“ホリエモン”が提案する掟破りのミュージカル『クリスマス・キャロル』制作発表会 「生き方を見せるというチャレンジです」

原作は 1943 年に出版された英国の文豪チャールズ・ディケンズの小説「クリスマス・キャロル」。2010 年 12 月にニコニコミュージカルとして銀座博品館劇場で公演された舞台をリニューアルし、堀江貴文を再び 主演に迎え再演!
“お金に執着した偏屈な自分の生き方にサヨナラし、本当はこうなりたかった素直な自分に回帰する” をテーマとし、IT 企業の経営者として未曾有の成功を収めたものの、社内ではお金が全ての守銭奴と 恐れられ、特にクリスマスに対し何故かほとんど憎しみとも思えるような感情をもつ主人公・スクルージを演じるのは“ホリエモン”の愛称で馴染みのある、実業家でタレントとしても活躍中の堀江貴文。スクルージの青年時代を演じるのは、2010 年の『大奥』でデビュー後、ミュージ カル『テニスの王子様』の不二裕太役などで人気を集める小西成弥。ケイト役を演じるのは、映画『8 年越しの花嫁』や舞台『七つの大罪』など、デビューからわずか 3 年でメキメキと頭角を現している長谷川かすみ。スクルージの少年時代を演じるのは、 ニコニコ生放送出身で現在もニコニコ動画関連のイベントや公式放送などで司会業をこなす、タレントの百花繚乱。また、脚本・演出・作詞・音楽を担当するのは、自身も本作で大天使ミカエル役として出演する俳優の湯澤幸一郎。 そして、本作は“ホリエモン”が発案した今までにない新たなスタイルの演劇。公演と共に楽しんでいただく 食事は、「奇跡の和牛霜降り肉」を提供する“WAGYUMAFIA(和牛マフィア)”。会員しか食べられない良質で限られた高級和牛を楽しむことができる。また高額チケットで有名なブロードウェイミュージカル『ハミルトン』にも匹敵する「休憩中に堀江と一緒に過ごせる」VIP な高額チケッ トも!

10月27日、都内で制作発表会が行われた。登壇したのは、 堀江貴文、湯澤幸一郎、長谷川かすみ、片岡義朗(プロデューサー) 、司会は百花繚乱 。

堀江貴文はサンタクロースの扮装、なかなか似合う。まず、主演である堀江貴文が挨拶「違う人みたいですが(笑)、再演、初演は1週間程度の上演でした・・・・・世間が僕に抱いていたイメージは誤解なんですけど、これをネタにして名作の『クリスマス・キャロル』を・・・・・・市村正親さんの『クリスマス・キャロル』とか有名で、何度も舞台化、映画かされていますが、スクルージさんは仕事、仕事で“ワークバランス”なんなんだって感じで、『こんなことやってたら悲惨な最期を遂げるぞ』と言われて改心していいおじいちゃんになる話ですが・・・・・。当時、川上さんと西村さんと片岡さんお三方からお話をいただきまして。当て書きしていただいた『クリスマス・キャロル』ですが、含蓄のある脚本・・・・・あと11月30日から原作者を描いた映画が公開されますね(『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』)実はこの作品が発表される以前のクリスマスは今のようなクリスマスではなかった。彼の小説が世の中を変えたと言われています。僕にとって初めてのミュージカルで当時は演劇に素人だったし、みんなで一つの物語を作るという体験自体が面白かった。こんな楽しい舞台・・・・演劇の世界って・・・・・あと、映画はできるのに演劇は飲食できない。それと海外では(観客に)『ビデオとかバンバン撮ってください』と、これが世界の最先端。バックステージでキャストと交流できる、日本は遅れている。こういうのができる劇場でシェフが料理をフルコースでディナーを、でもディナーショーではなくって料理を出しながらやるというチャレンジングな、場所は超高級レストラン、チケット代は1枚40000円以上で販売ですが、でもドキドキです(笑)」と再演に至った考えを熱く語った。

そして担当シェフからは「僕も初めての経験でどのくらいのものを劇中でお出しできるのかわかりませんが、お声をかけていただいたので」とコメント。そしてスペシャルゲストも用意されているそうで「仕事で共演した機会のある方を役者、歌手、経営者の方々を・・・・・歌ゲストでは超いい歌を!デザートが出て一緒に食べるお茶を飲みながら、そこでゲストさんに歌っていただく。また劇中でほんのちょっとした寸劇をやっていただく方を用意しています」とのことで、かなりチャレンジャーかつお楽しみな企画のようである。こちらはすでに決まっているので、詳しくはHPを!

それからプロデューサーの片岡義朗が初演時のエピソードを披露「当時、ドワンゴにいてミュージカルを作っていましたが、川上さんから『インパクトのあることをやってくれ』と注文されまして、そこから『堀江さんにやってもらおう』と。川上さんと西村さんと話していてそこで『お金』と言われて、じゃあ『クリスマス・キャロル』だと。いい芝居には永遠の普遍的なテーマと“旬”、人生とお金、これは永遠のテーマ、堀江さんは旬ですね。堀江さんは実はお金に使われていないし、時代の旬で3人の意見が一致しました。そして演出は悪魔的な才能を持っている湯澤さんに。現代にアレンジしていただき、ものすごく面白かった。でも堀江さんがどこまでやってくれるのか・・・・でもワークショップに何度もきてくれた、舞台は技術ではなく、熱量があれば観客は喜んでくれる。実はこれから後2名はオーデションで選びます」とコメント。この記事が出る頃にはとっくに始まってしまっているのだが13時半より!SHOWROOMで!それに対して堀江貴文は「面白そうな人、成長してくれそうな人、チャレンジングな人がいい」とコメント。演出の湯澤幸一郎は「初演時は堀江さんが保釈のタイミングだったので保釈中の方に」と笑わせた。さらに湯澤幸一郎は「発表時は『ふざけている』『なめてる』と言われましたが、幕が開いて絶賛していただいてよくできたと思いますが、今回は初演を超えるものができれば」と意気込んだ。さらに「堀江さんは一時痩せていたのに今回は役に似せて・・・・ね(笑)」とコメント。相手役を演じる長谷川かすみは「この作品に携わることが嬉しいです。オーデションでしたが、初演が安田美沙子さんだったので、すごいプレッシャーですが、初演を超えるように!」と抱負を語った。

