《インタビュー》 ARP 拡張現実から生まれた「REAL」、ARパフォーマーの生みの親 株式会社ユークス 内田明理プロデューサー 

「ARP」とは、「AR」(拡張現実)から生まれた「REAL」(現実)のARパフォーマーによるライブプロジェクト。2016年の春に秋葉原にて初お披露目を果たし、その後は定期的にライブ活動を行い、エイベックスとアーティスト契約をも結び、2019年にはアニメ化も決定している。予め、初音ミクのようにプログラミングされたリアクションをする、といったものではない。リアルに観客とコミュニケーションをとり、冗談もいい、観客をいじる。歌もダンスも、そして会話もする。“2次元のキャラクターが生で観客の相手をする”、本当に!“リアル”なデジタル・ライブコンテンツなのである。
この画期的なコンテンツの生みの親であるプロデューサーの内田明理に発想の原点や展開の手応え、そして今後の可能性について語ってもらった。

「その場に行かないと体験しえないことには高い価値を認めてくださる、どんどんそういう時代になっているなと感じていました」

――これを創り上げた発想のきっかけについて。例えば「シンジ、こっち向いて」っていうと向いてくれる。生身の人間と全く同じリアクションをしますが、このコンテンツを考えたきっかけ等をお願いいたします。
内田:まず思ったのは、2次元のコンテンツでそれができないかなと・・・・・・。
――2次元はそれを再生、リピートはできますね。
内田:インタラクティブでこれをやったら、できることはできるんですが、絶対に予想以上のことは、予め作っておいたこと以上のことはできない、起こらないんです。
――例えば、「セリフ、忘れちゃった」とか「噛んじゃった」っていうハプニング、俳優さんの人間的な魅力があって、それが面白いっておっしゃるお客様がいます。でも、アニメやゲームは決して破綻がないですね。
内田:作っておいたパターンの数以上のことは絶対に起こらない前提のお約束の世界に対して、やはり生の体験を重視する方が増えてきたのは時代の大きな流れだと思います。僕はずっと2次元のキャラクターを作っていく中で、お客様に愛してもらえる、あるいは身近に感じていただけるキャラクターを研究してきました。そんな時にその場にいる体験の『生の価値』を2次元で提供することができるだろうかとずっと考えていました。例えばアニメの声優さんがキャラクターに成り代わって舞台で演じる生のライブや限定イベントというものは、そこでしか体験できないコンテンツを提供する、これは生の体験をする代替行為ではないかと。できれば、二次元のコンテンツでも生のコミュニケーションやサービスを提供できるべきなんだと思っていました。その実現方法を考えるべくあたりを見回してみると、方法論は全部揃っていた。しかし、それを組み合わせてサービスとして提供していないということに気がつき、やってみようと思ったのが、4、5年前です。そこから紆余曲折ありまして、やってみると思ったより簡単ではなかったですね(笑)。
――拝見した時に「ここに行き着くまで、すごい大変だったんだろうな」と(笑)。
内田:ありがとうございます(笑)。

 

「ものすごく磨き抜いた人間の技を人形浄瑠璃の人型の中に集結することができるように、一人の人間では成しえないようなパフォーマンスが『一人の人間』が、舞台が作れるんです」

――実は拝見した瞬間に「これは人形浄瑠璃だ!」と思いました。
内田:まさに!そうです。
――人形浄瑠璃は人形を動かす人形遣いがいらして、音楽は下座音楽、声優さんに当たる義太夫さんがいらして。要するにみんな違う人がやっていますので、このARPは「21世紀版人形浄瑠璃」。
内田:僕もいろんなメディアさんで「現代の人形浄瑠璃」ですと(笑)。
――21世紀の!
内田:人形浄瑠璃のもう一つの側面は技術やテクノロジー等の人形の精度ではなく、実はそれを動かす“匠”が必要。ARPの場合は特殊な技術がないと動かせないっていうことではないんですが、パフォーマーの歌だったり、ダンスだったりはそれぞれのプロフェッショナル。ものすごく磨き抜いた人間の技を人形浄瑠璃の人型の中に集結することができるように、一人の人間では成しえないようなパフォーマンスが『一人の人間』が、舞台が作れるんです。
――今に至るまで紆余曲折があったと思いますが。
内田:5年ぐらい前の職場ではここまでチャレンジングな事を提案するのはなかなか難しかったこともあって、それから2年ぐらいして新たに別のことをやってみようと会社を飛び出してそれからユークスに。やめた時にお仕事の関係の皆さんにご挨拶をして周ったんですが、その際に社長が、「じゃあ、うちでやっていいよ」って言ってくださって「まあ、奇特な会社があるもんだな」と(笑)。それでお世話になることに。前職でお世話になった頃からよく知っていましたが、ユークスは幸いにして優秀な技術スタッフがいっぱいいる会社、具体的に動き出してからは、割と早くて実際には半年ぐらいでお披露目のライブにまで漕ぎ着けました。本当に実験に次ぐ実験で、とてもじゃないけど興行としてやるような安定性はなかったですね。画面がブラックアウトしちゃって「ごめんなさい!」ってお客様に帰っていただくっていうことも想定して、何か起こった時のためにネクタイ締めてダークスーツ着ていつでもお詫びの準備を(笑)。そこから安定してチケット売って買っていただけるように・・・・・。

