
劇団ホチキスが本多劇場初進出、反りの合わない姉弟が織りなす「コンゲーム」を描いたコメディー。ホチキス米山、渾身の書き下ろし新作、26年1月上演。本多劇場公演の後は新潟、愛知、劇団初のツアー公演。
物語の主人公 奥窪想(おくくぼおもい)は、自分のことを『ベイビーブラフ(生まれついての嘘つき)』と呼ぶほど、幼い頃から嘘の天才で、今は悪党だけを狙う詐欺師として生きている。そんな想の唯一の肉親である姉を助けるために、仲間と共に巨悪に立ち向かうストーリーが展開。
主演を務めるのは、2021年上演の劇団ホチキス公演「月野木グラビティ」で、劇団と抜群の相性を見せた梅津瑞樹が天才詐欺師、奥窪想を演じる。また、劇団公演に幾度も出演している校條拳太朗、町田慎吾、そして劇団☆新感線より、ホチキス初参加となる粟根まこと、と豪華ゲストが華を添える。劇団員の小玉久仁子、山﨑雅志、齋藤陽介、内村理沙、山本洋輔、そしてホチキスに久しぶりに参加する齊藤美和子と、劇団員も顔を揃え、二転三転の騙し合いを描いていく。
劇団ホチキスは、「演劇的冒険を駆使し、圧倒的多幸感を観客に提供する」を理念に活動。散りばめられた伏線がラストに向けて収束し、鮮やかに回収されていくストーリー。そこに、舞台の可能性を広げる、演劇的遊び心に溢れた奇抜な演出を組み合わせることで、観終わったのちに多幸感に包まれながら劇場をあとにできる、エンターテイメント性が魅力の劇団。
あらすじ
奥窪想(おくくぼおもい)は、自分のことを『ベイビーブラフ(生まれついての嘘つき)』と呼ぶほど、幼い頃から嘘の天才であった。須く彼は詐欺師となる。ただし狙うのは悪党のみ。悪徳詐欺師を欺き大金をせしめる生活を送っていた。想の唯一の肉親、姉の真(まこと)は実直な実業家で、嘘をつくと蕁麻疹が出るほどの正直者。二人は幼少期に両親を亡くし施設で育った。施設を出てから二人は対照的な道を歩んだのだ。ある日想は、真の所有するビルが、ヤクザ組織に乗っ取られかけている事を知る。想は、姉を助けるために策を巡らし、自分の「嘘」の能力で姉を助けようと画策する。果たして二人はビルを取り戻し組織を打ち負かす事ができるのか?
二転三転の騙し合いに、演劇的冒険を掛け合わせて描かれる姉弟の絆と詐欺師たちの騙し合いの物語。今、危険なコンゲームの幕が開く‼️
梅津瑞樹より
生きていると騙し騙されというのはままあることですが、どちらかといえば騙されるより騙す方が好きなウメツです。
久方ぶりの劇団ホチキス。こうしてまた呼んでいただけたことがとても嬉しいのですが、それにしたって、前回出演させていただいた『月野木グラビティ』といい、今作『ベイビーブラフ』といい、もしや米山さん、僕が如何にもひとを騙しそうだと思っているのでは…という疑念が拭えません。それはそうと先日、アサガオの観察日記つけたさに種を植えようと実家の裏庭を掘っていたら、偶然子供の頃に埋めたタイムカプセルが出てきたので、中に入っていた当時のおもちゃを中野の「まんだらけ」に持っていったところ3万円の値がつきました。嘘だけど。
脚本・演出 米山和仁より
4年前、劇団ホチキス公演「月野木グラビティ」で梅津くんに出演していただき、また、こうして新しい物語を創り出せることに喜びを感じています。この4年、梅津くんが創る二人芝居や、一人芝居。彼が携わるたくさんの作品を観てきて、「なんと多才で、いろいろな顔を持っているのだ」と私は驚愕していました。その想いが「生まれながらに嘘をつく男“ベイビーブラフ”」を生み出したのです。彼の演じる主人公、奥窪想(おくくぼおもい)がどんな「嘘」をつき、心にどんな「本当」を抱いているのか、乞うご期待。また、今回は劇団ホチキスとして、初めての本多劇場、初めて新潟県長岡市などの3都市ツアーと、初めて尽くしの公演で、劇団メンバー全員気合が入っています。本当に。
概要
日程・会場
東京
2025年1月28日(水)〜2月1日(日) 本多劇場
長岡
2025年2月7(土)、8日(日) 長岡リリックホール シアター
名古屋
2025年2月14日(土)〜2月15日(日) メニコン シアターAoi
出演
梅津瑞樹/山﨑雅志 齋藤陽介 内村理沙 山本洋輔 齊藤美和子/町田慎吾/校條拳太朗 小玉久仁子 粟根まこと/ほか
作・演出:米山和仁
企画・製作:劇団ホチキス
#ホチベビ
ベイビーブラフ特設サイト:https://hotchkiss.jp/baby
問い合わせ先
劇団ホチキス)
baby@hotchkiss.jp