「宇宙」と「変化」にまつわる、2本立て公演。池袋スタジオ空洞にて開幕した。
たすいちは 2007 年に目崎剛が旗揚げしたユニットです。「ありえない」設定を「ありえそう」に見せる 屁理屈でちょっとファンタジーな舞台を創り、文学でも映像でもなく演劇でしかできないことを追求し、 笑って泣けて考えられるエンターテイメントを志向する団体。
今回のたすいちは、新作 2 本立て!テーマは「変化」と「宇宙」。 日々のささいな変化に振り回される私たち。
鳥川仁菜、永渕沙弥、星澤美緒、中田暁良、中村桃子のたすいち劇団員をはじめ、秋山拓海・白井肉丸・ 石井舞などたすいち常連が熱く物語を彩る。11月16日まで上演。




主宰より
第41・42回公演です。
旗揚げした頃は、公演回数をナンバリングすることに憧れがありました。
第 10 回公演とか、連載 100 話記念とか、数を重ねることに喜びを感じていたり。
なかなかな数字になってきまして、うれしい反面、まだまだ若手の気持ちでいるので時の流れに慄いていたりもします。
一つの公演を創るのには時間がかかります。
2027 年に 20 周年を迎えるたすいちなのですが、20 年かけて 40 台。 いったい後どれだけの演劇を作り出すことができるのだろう… 企画公演を除くと 1 年以上空いてしまいました、
取り戻すかのように新作を二本立てでお送りします。 最年少の新劇団員も増えました。 変わりたい、挑戦したい、挑むことをやめないで行きたい。
そんな想いや、自分の周囲のことを考えていたら、変化にまつわる物語ができました。 ここからまた一段階変わ
っていくたすいちをぜひご覧いただきたいです。
たすいち 主宰 目崎剛




あらすじ
宇宙から見たら、どうでもいい…か?
日々の悩みは十人十色、小さなことでも人にとっては一大事。
宇宙から見たらどうでもいいし。
視点を変えて、はるか大気圏の上から覗いてみれば―
…別の問題が見つかっちゃったりして。
今回のたすいちは、「変化」と「宇宙」にまつわる 60 分新作二本立て。
第41回公演「テセウスの宇宙船」
ある日突然、親友の紀伊野瑠子が「そっくりの偽物にすり替わってしまった」ように感じる島泉凪。
しかし、「おかしいのは泉凪だ」と周りは言う。おかしいのは、私なのか?
その裏で、瑠子にものっぴきならない事情があって…。
変わる周囲と変わらぬ私。正しいのは、どっち?
第42回公演「果てなしランデブー」
くすぶる芸人・眞谷遥と、「人が求めてることがわかる」男・唐木田サガ。
出会う人に合わせてどこまでも変化していく唐木田に、遥は興味と疑問を抱いていく。
果てのない「変化の旅」はどこへ向かって進むのか。
概要
日程・会場:2025年11月8日(土)〜11月16日(日)池袋 スタジオ空洞
出演
第41回公演「テセウスの宇宙船」
鳥川仁菜、永渕沙弥、星澤美緒(以上、たすいち)
秋山拓海、アンディ本山、川島佳帆里、白井肉丸、根本珠里(プレミアムエンターテイメント)
第42回公演「果てなしランデブー」
中田暁良、中村桃子(以上、たすいち)
石井舞、今井未定、岸鮫子、須崎真緒(はねやすめ)、広野健至、村松ママンスキー(劇団鋼鉄村松)
脚本・演出:目崎剛
舞台監督:アンディ本山
照明:奥田悟史(劇団ミックスドッグス)
音響・映像撮影:小林勇太(T.C.O.C.)
小道具:星澤美緒
衣装:大森さつき
宣伝美術:古戸森陽乃(かるがも団地 )
稽古場助手:名海うな、成塚衣和美、未綾奈み菓
制作:三國谷花
当日運営:伊藤彩奈
制作補佐:中島悦子
+1:石井啓太、梁 稀純
企画・製作:たすいち
協力:かるがも団地、劇団鋼鉄村松、劇団ミックスドッグス、T.C.O.C.、はねやすめ、ハンバーグらぁめん、プレミアムエンターテイメント
公式サイト:https://tasuichi.wixsite.com/tasuichi
撮影:たすいち


