ーーわらび劇場(秋田県)にてロングラン上演決定! 2019 年 4 月 13 日[土]より上演!全 136 回公演ーー
舞台は、男性もまだオリンピックに出場していなかった明治の日本。スポーツを通して、日本の女性が自信をもっ て生きられる社会の実現を目指し、ブルマーを日本へ初めて紹介した“日本女子体育の母”井口阿くり(秋田市出 身)を秋田のわらび座が東京五輪・パラリンピック前年の 2019 年にロングラン上演することになった。
わらび座は地域に根ざしたメイド・イン秋田のミュージカルの上演を 通じて、地域との共生をミッションに実践を重ね今年で創立68年。このたび、2019年4月13日(土)から2020年1月3日(金)まであきた芸術村 わらび劇場にて、新作ミュージカル 「いつだって青空―ブルマー先生の夢」を開催する。
同ミュージカルは、「日本女子体育の母」と呼ばれる、秋田市出身の 井口阿くり(いのくちあくり)が主人公です。井口阿くりは明治 32 年に 文部省に選ばれアメリカに留学し、当時の世界最先端の女子体育教育 を学び、帰国後は、スウェーデン体操、遊戯としてのバスケットボ ール、ダンスのほか、体操着ブルマーを日本へ導入し、女子体育を教え る女子教師を育成、日本女子体育の向上に多大な功績を残した。
「女性はなよやかにして雄々しからず」と言われ、オリンピックに日本 選手がまだ出場していない、そして日露戦争の開戦が迫るような時代 において、平和の祭典のオリンピックへの日本の参加、さらには女性選 手の出場もいつかきっと叶うという先見の明を持ち、単にスポーツを推 奨するのみならず、スポーツを通じて日本の女性たちが自信を持ち、生
き生きと暮らせる世の中を実現を目指した。これは、当時大変な注目を浴びると同時に、世間の冷たい逆風を受け ることもあったが、それでもめげることなく自分の信念を貫いた彼女の明るく前向きな姿勢は、タイトルの「いつだって 青空」にも込められている。「つらいときは空を見上げて 雲の上はいつだって青空」というメッセージは、現代の若い 人はもちろん、何かに躓き悩みを抱える人誰にでも優しく寄り添うもの。
オリンピック・パラリンピックの前年の 2019 年、日本女子選手の活躍の基礎をつくった、“日本女子体育の母”井口 阿くりのドラマに触れることで、今からたった 100 年前は日本女性がオリンピックに出場していなかったという 事実、そして平和の祭典であるオリンピックの意味について改めて見つめなおし、作品を 通じて 2020 東京五輪・パラリンピックを大いに盛り上がれば!
<脚本・作詞/ 高橋 知伽江:コメント>
「日本女子体育の母」と呼ばれる秋田出身の井口阿くりさんは、明治32 年に文部省に選ばれてアメリカに留学し、スウェーデン体操を日 本に広めたスーパーエリート・スポーツウーマン。そして、体操服のブ ルマーを初めて日本に紹介した人でもあります。阿くりさんが夢見た のは、スポーツの力で日本の女性たちに自信をもってもらうこと、女性 も生き生きと暮らせる社会の実現でした。「女性はなよやかにして 雄々しからず」と言われていた時代に、逆風の中でも前向きに道を切 り拓いていった阿くりさんの笑顔は輝く太陽のようです。東京オリンピ ックを 1 年後に控えた今年、スポーツの意味を問い、その力を信じた 阿くりさんの活躍がミュージカルになること、心からうれしく思っていま す。劇場からの帰り道、皆様の心に青空が広がりますように!
《ものがたり》
明治 36 年、3 年間のアメリカ留学を終えた阿くりは、東京高等女子師範学校の教授となった。「女子体育を教 える女性の教師」を育成すべく、スウェーデン体操、ダンス、バスケットボール等、当時の日本ではまだ未知のスポ ーツを学生たちに教え、世間から注目をあびていた。しかし、女性が運動することへの理解が無い時代。新聞で教 育方針をたたかれたり、ブルマー先生と陰口を言われたり、むずかしい立場に立たされる。その頃出会ったのが若 き軍人、松橋倫太郎だ。夢を追いかけて走る阿くりと、保守的な家庭に育って夢をあきらめた倫太郎ー倫太郎が阿 くりの窮地を救い、2 人は惹かれあうようになる。しかし、ロシアとの開戦がじりじりと近づいていた。それは世界の 平和を願う祭典であるオリンピックがアメリカで開催される年でもあった。日本のオリンピック参加、そして女子選 手の参加を夢見る阿くりにとって訓練が続く。いつも笑顔を忘れない阿くりだが・・・・・・。
【公演概要】
期間:2019年4月13日[土]~9月25日[水]
※休演日あり、詳しくはチラシ・HPをご覧ください。 10 月公演と 2020 年お正月公演もございます。
10 月 23 日[水]~25 日[金]、2020 年 1 月 1 日[水]~3 日[金]
https://www.warabi.jp/aozora/#totop
会場:あきた芸術村 わらび劇場 秋田県仙北市田沢湖卒田字早稲田 430 TEL 0187-44-3915 https://www.warabi.jp
チケット料金:一 般 高校生・大学生 小学生・中学生
前売/3,456 円 当日/3,780 円
前売/2,700 円 当日/3,024 円
前売/2,376 円 当日/2,700 円 ※消費税の変更に伴い、料金の改定がある場合がございます。
ご予約・お問い合わせ: あきた芸術村予約センター☎ 0187-44-3939 [電話受付時間]8:30-17:30(月‐土)
《メール予約》gekijyo1@warabi.or.jp
《オンライン予約》https://www.warabi.jp/ticket/warabi.php
共催:秋田魁新報社 協賛:仙北市
後援:秋田県、秋田県教育委員会、仙北市教育委員会、 (一社)秋田県観光連盟、秋田県商工会議所連合会、 秋田県商工会
連合会、秋田商工会議所、 (一社) 秋田経済同友会、(公財)秋田県体育協会、 NHK 秋田放送局、 ABS 秋田放送、 AKT 秋田テレビ、 AAB 秋田朝日放送、 CNA 秋田ケーブルテレビ