銀岩塩Vol.3 LIVE ENTERTAINMENT 『神ノ牙-JINGA-転生』~消えるのは俺じゃない、世界だ。~ ラストバトルは必見!驚愕!

2019年早々に上演される話題作、 TOKYO MX にて放送していた「神ノ牙−JINGA−」の舞台化ではあるが、LIVE ENTERTAINMENT『神ノ牙-JINGA-転生』~消えるのは俺じゃない、世界だ。~では、ドラマ「神ノ牙−JINGA−」の裏側のストーリーにエ ンターテイメントを加えた形の上演になる。製作総指揮はテレビシリーズの最新作で主演を務める井上正大、脚本は塩田泰造。

『牙狼<GARO>』シリーズは 2005 年にテレビ東京系列で放送をされ、ハイクオリティな特撮映像技術、そ して徹底的に構成されたストーリーが融合して生み出されるミッドナイトアクションホラードラマという従 来にない独特の世界観が話題を呼び、テレビ、劇場版で様々なシリーズを世に出していき、現在に至るまで ファンを魅了し続けているロングヒット作品。昨年、銀岩塩によって、劇場版「牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA-」公開に先駆け、ジンガに焦点を合わせ TV シリーズ「牙狼<GARO>-GOLD STORM- 翔」の最終回から劇場版「神ノ牙」へと続く、空白の時間を舞台化している。

物語は二元構造で進行、ホラーたちが「ジンガ ザ コニオ ヨスル」(魔界語で「ジンガがトミノを喰う」)と一斉に叫び出し、魔界の頂点に君臨するトミノが忽然と姿 を消す。トミノを崇める強力な魔人獣サーシャ、フギ、ルカが叛逆の下獣ジンガ討伐に乗り出す。時を同じくし て、独立系ホラー討伐組織『狼の穴』で修行中の魔戒法師トモハが、ホラーの王と呼ばれる銀髪の男に遭遇した。 魔界と人間界、騒ぎの渦中にいるホラーの名は、ジンガ。かつてメシアにさえ挑んだ、神をも恐れぬホラー・・ホ ラージンガと、大ヒット TV ドラマ「神ノ牙-JINGA」の魔戒騎士 御影神牙との関係とは・・?!

オープニングのアクロバット。

基本的にはドラマ『神ノ牙』のスピンオフ。1 時間 45 分ほどの上演時間、見所は出演者やはり、ほぼ全員のダイナダンスアクションホラーミュージカルシーン。映像、効果音、音楽、照明を融合させる。とにかくビジュアルが圧倒的に凝っており、シリーズファンなら、作品世界が眼前に繰り広げられていることに感動を覚えるはず。

ジンガ(井上正大)と三魔人獣サーシャ(山本一慶)、 フギ(中村誠治郎)、ルカ(正木郁)が繰り広げる流麗かつ圧巻な殺陣、中でもジンガとサーシャのクライマックスの死闘は 映像・照明とも緻密にリンク、これには目を見張るものがあり、稽古も相当大変だったことがうかがえる。とにかくここは必見!またテレビシリーズ『牙狼』でもおなじみの大人気キャラクターである アミリ(松野井雅)の豪華かつ妖艶さとは対照的な、可憐で切ないヒロイン トモハを演じる小田えりなは楚々とした可憐さと、そして内に秘めたる逞しさもそこはかとなく感じさせるキャラクター作り。ダブルキャストのもうひとりのヒロインも伊波杏樹がどう演じるのかも楽しみ。 アクション俳優 和田三四郎や、実力派俳優清水佐紀、福圓美里、宮城紘大、野田博史、佐藤大介、下尾浩章たち、 それに豪華な日替わりゲスト!ここも要チェック。最後の台詞、井上正大がビシッと決める、「消えるのは俺じゃない、世界だ!」

<概要>

「メシアの吐息」と呼ばれるトミノが千年に一度、目覚める時、 第一魔層の下獣たち(ホラー)が一斉に騒ぎ始めた。
「ジンガ ザ コニオ ヨスル」
「ジンガ ザ コニオ ヨスル」(魔界語で「ジンガがトミノを喰う」)
時を同じくして
独立系ホラー討伐組織「狼の穴」で
修行中の魔戒法師の卵トモハが
ホラーの群れに襲われ、
ホラーの王と呼ばれる銀髪の男に遭遇した。
…第一魔層と人間界、
騒ぎの渦中にいるホラーの名は、ジンガ。
かつてメシアにさえ挑んだ、神をも恐れぬホラー。 トミノを崇める強力な魔人獣サーシャ、フギ、ルカが 叛逆の下獣ジンガ討伐に乗り出す時、北の極みの森のオンタケが嗤う。 ジンガなどという下獣は、もはや何処にも存在しない。 奴はすでに、輪廻の螺旋の中で、次の人生を歩んでおる。
魔戒騎士 御影神牙としての人生をな。
神をも恐れぬホラーの生き様を 芝居・映像・ダンス・アクション、全てのエンターテイメントを含めて鮮烈に舞台化。
銀岩塩 Vol.3 LIVE ENTERTAIMENT「神ノ牙-JINGA- 転生」 ホラージンガと、大ヒット放送中のTVドラマ「神ノ牙-JINGA-」の魔戒騎士御影神牙との関係とは…!?

<銀岩塩とは?>
地殻変動で海水が陸に閉じ込められ長い年月をかけて化石化した「岩塩」。大いなる自然の力で生命の母、海が凝縮 された結晶に特別な輝きを放つ「銀(Ag)」が融合。壮大なファンタジーと緻密な心理描写を融合し、新しいエンターテイメントをうみ出す、舞台プロデュースユニットである。2015 年に立ち上げ、旗揚げ公演を本多劇場で『ジアース アート ネオライン 神聖創造物』~その老人は 誰よりも 若かった~を上演し、話題 を呼び、Vol.2 では全労済スペース・ゼロにて『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA-』を上演。わずか 3 回目の公演で銀河劇場へ進出するな ど、今後を目を離すことができない新進気鋭の注目団体である。

<キャスト>
井上正大/山本一慶 伊波杏樹(Wキャスト)・小田えりな(AKB48)(Wキャスト) 正木郁/ 松野井雅 清水佐紀 福圓美里(クロジ)(Wキャスト)・名塚佳織(Wキャスト) 宮城紘大 仙石みなみ(Wキャスト)・磯原杏華(Wキャスト) 湯本美咲/岩田有弘/中村誠治郎 ほか

【公演概要】
銀岩塩 Vol.3 LIVE ENTERTAINMENT『神ノ牙-JINGA-転生』~消えるのは俺じゃない、世界だ。~
総指揮:井上正大
脚本:塩田泰造
監修:雨宮慶太
協力:東北新社
上演期間:2019 年 1 月 5 日(土)~14 日(月・祝)
場所:天王洲銀河劇場
銀岩塩公式サイト: http://www.ginganen.com/

(C)2018「JINGA」雨宮慶太/東北新社

取材・文:Hiromi Koh

撮影:石澤瑤祠