「キャラクターと一心同体になって演じているわけで・・・・・・再生したコンテンツでは絶対に表現できないこと。・・・・・・声の震えがちゃんと舞台上で表現されているっていうのはすごいなと鳥肌が立ちました!」

――秋葉原から始まって、何回かライブを重ねていくうちにファンもついて、そこの手応え、お客様の反応は?
内田:20年近くゲームのキャラクターを生み出して、お客様の評価をいただいて仕事をしてきましたが、皆様、一回、ライブに来て数十分キャラクターに接していただいただけて、好きになっていただいたり、キャラクターに対して、愛着を感じて下さったり、っていうとてつもない強い反応を感じました。舞台上にいるキャラクターが自分たちを見て実際にリアルに話してくれた、『会った』っていう感覚はものすごく強いものなんだなっていうのを感じました。自分たちはライブに来ているんだけど、単純に再生映像に合わせてやりとりをする、レスポンスしているっていう状況と、実際に向こうから見られていて、もしかしたらいじられるかもしれないという緊張感を持って会場にいるっていうのは、全く意味が違うことなんだと。お客様の反応の強さに実感しますね。

――初音ミクの舞台、ニコニコの歌舞伎とかありますが、初音ミクが観客に対して生身の人間と同じようなリアクションは絶対にないわけですよね。
内田:私の知る限り他のARキャラクターのステージでは作られたものを再生しているレベルなのに対して、ARPはキャラクターが舞台上から観客席の反応を見てノリノリになっちゃったりする。『人間』ならではの揺らぎみたいなものは生でしかありえない。そのキャラクターが生でやっているかどうかっていうところに高い価値や愛着を感じていただけるんじゃないかな?と。人形浄瑠璃の使い手たちもやはり、キャラクターと一心同体になって演じているわけで、これも実際にステージ上で勝負をして勝った負けたみたいなことをやると泣いちゃったりするんですよ。そういうのは再生したコンテンツでは絶対に表現できないこと。声が震えてしまう感じの、その声の震えがちゃんと舞台上で表現されているっていうのはすごいなと鳥肌が立ちました!

――以前に人間国宝の人形遣いの吉田簑助さんとお話したことがありまして、ただ動かすのではなく、例えば花魁の人形の場合は、はだけるときも自分も同じような仕草をするとおっしゃって(笑)。ただ人形を操っているだけではなく、自分もそこで演技をするのだとおっしゃっていました。「だからこういう風に動くんだ」ってすごく感心しました。

内田:わかりますね、それは。

――声優さん、ダンサーさんの感覚は吉田簑助さんのそれに近いのかな?と。
内田:絶対にそう思います。お客様の反応を受けてしょんぼりしちゃうこともあるし、でも台本進行上は張り切っていかなきゃいけない(笑)、だけど、ノリが悪くなっちゃった(笑)、っていうこともありますし、さっきの負けを引っ張っているなとか、逆にさっきの勝ちを引っ張りすぎて図に乗っちゃってるな(笑)みたいなこともあるし。キャラクターに乗り移る、やはり役者さんなので、感情移入がリアルタイムなんです。人間の生の芝居以外はそれはなかなかない、そこが人形浄瑠璃もARPも面白いなと。無粋な話をすれば人形浄瑠璃ってもう黒子が見えているじゃないですか。それを忘れて人形の芝居にだけ集中して感情を揺さぶられる、ARPもまさにそうなんです。中の人がいるのはわかりきっている。それを忘れてのめり込んでしまう、その約束をもった上で日本人は芸能を楽しむ、そういうところももしかしてあったりするのかな?っていう気もします。
――人形浄瑠璃は日本独特の傀儡で、傀儡が発達している国っていうのは日本とチェコだと聞いています。傀儡が発達している国はアニメも発達するんです。
内田:なるほど!「生」の無い物を動かすというのがアニメーションの本来の意味ですよね。
――このARPは、日本古来の傀儡の文化から脈々と続いているものではないかと。
内田:そうかもしれないですね。
――だから観客は「面白い!」と。
内田:秋葉原のベルサールで行った「βLIVE」は3回公演させていただいたんですけど、その時は何にも説明しないで、「新しいコンテンツお披露目、やります」とだけ言ってお客様をお招きしてやりました。皆さんは「再生されたグラフィック、再生映像なんだね」と思っててご覧になっていた。ところがシンジがお客様と話し出したのを見て「え?」って(笑)。どんな仕組みかわかんないけど、すぐにいいものだっていう風に捉えて順応してくださった。最初のうちは「声優さんは誰なんだろう」とか「演者さんは誰なんだろう」ってわーっと盛り上がっていたんですが、それもすぐに鎮火して、「そんなこと、どうでもいいじゃないか」って(笑)。日本人の粋なところっていうのでしょうか、とってもいいなと思いました。

