喜劇「有頂天団地」

ーーやっと手に入れたマイホームで夢の生活を送るはずが 待ち受けていたのは有頂天な隣人たち!? 大好評の声にお応えして――“有頂天シリーズ”第3弾!

渡辺えり、キムラ緑子 の大好評“有頂天シリーズ”第3弾は『喜劇 有頂天団地』!!!
『喜劇 有頂天旅館』『喜劇 有頂天一座』に続く“有頂天シリーズ”第3弾は、『三婆』の脚色者・
小幡欣治が書き下ろしたオリジナル喜劇『隣人戦争』を元にした『喜劇 有頂天団地』!!!
渡辺えりとキムラ緑子の掛け合いの面白さと相性の良さで劇場を笑いと涙で包んでいる“有頂天 シリーズ”。今回は“隣人”となった2人がどんな化学変化を起こすのか!?
昭和53年に初演された『隣人戦争』は、夢のマイホーム生活で様々な出来事を乗り越えて隣人 同士の絆が深まって行く姿を描く、笑いあり涙ありの物語。
「いつわりでない人間の生活と真実がある」(隣人戦争(1984)筋書より)と小幡自身が語るように、誰もが共感できる暮らしのドラマ、俳優及び脚本家としても活躍するマギーが松竹で の初演出!となる。
『有頂天団地』で起こる様々な出来事を演じるのは渡辺えり、キムラ緑子をはじめ、鷲尾真知子、 広岡由里子、西尾まり、久世星佳、明星真由美、片山陽加、一色采子、田中美央、そして、笹野 高史と個性豊かな実力派俳優たち。
郊外に建てられた6棟の建売住宅を舞台に、新しく越してきた“新住民”と、以前からこの土地 に住んでいる“先住民”の対立、ご近所への見栄や嫁姑問題などを人間味豊かに描き出す。懐かしの昭和の薫りと、ご近所付き合いの盛んだったあの時代の雰囲気を!
年忘れの新橋演舞場、新開場記念の南座で繰り広げられる 抱腹絶倒の喜劇!劇場で笑って、笑って!

<あらすじ>
昭和 50 年代の初め。
郊外の住宅街の一角に、昨今の、いわゆるミニ開発と呼ばれる小規模の建売住宅建設が進んでいた。そのせまい敷地に突然、赤や緑や茶色の屋根の賑やかな家がしんこ細工の様に6棟、軒を接して建て込んできたので、近所ではかなり目立つ存在になっていた。
新入居者達にとっては、幾多の艱難辛苦に耐えローンを組み、やっと手に入れた住宅である。そ うであれば傍目にはどう映ろうともわが城。マントルピースあり、シャンデリアあり、大型カラー テレビも鎮座している。
その一軒が隅田家。秀子夫人(渡辺えり)と娘の杏子、それに舅の大造(笹野高史)が住んでい る。主人は外国航路の船員としてサンフランシスコに行っている…事になっている。
この隅田家の裏隣りが徳永家。同価格の同規格なのでまるで双子のように隅田家と似ている。徳 永家はくに子夫人(キムラ緑子)。主人の伸一郎と姑の富江(広岡由里子)と同居している。伸一 郎は帝国ホテルに勤めている…事になっている。
ある日、隅田家で6棟の新入居者と長年この土地で暮らしている高見沢勝子(鷲尾真知子)達と の寄り合いが行われた。議題は「風紀粛正」、と言っても下着の干し方、ゴミの出し方、と言った 話題であった。
更に、この住宅の裏にもう2軒住宅が建つことになり、隣人たちは色々な思惑に苛まれて行く…。

<配役>
渡辺 えり ・・・・・・ 隅田 秀子
キムラ緑子 ・・・・・・ 徳永くに子
西尾 まり ・・・・・・ 芹沢 夫人
久世 星佳 ・・・・・・ 谷口 夫人
明星真由美 ・・・・・・ 手島 夫人
片山 陽加 ・・・・・・ 隅田 杏子
一色 采子 ・・・・・・ 徳永 澄子
田中 美央 ・・・・・・ 徳永伸一郎
鷲尾真知子 ・・・・・・ 高見沢勝子
広岡由里子 ・・・・・・ 徳永 富江
笹野 高史 ・・・・・・ 隅田 大造 他

【公演概要】
2018 年 12 月 1 日(土)~22 日(土)
新橋演舞場
2019 年 1 月 12 日(土)~27 日(日)
南座