましてやっとっていう感じです。最初は本当に1時間半、僕ら2人ですっぱりなんでセリフを覚えられるかなと。その中で歌を歌いながら踊りもやりながら、もう新しい挑戦をこれやってるんでできるかなって不安だったんですけど、これができるんですね!まだやれるということでこれを機に、本当に毎年、ライフワークのようにこの舞台ができればなと思っております。皆様、よろしくお願いいたします」

小南満佑子「漫才ミュージカル、初めての試みになるんじゃないかと思います。お客様の笑い声あっての完成するものだと思うので、ぜひ大いに泣いたり、感情を爆発させながら、楽しんでいただけたらと思います」

初日を迎えるにあたり、心境を。

川平慈英「構想3年半、やっと明日、みなさんの前で…明日からライフワークが始まる、去年の10月にちゃんと漫才師としてデビューして、営業も20ヶ所ぐらい行ったっけ…いろんなところに行ってホテルからも会場からいろんな劇場、本当にやっとやっとカーテンが上がるんだなっていう本当に嬉しい気持ちでいっぱいですね。60過ぎたおいちゃんがこんなにキラキラはしゃいで楽しんでるんだなっていうポジティブなエネルギーを皆さんに届けられたら明日から次に届けられるんだっていう…ちょっと今、かなりハイになってます。お客さん見てもらってお客さんからパワーをいただいて明日はついに羽ばたくことに」

伊原剛志「お客様がどういう反応してくれるのか。それが非常に今楽しみで。この1時間半もう目いっぱい、おかげさまでもずっと1時間喋ってるんで、やっぱり勢いに乗っていかないといけない、これが私が普段やってる役者の仕事とちょっと違う。踊りと歌はもう本当に川平慈英に引っ張られながら、アドバイスしてもらいながら(キレキレですよby川平)、ハードル上げるな!今回振付師が、そのJACの後輩なんですよ、それで後輩にちょっと甘えながら、叱咤激励…毎日やってます。本当に楽しみにしていただければと思います」

小南満佑子「こんなお2人を見たことないっていう姿をたくさん観れると思います」

また。漫才ミュージカルについての質問、

伊原剛志曰く「ミュージカルのような漫才、漫才のようなミュージカル」、それを受けて川平慈英は「観て頂かないと」といい、伊原剛志は「1時間半、笑わせて、ほろっとさせて、いろんなことをしたいなと思っていただけると思います」と語る。川平慈英も「やはり幾つになっても、人生楽しいことにチャレンジしていいんです!(独特の言い回し)」、面白エピソード、「着替えが間に合わなかったり」(川平慈英)、「ベルトが…ズボンがストーーーンと」(伊原剛志)、「洋服が逆になったり、毎回何かが(笑)」(川平慈英)。わちゃわちゃと話題は尽きない様子。
結成して半年、営業も盛んに行い、浅草の東洋館には2回出たそう。呼ばれれば学校でも刑務所でも病院でも、とのこと。漫才コンビとしてはずっと続けていくそうなので!
最後にPR、声を揃えて「よろしく!」と唱和し、会見は終了した。

なにわシーサー’s
ジェイ(川平慈英)1962年9月23日生まれ / 沖縄県出身
つよっさん(伊原剛志)1963年11月6日生まれ / 大阪出身

<会見レポ>

川平慈英 伊原剛志の漫才コンビ「なにわシーサー’s」7月にミュージカル上演 楽しく製作発表会

概要
日程・会場:2025年7月17日(木)~27日(日)恵比寿・エコー劇場
企画:川平慈英 伊原剛志
脚本:畑中翔太
演出:小山ゆうな
漫才台本・指導:博多ヒト志
音楽:小澤時史
振付:平澤智
出演:なにわシーサー’s、小南満佑子
沖縄琉球のジェイ:川平慈英
大阪なにわの剛志:伊原剛志
美咲 漫談師の女:小南満佑子
主催 なにわシーサーズ製作委員会
『なにわシーサー’S』公式SNS
X:https://x.com/naniwashisas/
YouTube : youtube.com/@naniwashisas