鳳恵弥、折笠愛出演、舞台『BARON』12月に新宿で公演。20年前、獣医師業界を揺るがしたペットに対する医療詐欺事件『バロン事件』
去勢手術を受けたラブラドールがその翌年にセルトリ細胞種(睾丸の癌)を発症し、死亡したことに対するこの裁判は当時の獣医師界に蔓延していた闇を暴き出す結果となり法廷闘争を経て、2007年にペット裁判としては異例の100万円を超える賠償判決がセンセーショナルに報道をされた。
2023年12月の公演より点描



この事実を元にして、23年12月に公演された初演は大きな反響があり、今回の新作は≪99.9 ~刑事専門弁護士~≫などのヒット作を世に送り出す演出の木村ひさしを総合監修に、つかこうへい門下でTOKYO演劇祭で最優秀俳優賞も受賞した鳳恵弥が演出脚本出演、本作品の元になった日記を書いていた主人公の妻みなこ役には≪サクラ大戦≫≪小公子セディ≫≪ワンピース≫など人気アニメにてメインキャストとし出演、また≪ドラえもん≫ては静ちゃんの母、≪ちびまる子ちゃん≫では丸尾君の母なども担当する折笠愛が出演する。

<初演レポ記事>
あらすじ
谷口たかしは50を少し越えたばかりの経営者、経営者とは言っても会社は休業状態。40才を迎えバブルの足音が聞こえる好景気の中で一念発起と会社を起こした、サラリーマン生活との二足の草鞋で昼夜を問わずに働いてやっと軌道に乗ったのも束の間、胸の苦しみを感じて気づいた時には病院のだっ
た。何とか一命を取り留めるが、先ずは日常生活を何とか送れるように懸命のリハビリを続ける。
大学生になった長女は変わらぬ優等生だが、次女はそんな姿になった自分を馬鹿にし、長男は家族が寝静まる夜になると遊びに出るようになってしまった。そんな前途多難なたかしを支えるのは献身的に看病をしつつ、バラバラになりそうな家族を必死に繋ぎとめる妻みなこと、朝夕のリハビリ散歩のお供として新しい家族になった黒いラブラドール犬、バロンだった。

概要
日程・会場:2025年12月3日(水)~7日(日) シアターブラッツ
総合監修:木村ひさし
演出/脚本:鳳恵弥
音楽:むんむ
出演:
谷口敏也、亀吉、渡辺隼斗、黒江こはる、山口永愛、東雲れいか、安保満里菜、横野元紀
暮沢知紘、佐野眞一、片岡断行、大西彩有美、中山幸香、道勧蓮、宮ノ入颯人、保坂多映、
森ノひよ、蒼井俊輔、鳳恵弥、折笠愛
主催:ACTOR‘S TRIBE ZIPANG


