
『大逆転!戦国武将誉賑』が20日、明治座にて開幕。
松平健・コロッケ・久本雅美・檀れいら日本のエンターテインメント界を代表する 4 座長と、細川徹が描く奇想天外なストーリーを軸に笑いあり涙あり歌ありモノマネあり・・・そして最後はキャスト全員参加の「マツケンサンバ II」で感動のフィナーレ!?ありとあらゆるエンターテインメントを詰め込み2023年に大好評を博した『大逆転!大江戸桜誉賑』に続く、“大逆転!シリーズ”待望の第2弾。
今作では、戦国時代を舞台に、松平健演じる織田信長と檀れい演じる妻のお濃、コロッケ演じる豊臣秀吉と久本雅美演じる妻のねね…戦国時代を象徴する 2人の武将とその妻たち、そして個性豊かな武将たちが“笑いあり!涙あり!サンバあり!何でもあり!なエンターテインメント時代劇”を。
武将たちが次々と登場し、合戦。そして、織田信長(松平健)が馬に乗って颯爽と舞台中央から登場し、早速殺陣を見せる。観客席からは拍手喝采。もうここで掴みはOK。織田信長、ここではパワハラな夫、妻のお農(檀れい)が謝ったり。それから主人公の織田信長が、なんと、早々に本能寺の変で死んでしまう!

だが、織田信長、しぶとい、死んでも幽霊になって登場するから面白い。幽霊だがら、基本的に見えない、という設定。妻の変貌ぶりに驚く。「未亡人、最高!」と、大はしゃぎで派手な着物に身を包んで、お友達と温泉に行ったり。




前回もそうだったが、はちゃめちゃな展開が楽しく、キャラクター設定も笑える。秀吉(コロッケ)の妻(久本雅美)は夫を尻に敷く、ここでは秀吉の武勲は全てねねのなせる技、ということになっており、ねねはやりたい放題(笑)。しかもイケメン大好き、伊達政宗(立花裕大)にゾッコン。また、信長は幽霊なので、こちらもやりたい放題、信長そっくりの農民・彦左衛門(松平健)に憑依し、大根でチャンバラ(笑)。休憩30分を挟んで2幕、ショータイムが多いので、ここはクラップで盛り上がれる。モノマネといえば、コロッケのお家芸、この国宝級の芸が楽しめる。また、松平健も負けじと、ロボット芸を!そして檀れいも!瀬川瑛子!。なんだかんだのすったもんだの挙句、ラストは泣かせる。

また、アクション、殺陣もふんだんに。松平健、立花裕大、赤澤遼太郎はもちろん、見どころは檀れいの華麗なる立ち回り。そしてフィナーレは、もちろん、「マツケンサンバ」、これを見なきゃ帰れません!とばかりに観客席はペンライト。
初日が終わってホッと一息、簡単な会見が行われた。登壇したのは松平健(織田信長)、コロッケ(豊臣秀吉)、久本雅美(ねね)、檀れい(お農)、立花裕大(伊達政宗)、赤澤遼太郎(森蘭丸)。2年ぶりの大逆転!シリーズ。
松平健「前回より動き回るので、疲れますが、最後まで頑張っていきたい」
檀れい「松平さん、コロッケさん、久本さんとご一緒できるのが嬉しくて。初日を迎えて、お客様も待っていてくださったんだなと…みんなで元気に」
コロッケ「また、できることはありがたいです。新しい仲間が加わり、お芝居しながらモノマネやる…訳わからない(笑)。喜んでいただけるエンターテイメントを。」
久本雅美「嬉しいです。どの場面も好きで、最後の最後まで皆さんに喜んでいただけるように」
立花裕大「この4人の方々の中で立たせていただける光栄です。初日は幸せな気持ちになりました。最後まで頑張っていきたいです」
赤澤遼太郎「いろんな作品に、映像で見ていた方々とご一緒に…。小学校の運動会でマツケンサンバ踊りました。まさか、舞台で(松平健さんと)ご一緒できるなんて。一人でも多くの方に」
見どころなどを聞かれて松平健は「笑うところも盛りだくさん」とコメント、楽しいシーンも多く、コロッケのモノマネは随所に。檀れいは「みんなの特長を生かして。パワーアップしています、2年前よりしんどい」と笑う。今回は檀れいのアクション、殺陣、かなり多い!コロッケは「スピード感のある舞台」とコメント。1幕80分、2幕も80分だが、長さを感じさせない。久本雅美は「オープニングで馬が走る!斬っていく、かっこいいです、見応え半端ないです」とコメント、幕開きの合戦のシーンから即、馬で登場する、待ってましたとばかりの拍手。立花裕大は「皆さん、優しくって。何も考えずについていきたい、アイスホッケーをやってて役にたちました」とコメント。元々はジュニアアイスホッケーの選手だったそう。赤澤遼太郎は「差し入れが毎日豪華!今日も10個ぐらい差し入れがありました」とコメント。また、シリーズ化はあるのか?という問いかけに対して「やってほしいですね…でも、皆さんお忙しいので」とコメント、そこに久本雅美が「一番、忙しいじゃん!」と指摘。
また、檀れいは初のモノマネを。「前回は動物の鳴きまねだったので、(今回も)動物だったらいいな〜と思っていたら、人だったんです。(モノマネに対して)ドキドキがあった、緊張してバクバク」とコメント。モノマネの練習については「「コロッケさんに“どうやってやるんですか?”とお伺いして、(ものまねを)携帯で動画を撮らせていただいた。見ながら、練習しました」その成果は劇場で。その檀れいのモノマネについてコロッケは「こんなにできるんだ、日を追うごとにどんどん上手くなってる」と最大級の賛辞。そして記者席から檀れいに対して「(宝塚歌劇団を)退団して20周年?」と聞かれて「忘れてました(笑)」と天然ボケな一幕も。92年に入団し、05年に退団、今年20周年!
最後に公演PR。

松平健「第二弾、前回以上にパワーアップ、見にきてくれたら嬉しいです」と締めくくり、会見は終了した。
<製作発表会レポ記事>
<『大逆転!大江戸桜誉賑』公演レポ記事(2023年)>
松平健, コロッケ, 久本雅美, 檀れい 華やか! 賑やか! ド派手! 脚本 演出 細川徹 明治座創業150周年記念 前月祭『大逆転!大江戸桜誉賑』 大いに笑って、笑って!
概要
公演名:『大逆転!戦国武将誉賑』(だいぎゃくてん!せんごくかーにばる)
脚本・演出:細川徹
出演:
織田信長:松平健
豊臣秀吉:コロッケ
ねね:久本雅美
お農:檀れい
伊達政宗:立花裕大
森蘭丸:赤澤遼太郎
足利義昭:丹羽貞仁
徳川家康:真砂京之介
次郎兵衛:大堀こういち
雑賀衆 孫一 冨田昌則
明智光秀:瀬野和紀
柴田勝家:梅垣義明
井伊直虎:今川宇宙
お市:水湊美緒
服部半蔵:カムイ
高倉百合子 夢咲みのり 中冨杏子 千葉のぶひろ 那須沙綾 兵頭有紀 片伯部浩正 村岡友憲 じゃっき~ 佐伯啓 新井美羽 渡辺窓日
日程・会場:
東京公演
2025年9月20日(土)~10月19日(日) 12:00/17:00/18:00(予定)明治座
大阪公演
2025年11月8日(土)~11月24日(月・休) 11:00/16:30 新歌舞伎座