それからMCより差し入れの話題が・・・・堀江貴文に・・・・・稽古の楽しみは差し入れ!堀江貴文によると「周りのグルメな方が自主的に」とのこと。それに関して湯澤幸一郎から「桶の寿司が来る!」と言い、堀江貴文は「マグロの卸の方がいて、そういうのがきます。楽屋ですっぽん鍋、劇場の近くに店があって・・・・・」と言い、湯澤幸一郎は「楽屋に板前さんがいて!!!!」と豪華すぎる差し入れの詳細をコメント。長谷川かすみはここで差し入れのリクエストを、それは「カニ」、堀江貴文は「カニの通販やってる友人がいますので、カニは持ってきてくれると思う」とさらっと(笑)長谷川かすみ曰く「すごい!!!」

差し入れの話題で大盛り上がりしたところでコメント映像が・・・・・若かりし頃のスクルージを演じる小西成弥から「素敵なクリスマスを迎えられるように頑張ります!」これが終わり、MCの百花繚乱、スクルージの少年役を演じるのだが「一応、2児の父です、小西さんより年齢は上ですが(笑)」とコメントし、百花繚乱から堀江貴文に「少年の頃は何をやっていましたか?」と質問、堀江貴文は「新聞配達」と回答。さらにそこから、また食べ物の話題に戻り、食べたいものは?に対して「美味しいお寿司」(片岡義朗)「寿司。カニ、肉」(百花繚乱)、差し入れが豪華な稽古場になりそうな。

最後に質疑応答タイムに。役者としての堀江貴文について湯澤幸一郎は「真面目に取り組み、他の役者さんのお手本になります。謙遜はないけど(笑)、褒めると良くなる、のびしろがたくさんあります」と絶賛。そこで堀江貴文が、自分の役をい他の人が演じているのを見た経験を話した。ほとんど素人、5か月に及ぶ稽古をしたそうで、観劇したその感想は「客観的に観て、感動しました、『あーいい役だな』と初演時は半信半疑だった」と振り返る。またこれからに向けては「フィジカルは充実しています。いろんなことをやってフィジカル面では強くなっています」と語る。様々なことにチャレンジしている堀江貴文は「何をやれば良い人生を歩めるのか、それは行動することが大事。ルーティンワークをやっていると老化しやすくなる。ちょっとでいいから昨日とは違うことにチャレンジしようと。でも、もっとわかりやすくやらないと、『え?!』と思うことをやろうと、それをアグレッシブにやろうと・・・・・R-1グランプリとか・・・・・今回も博品館みたいなところでやるのは簡単なんです。ディナーやりながら観る、お客様に演劇に入り込んでもらう・・・・・・生き方を見せるというチャレンジです」と熱く語ってくれた。

時間も押し迫り、ここで締めくくってフォトセッションタイム、何事にも前向き、常に挑戦。ミュージカル「クリスマス・キャロル」公演はもちろん12月!奇跡の和牛霜降り肉とともに!

【公演概要】
ミュージカル『クリスマス・キャロル』
2018 年 12 月 12 日(水)~16 日(日)東京キネマ倶楽部
原作:チャールズ・ディケンズ
脚本・演出・作詞・音楽:湯澤幸一郎
出演:堀江貴文/長谷川かすみ/小西成弥/湯澤幸一郎/横山智佐/川隅美慎/百花繚乱/みく(アンティック- 珈琲店-)/AKI A/千吊(ペンタゴン)/愛川こずえ/別紙慶一/山下聖良/中根愛理/片岡沙耶/Iris(アイリ ス)/中村裕香里
歌ゲスト:
12 月 12 日(水) 19:00 公演 メイリア
12 月 13 日(木)19:00 公演 ミッツ・マングローブ
12月15日(土)13:00公演 安田美沙子
12月15日(土)18:00公演 エハラマサヒロ
芝居ゲスト:
12月13日(木)19:00公演 西野亮廣(キングコング)
料金:
☆ IP 席:150,000 円(ディナー付き/堀江貴文が休憩中・終演後に同席する特別席) ☆天望ビューシート席:80,000 円 (ディナー付き/サブステージ上に設置される特別席) ☆アリーナ席:40,000 円(ディナー付き)
2 階バルコニー指定席:9,000 円
2 階 BO 自由席:7,000 円 スタンディング席:5,000 円
※ディナー付きの席の料理は、 AG MAFIA(和牛マフィア)が提供いたします。 ※「☆」の席は、円卓を囲む形の座席となります。
※2 階 BO 自由席は、2階席後方のソファ席となり、座ると舞台の全景は見づらく立ち見の
出来る自由席となります。予めご了承ください。
※スタンディング席は、12 月 13 日(木)14:00 公演、12 月 14 日(金)14:00 公演のみのお取扱いとなります。
同 2 公演は、スタンディング席のみのお取扱いとなりアリーナ席で立ち見でも、2 階席では全員は座れないのですが 座席の数だけは座って観ることも自由です。

公式HP:http://christmascarol.jp

取材・文:Hiromi Koh