
「阪神・淡路大震災」から30年の今年。舞台『1995117546』は、企画・作・演出のウォーリー木下自身が大学時代に被災し、九死に一生を得た経験をもとに、1995年1月17日5時46分に起きた、未曾有の大地震自然災害と直面した時の恐怖と生き抜くことになった出来事を描く物語。12月に兵庫•東京で上演となる。
コメント
ウォーリー木下
人生で一度くらいは
自分のことを書いてみても
いいのかもしれない。
そう思うのに30年という
時間がかかった。
そのくらい「寝かせ」て
はじめてできることも
あるのだろう。
あの時に起こった
出来事を中心に
「あくまでもフィクション」として、
神戸と地震と青春
というものを
描いてみようと思っている。
「お涙頂戴」には
ならないと思うので
安心してください。
それとキャストは
僕が信頼する
大好きな俳優さんが
集まってくれて、
おそらく作り方も
今までやったことないような
やり方をしようと思う。
どうせやるなら
過去を振り返るのではなく
未来を照らすような
作品になるように。
あらすじ
気づくと僕は瓦礫の下にいた。
身動きできない中で、
聞こえる声、
それは猫のスミレの声だ。
彼女に救助を
呼んでくるよう託す。
僕は目の前の暗闇を覗く。
瓦礫の上では大学生の3人が、
あるものを探している。
彼らの友達のひとりで
演劇サークルの彼は
いまだに行方不明だ。
彼が書いていた戯曲が
瓦礫から見つかる。
その日、その時間、
止まっている人たちの
いくつかの断片的な物語が
交錯し、
地層のように重なり合い、
時が動くのを
じっと待っている。
出演者コメント動画 公式YouTubeにて公開中。
概要
日程・会場:
兵庫:2025年12月13日(土)~14日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
東京:2025年12月18日(木)~27日(土) 東京芸術劇場 シアターウエスト
企画・作・演出:ウォーリー木下
出演:須賀健太、中川大輔、斎藤瑠希、前田隆成、田中尚輝、小林 唯
企画・製作:シーエイティプロデュース