「生の人間では絶対にできないようなパフォーマンス、デジタルと生の融合をもっとやっていくべきだろうと思います」

――秋葉原のライブを拝見して日本文化だなっていう印象を受けました。ついにエイベックスさんとアーティスト契約を結んで(笑)、時期は未定ですが、テレビアニメも決まって、2019年にオンエアーなんですよね。
内田:そのつもりで頑張っています!
――2次元になる。
内田:アニメ化って変な話ですが(笑)。
――不思議な感じもしますが、テレビアニメ化もしますし、生身の人間のようにエイベックスと契約もしましたが、今後の展開、2018年8月の「KICK A’LIVE」でシンジたちがミュージカルに挑戦したいって言ってましたね(笑)。
内田:歌とダンスパフォーマンスは端的にわかりやすく、パッと誰かに磨き抜いた「芸」を伝える方法だと思っています。お芝居に挑戦したいとずっと思っていました。現在は生の人間ができることを2Dでやりました、ですが、実はここから先が『本当』だと思っているんです。デジタルの表現で生の舞台ができて、舞台装置も揃えたら今後は2Dでも生の人間でもできない事で、『何をやりますか』っていうことが問われていく。デジタルの映像ならではの生の舞台はどんなものかをもっともっと突き詰める必要があるなと思っています。一つは演出、生の人間では絶対にできないようなパフォーマンス、デジタルと生の融合をもっとやっていくべきだろうと思います。まず、そこに行くためには、お芝居とか演技というものを舞台上でやる。セットや大道具って物理的世界からものじゃないですか。つまり物理的な現象に逆らえないわけですよね。ところが映像、3Dで舞台上に出してしまってそこで生で演技をすることになるとかなり自由なことができるし、演出もいろんなことができる。そのへんは試してみる価値は大いにあるなと思うんです。

「ライブで彼らの公演で出会っていただくとすぐに友達になれる」

――ミュージカルですと、歌って踊る、一つの場面が凝縮される、しかもダンスの技術も向上しています。しかし生身の人間なのでどうしても心拍数が上がる、それで音程がうわずりがち。でも、ARPはどんなに激しいダンスを踊っても絶対に音程は外さないですよね。
内田:確かにそうですね。すごい細かいところにお気づきですね。だから逆にちょっと声が荒れないと不自然かな?と思ったりする。激しいダンスをしているのに「はい!ありがとうございます!」ってちょっと違うかな?(笑)、そこのところは毎回悩むところで、演者さんと疲れ度合いについてディスカッションしたり、でも、そのあとは引きずらないようにとか。必要なリアリティと逆にない方がいい、むしろリアルじゃない方がよりリアルに感じる部分もあって、そこはやりがいがある面白いところですね。
――彼らが激しいダンスをして、歌い出しの時に半音程ずれたら、すごいリアルですよね。
内田:そうなんですよ。この間の「KICK A’LIVE」の時も以前のように曲を切ることをしないで、どんどんメドレー化して長尺にして、ダンスとかもフォーメーションダンスを組み合わせてやったんですが、歌い手もダンサーもプロフェッショナルなので、完璧にやっちゃうんですよ。そうすると「これじゃあ、再生映像でよくない?」「もっとライブ感生かしていきましょうよ」みたいなことを演出の方と話をしまして・・・・・「わざと間違える?」「いやいやアーティストとしてそんなふざけたことはできません」という話もありました。
――ライブとかで、勢い余って滑ったりするダンサーさんとかいらっしゃいますが、逆に観ている側は「頑張ってるんだ」って共感したりしますね。
内田:そうですよね。鍛錬の賜物を見てるんだなって・・・・・・そういうほころびを見ることによってわかることはありますね。
――書き込みを見ていると「CATS」とかはリピーターさんが多く「誰それさんはこうだった」とか。あと他のお芝居では小道具を持って出るところなのに忘れたとか、褒められることではないですが、でも観客はそういうところにシンパシーを感じたりします。
内田:確かに演者としては誇れることではないんですが、最初の「βLIVE」の時に、シンジが話し始めた時にすぐに噛んだんですよ(笑)。それを見ていたお客さんが「噛んだ、噛んだ」って(笑)、二次元のキャラクターが噛むって普通はありえない(笑)。面白いですよね。舞台でまだ呼ばれてないのに段取り忘れて出ちゃったり、引っ込んだつもりがまだ、見切れていたとか。そういうところでお客様がわっと湧いたりしますよね。
――親近感がわきますね。生身の人間のような部分でシンパシーがわく、そこが魅力なのかな?と。
内田:そうだと思います。一回、舞台に来ていただくと愛着が湧いてくる。アニメやゲームのキャラクターって声優さんですとか、キャラクターデザインがいい、そこを看板にして入っていく。でも、キャラクターを有名なデザイナーさんに創っていただいたから、あるいは有名な声優さんにやってもらってるから人気が出るとか、そういうファクターだけで愛着がわくのかといったら、実は全くそんなことはない。それは入り口にすぎないんです。そのキャラクターに愛着を持っていただくには何話もアニメ見たり、何時間もゲームやったりして、そこでようやく好きになっていただく、そういうものだと思っていました。ところが、ライブで彼らの公演で出会っていただくとすぐに友達になれる。そういう風に思っていただける、ほぼ生のタレントに対しての反応なんだなって感じますね。
――歳をとらない、それ以外は人間と変わらない。
内田:あとは妙なスキャンダルを起こさない(笑)。
――技術が安定してくれば、他のキャラクターも、女の子チームもできるし、おじさんキャラ、ARオヤジダンサーズも面白いかも(笑)。
内田:今のARPはこういう世界観でやっていますが、もっともっと架空の人物をうまく使えばゲームのファンタジーの世界を生でできるわけですし、舞台上でみんなで協力してドラゴンを倒してもいいかもしれない、なんでもできる可能性があります。
――コストパフォーマンスも下がってくれば、いろんなことができる、例えば大掛かりなオペラ、「アイーダ」とか「トゥーランドット」。
内田:やってみたいですね。
――リアルにやるとチケット代が!でもこれだとかなりリーズナブルなチケット代で楽しめるかも。
内田:そうかもしれないですね。舞台装置もそうですが、演出の一環として、大勢のダンサーを従えてっていうのもやってみたいですね。舞台上に大勢人がいるぞ!と。技術が進んでコストがもっとコンパクトになったらどんどんできるようになりますね。

