今年で10年目を迎える『MOTHERマザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』全国4箇所の公演を11/17(土)に満員御礼で終幕

舞台『MOTHERマザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』 東京・仙台・福島・会津若松の全ての公演を終了。
主演の大林素子さん(鳥濱トメ役)は、 初回から主演を務め今年で10年目。 独占インタビューでは、 「10年目は私だけなのですけれども、 9年目とか、 8年目とか、 たくさんこの時代を一緒に戦ってくれる戦友もいれば、 初めて参加してくださる方もたくさんいるので、 常に新鮮に、 今年は今年のマザーで、 今年が最高だよ、 と。 で来年になったら来年最高だよと。 毎年いけるようにしたいと思います。 」と本作品への思いを語った。
6年前から出演するワッキーさん(久保田利雄役)は、 「本当にこの作品に自信があるし、 意味も意義もあるし、 見てくれた方が感動してくれるし、 絶対。 よし俺も明日から頑張ろうって絶対になる舞台なので、 本当いっぱいの方に見てもらいたい。 その想いですね。 」と、 練習中に感情移入し、 涙するほどの熱い想いを語った。

10年目の本作は、 大東亜戦争末期の時代に特別攻撃隊員(以下:特攻隊員)達から“母”と慕われた人物“鳥濱トメ”の半生を描いた作品。 大東亜戦争から73年経った今、 戦争体験者が減り続けていく日本で、 戦争の記憶を舞台を通し現代に生きる日本人へ投げ掛ける。

<あらすじ>
大東亜戦争末期、 戦況の悪化に伴い、 日本軍は爆弾を抱えて体当たりをする「特別攻撃」を採用した。 鹿児島県知覧町にある航空基地からも、 連日のように特攻隊が出撃していった。 そんな中、 特攻隊員たちが、 出撃直前に連日、 訪れる場所があった。 軍指定食堂の「富屋食堂」である。 食堂の経営者である鳥濱トメは、 明るく気さくな人柄であった為、 出撃していく若き特攻隊員たちの心のよりどころとなっていた。 隊員たちは、 トメに自分の母親の姿を重ねていたのである。 彼らは、 残されたわずかな時間を富屋食堂で過ごし、 よく飲み、 よく歌い、 夜更けまで語り合った。 様々な思いを残して出撃していく特攻隊員たち……。 トメはただ、 彼らを見送ることしか出来なかった……。

【『MOTHERマザー ~特攻の母 鳥濱トメ物語~』公演概要】
タイトル: アース製薬presents戦後73年を飛び越えて『MOTHERマザー~特攻の母 鳥濱トメ物語~』
特別協賛 :アース製薬株式会社
主催・企画・製作:株式会社エアースタジオ
脚本・演出:藤森一朗 (Air studio)
出演:大林素子 / 杉江優篤 / 佐々木絵梨花 / 河野うさぎ / 宮澤有 / 都布良ひとみ / 三浦剛 / 平安伸伍 / 日出郎 / 松本健司 / おばたのお兄さん / ワッキー(ペナルティ) / 他
HP:http://www.airstudio.jp/index_18mother.html