南果歩,平田満 出演 横山拓也 書下ろし「ハハキのアミュレット」岐阜•可児 ala Collectionで開幕

可児市文化創造センターala(岐阜)にて、南果歩、平田満が出演 横山拓也による書下ろし舞台「ハハキのアミュレット」が開幕。
同ホールよる⟪ala Collectionシリーズ⟫の16弾。社会問題に鋭く切り込む観察眼に加え、ユーモアとエンタテイメントを盛り込んだ緻密な会話劇に定評のある横山拓也が作•演出。同族経営の後継者問題で揺れ動く家族の葛藤を炙り出す物語。主演は南果歩、その兄役を平田満が演じる。棕櫚箒作りを営む家族に焦点を当て、ユーモアを盛り込みながら、家族であることの生き辛さ、時と共に変化するライフスタイルと広がりゆく世代間ギャップ、それでも変わらない家族愛と生きていくことの尊さを描く。可児市での公演後、東京、ひたちなかなど6都市でツアー公演がある。

『ハハキのアミュレット』開幕コメント

横山拓也(作・演出)
可児市文化創造センターalaでの滞在製作は、東京にいると忘れてしまうような、ゆったりとした時間の流れがあって、ずっと作品のことを考えて、濃密な稽古を重ねることができました。主演の南果歩さん、平田満さんという先輩の存在が心強く、お二人をはじめ、過去、iakuに出演してくれている俳優や、若いメンバーも、みんな作品にまっすぐに向き合ってくれて、誰からともなく、稽古が活性化するアイデアや意見が飛び交うような、本当に良い稽古場になりました。いつまでも稽古していたかったくらいです。南さんと平田さんが演じる長年離れていた兄妹を中心とした家族劇。関西弁で捲し立てる丁々発止の会話劇を楽しんでいただけたらと思います。また、「棕櫚箒」という作品のモチーフとしては珍しいアイテムにも注目です。

南果歩
舞台はアナログの世界で、毎日同じお芝居であっても、今日観たお芝居は劇場に居合わせた方々だけが体感出来るもので、明日のお芝居とはまた違うんです。それは打ち上げ花火のようで、私たちは今日の花火は今日だけ、明日はまた別の花火を打ち上げます。この年代になって今回の横山さんの戯曲に出会えたことがとても幸せです。この舞台が花火の残像のようにみなさまの心に残ることを祈念しております。

平田満
可児市で初日を迎えたこの公演は、みんなのチームワークもよく、とても楽しんでいます。
関西の過疎地のお話ですが、どこでも、どなたにも心に当たるところのある、人を信じたくなるお芝居です。ぜひご覧ください!

概要
作・演出:横山拓也
出演:南果歩 / 福本伸一、緒方晋、橋爪未萠里、田中亨、東宮綾音 / 平田満
美術:稲田美智子 照明:葛西健一 音響:佐藤こうじ 衣裳:木村春子 演出助手:畑田哲大
舞台監督:深瀬元喜 制作:髙野美保、岩田悠、馬場順子 プロデューサー:澤村潤
宣伝協力:吉田プロモーション 制作協力:ニベル

可児公演
会期会場:2025年9月29日(月)~10月5日(日) 可児市文化創造センターala・小劇場
※10月4日(土)手話付公演
アフタートーク情報
9月29日(月)14:00回:登壇:横山拓也、南果歩、橋爪未萠里、東宮綾音/ひかりん 進行(FMらら)
10月1日(水)14:00回:登壇:横山拓也、平田満、福本伸一、緒方晋、田中亨/ひかりん 進行(FMらら)
主催:(公財)可児市文化芸術振興財団

東京公演
会期会場:2025年10月9日(木)~15日(水) 吉祥寺シアター
※10月14日(火)14:00回の追加公演あり ※10月12日(日)手話付公演
アフタートーク情報
10月9日(木)14:00回:登壇:横山拓也、南果歩、澤村潤(可児市文化創造センター)
10月10日(金)19:00回:登壇:横山拓也、平田満、澤村潤(可児市文化創造センター)
主催:(公財)可児市文化芸術振興財団 協力:(公財)武蔵野文化生涯学習事業団

ツアー公演
ひたちなか:10月18日(土)13:00 ひたちなか市文化会館
宇都宮:10月25日(土)14:00 栃木県総合文化センター
廿日市:10月31日(金)18:30 はつかいち文化ホール ウッドワンさくらぴあ
日田:11月3日(月)14:00 日田市民文化会館「パトリア日田」
丸亀:11月5日(水)18:30 丸亀市綾歌総合文化会館 アイレックス
知立:11月8日(土)13:00 パティオ池鯉鮒「知立市文化会館」

WEB:https://kpac.or.jp/collection16/