「一期一会の体験を持って帰っていただく、技術論も大事ですが、そういうことをもっともっと掘り下げていきたいですよね」

――最後に、1月のライブは?
内田:8月はメドレーを増やしてお客様が歌の中に入ってくる感じは増えましたね。メンバーたちもそこに手応えを感じてくれましたので、次のライブに用意される新曲ではメンバーそれぞれが観客席とのコール&レスポンスを曲の中に組み込みたがっていて、さらにステージと客席が一体に、ライブ感が強くなりそうですね。お客様も体力消耗するライブになるんじゃないかな(笑)今まで以上に一緒に歌って踊ってっていうシーンが増えるんじゃないかな?って思っています。
――有名なスポーツプログラムで先日イベントがあり、ニュージーランドからカリスマインストラクターが来て、みんなで一緒に踊って盛り上がるっていうのがありましたが、それに近い?
内田:近いですね。コリオグラファーで舞台演出も一部やっていただいている先生の舞台を以前観に行った時に、ステージ上で振付をしてみんなで踊るっていうのをやったんですが、年甲斐もなく踊ってしまいました(笑)。これは楽しいな(笑)、うちの舞台でもやってほしいなってお願いしたら、前回からこういうアプローチも入ったりして・・・・・これは生じゃなければできない、お客さんの反応を見ながらですから。
――そのスポーツ系のイベントではカリスマインストラクターが客席に降りてきてハイタッチしたとか。さすがにこれはお客様とハイタッチはできませんが(笑)。
内田:今のところ難しいですね(笑)。
――素人でも踊れる振付にすれば踊れるんじゃないでしょうか。
内田:参加していることで、自分もやったよっていう風に記憶できるのは自身の中では高い価値になると思います。一緒に舞台上のパフォーマーたちとついつい乗せられて踊っちゃったよっていう経験もそうだし、フレフレのバトルで一生懸命やって勝たせた!とか大逆転させたとか、そういった一期一会の体験を持って帰っていただく、技術論も大事ですが、そういうことをもっともっと掘り下げていきたいですよね。
――将来的にはオールスタンディングで彼らと踊る!
内田:やってみたいですね。それはすぐにできそう(笑)
――椅子がなければ、あとはそんなに難しい踊りでなければ!公演、楽しみにしています。

【公演概要】
ARP「KICK A’LIVE2(キック アライブ ツー)」
日程・場所:2019年1月5日〜1月6日 横浜文化会館
出演:ARP / シンジ、REBEL CROSS(ダイヤ、レイジ)、レオン
主催:ユークス
公式HP:https://arp-fc.yukes.co.jp
公式Twitter:https://twitter.com/arboys_official

取材・文:Hiromi Koh

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