
村上春樹が36歳の時に発表され、海外でも人気の高い長編小説「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」が、フィリップ・ドゥクフレ演出・振付、藤原竜也主演にて世界で初めて舞台化。2026年1月10日より東京芸術劇場プレイハウスにて上演するほか、宮城、愛知、兵庫、福岡で公演。
全キャストが発表。初の村上春樹作品出演となる藤原竜也が演じるのは、“ハードボイルド・ワンダーランド”の主人公である私役。1985年の東京を舞台に、意識の核に思考回路を埋め込まれた私がその回路に隠された秘密を探るため、地下世界からの脱出を目指す。森田望智は、“ハードボイルド・ワンダーランド”の司書役と“世界の終り”の彼女役という、同時進行する二つの世界に登場する女性を演じ分ける。
“世界の終り”の影役を演じるのは、元K-BALLEプリンシパルダンサーであり俳優・振付家としても活動する宮尾俊太郎。“ハードボイルド・ワンダーランド”のピンクの女役にはNHK連続テレビ小説「ブギウギ」やドラマ「だが、情熱はある」、主演映画「港に灯がともる」、舞台『ジャズ大名』に出演するなど活躍目覚ましい富田望生。
“世界の終り”の主人公である僕役には、オーディションを経て、駒木根葵汰と島村龍乃介がWキャスト出演。駒木根は、「機界戦隊ゼンカイジャー」や「天狗の台所」シリーズ、「25時、赤坂で」など数々の映像作品にて主演を務め、舞台初出演。島村は舞台『弱虫ペダル』4作で主演。ドラマ「アンメット」や「週末旅の極意 2」などに出演。
“ハードボイルド・ワンダーランド”の小男役や“世界の終り”の管理人役を演じるのは、舞台『ハリー・ポッターの呪いの子』でアルバス役を2年以上に渡り演じた藤田ハル。また、“ハードボイルド・ワンダーランド”の大男役や“世界の終り”の門番役を、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』『ピローマン』『リア王』などに出演する松田慎也。
物語の真相を握る“ハードボイルド・ワンダーランド”の博士役と“世界の終り”の大佐役の二役を舞台『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』や舞台『天號星』、日曜劇場「19番目のカルテ」などに出演の池田成志。
さらにフランスを代表する世界的アーティストであるフィリップのダンスやサーカスの要素が融合した演出と振付を表現するために10名のダンサーが様々な役を演じる。
東京公演チケットはホリプロステージにて9月2日12:00から。
配役
藤原竜也・・・“ハードボイルド・ワンダーランド”の私
森田望智・・・“ハードボイルド・ワンダーランド”の司書、“世界の終り”の彼女
宮尾俊太郎・・・“世界の終り”の影
富田望生・・・“ハードボイルド・ワンダーランド”のピンクの女
駒木根葵汰/島村龍乃介(Wキャスト)・・・“世界の終り”の僕
藤田ハル・・・“ハードボイルド・ワンダーランド”の小男、“世界の終り”の管理人
松田慎也・・・“ハードボイルド・ワンダーランド”の大男、“世界の終り”の門番
池田成志・・・“ハードボイルド・ワンダーランド”の博士、“世界の終り”の大佐
あらすじ
“世界の終り”と“ハードボイルド・ワンダーランド”という二つの世界が同時進行で描かれる。
二つの物語が織りなす、思いもよらない結末とは――。
・世界の終り
周囲が高い壁に囲まれた街に“僕”はやって来た。街の人々は一見平穏な日々を過ごしている。僕は街に入る際に影を切り離され、いずれ“影”が死ぬと同時に心を失うと知らされる。僕は古い図書館で美しい少女に助けられながら一角獣の頭骨に収められた夢を読む仕事を与えられていたが、“影”から街の地図を作成するよう頼まれる。影は街から脱出する方法を模索していたのだ。僕は地図を完成させるために、図書館の彼女や大佐、発電所の青年から話を聞き、街の正体を探るのだった。
・ハードボイルド・ワンダーランド
“組織”に雇われる計算士である“私”は、依頼された情報を暗号化する「シャフリング」という技術を使いこなす。ある日私は謎の博士に呼び出され、博士の孫娘の案内で地下にある彼の秘密の研究所に向かい、「シャフリング」を依頼される。博士に渡された贈り物を開けると、そこには一角獣の頭骨が入っていた。私は頭骨のことを調べに行った図書館で、心魅かれる女性司書と出会う。だが博士は研究のために、私の意識の核に思考回路を埋め込んでいた。世界が終るまでの残された時間が迫るなか、私は地下世界から脱出し、どこへ向かうのか。
概要
舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
会期会場:
東京:2026年1月10日(土)~2月1日(日) 東京芸術劇場プレイハウス
宮城:2026年2月6日(金)~8日(日) 仙台銀行ホール イズミティ21
愛知:2026年2月13日(金)~15日(日) 名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)
兵庫:2026年2月19日(木)~23日(月祝) 兵庫県立芸術文化センター
福岡:2026年2月28日(土)~3月1日(日) J:COM北九州芸術劇場
スタッフ
原作:村上春樹
演出・振付:フィリップ・ドゥクフレ
脚本:高橋亜子
キャスト
藤原竜也
森田望智
宮尾俊太郎
富田望生
駒木根葵汰/島村龍乃介(Wキャスト)
藤田ハル
松田慎也
池田成志
上松萌子、岡本優香、冨岡瑞希、浜田純平、原衣梨佳、
古澤美樹、堀川七菜、山田怜央、吉﨑裕哉、Rikubouz (五十音順)
東京公演・チケット販売詳細
S席:12,500円
サイドシート:8,800円
U-25(25歳以下当日引換券):6,500円
Yシート(20歳以下当日引換券):2,000円
ホリプロステージ チケット販売スケジュール
抽選先行:9月2日(火)12:00~9月7日(日)23:59
先着先行:ゴールド会員:9月20日(土)9:00~10月5日(日)23:59/ レギュラー会員:9月20日(土)10:00~10月5日(日)23:59
一般発売:10月8日(水)11:00~
U-25(25歳以下当日引換券):10月8日(水)11:00~
Yシート(20歳以下当日引換券):10月13日(月祝)17:00~10月19日(日)23:59
※詳細はWEB参照 https://horipro-stage.jp/news/sekainoowari2026_ticket/
公演中イベント
ホリプロステージ会員貸切公演:1月12日(月祝)12:30
アフタートーク登壇者:宮尾俊太郎、駒木根葵汰 他/ 来場者全員プレゼント:ステッカー
東京公演:
共催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
協力:新潮社・村上春樹事務所
主催・企画制作:ホリプロ