熱海五郎一座 『翔べないスペースマンと危険なシナリオ~ギャグマゲドン mission~ 製作発表会 「絶対に面白いものを!」(三宅裕司)

新橋演舞場 5、6 月公演、松竹株式会社と株式会社アミューズの共同製作により、三宅裕司を座長に、「熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第 6 弾 東京喜劇『翔べないスペースマンと危険なシナリオ〜ギャグマゲド ン mission〜』」を上演することになった。
東京の笑い“軽演劇”を上演すべく、2004 年に旗揚げしたのが「伊東四朗一座」。その東京喜劇を伝承すべく、三宅 が中心となって 2006 年に旗揚げしたのが“伊東”ならぬ“熱海”、“四朗”ならぬ“五郎”で「熱海五郎一座」。アド リブや一発ギャグなどの瞬間芸ではなく、練り上げられた台本と、その設定の中で役柄をきちんと演じることで生ま れる笑いを作ってきた。
2014 年には新橋演舞場へ進出。毎年満員御礼で、劇場を大爆笑の渦に。そして大好評につき、今 年も新橋演舞場での上演!さらにパワーアップした抱腹絶倒の東京喜劇が帰ってくる!! 出演者は座長の三宅裕司をはじめ、コント赤信号の渡辺正行、ラサール石井、三宅の盟友・小倉久寛、落語芸術協会 理事で『笑点』司会の春風亭昇太、東京の喜劇人の DNA を受け継ぐ東貴博と深沢邦之が交互出演とまさに東京喜劇の オールスターズ!
そして新橋演舞場シリーズ第 6 弾に迎えるゲストは、高島礼子と橋本マナミ。新橋演舞場初登場の二人は一癖も二癖 もある一座メンバーたちとどんな化学反応を起こすのかー!? とにかく“笑い”にこだわった、日本最高峰の東京喜劇“軽演劇”の舞台を!
この熱海五郎一座 『翔べないスペースマンと危険なシナリオ~ギャグマゲドン mission~の製作発表会が都内で執り行われた。登壇したのは三宅裕司、 渡辺正行、 小倉久寛、 春風亭昇太 、東 貴博、 深沢邦之、高島礼子、 橋本マナミ、安孫子 正(松竹株式会社 取締役副社長)、 相馬信之(株式会社アミューズ 取締役)。なお、ラサール石井はパネルで存在感を示す。

まずは松竹の安孫子 正副社長より挨拶、「男性客が多い」と語るが通常は圧倒的に女性が多いので、これはかなり画期的なこと。もちろん、毎回観劇しているわけであるが「毎回、わけもなく喜んで帰ります」とコメント、キャスト一同から大きな笑いが起こった。アミューズの相馬信之取締役は「若いお客様をもっと呼び込みたい」と意欲を示す。そして「三宅座長はスキーで滑りましたが、舞台ではスベりません!」と宣言、またまた笑いが起こった。それから座長の三宅祐司から順番に挨拶、長すぎるとMCより警告のベルが鳴る!

「人の不幸をいじっていただきまして、スキーで滑った(滑って転んだ)のは心残り、稽古までには!本番までには!(リハビリ中)お客様を裏切ってはいけない、絶対に面白いものを!今年は音楽から離れてお芝居で、本格的なストーリーで見せようと!それで高島さんと橋本さんに盛り上げていただこうと。ストーリーの中に驚かせるところ、『犯人は誰?』という推理する要素もあります。まだ台本を渡しておりません。本読みまで渡さない!直しに直して!最高傑作になります!」(三宅裕司)

「犯人がいると初めて知りました。あらすじ見ても余白、多いです宇宙ものだけに、スペース多い!(一同、大ウケ)」(渡辺正行)

「今回は特に楽しみなんですが、宇宙もの、宇宙飛行士が出てきてどーのこーのって(笑)、衣装もかっこいい!三宅さんがいうには『笑いはギャップである』と。あんだけかっこいいから面白く鳴るような気がします。ただ一つ、心配なのは・・・・(チーーン)」(小倉久寛)

「みんな、年取って・・・・『笑点』の楽屋と変わんない!今年、還暦ですよ!普通に生きて動いている姿を見ても面白い!『生き物』として面白くなります」(春風亭昇太)

「家族でハワイに行きます。この舞台の会見始まると、『舞台、始まるんだな』相当面白い台本ができているそうです」(東 貴博)

「交互出演、できれば僕の回にきていただきたい!いつも千秋楽には「今年はすごかったね」と。今年はもっとすごい、『アルマゲドン』を何回も観ようと思います!」(深沢邦之)

「新橋演舞場は初めてです。この『熱海五郎一座』は大好きなんです。楽しく笑って!」(高島礼子)

「20代の後半で舞台はやったことはあるので、舞台の素晴らしさは知ってたのですが、その後はなくって。今回お話をいただいて、高島礼子さんや舞台のスペシャリストとご一緒、舞い上がっています!」(橋本マナミ)

それからラサール石井の便箋10枚の短い(?)手紙が公開された。その一部は「・・・・・私は理事長という役をいただき、役作りが楽しみ・・・・私だけ地球の管制塔にいるのでは?密航しようと。マナミさんのナイスバデーが宇宙服で隠れてしまう!宇宙船のシャワーシーンとか、そういうのを作って欲しい、三宅さん、もうスキーはなさらないでください」

三宅祐司は台本は書けているそうだが、まだ、誰にも渡してはいないそう。物語の入り口が「『アルマゲドン』のパロディー」と語る。さらに高島礼子と橋本マナミに向かって「歌がある」といい二人ともびっくり!「ほんとですか?????」と二人ともちょっと動揺を見せた。さらに高島礼子は「アドリブが苦手でやったことがなくって20年前に『地球ゴージャス』でアドリブやって・・・・・」と言ったところで三宅裕司から「レベルが違う!」とコメント、さらに「アドリブはないですが、どうしようもないところで・・・・『よろしく』って書いてあるところは!」と語り、会見場は大笑い。また過去公演エピソードについては「小道具忘れた」「出トチリ」とあるあるネタだが春風亭昇太の場合は三宅祐司から「目が合ってニコニコしてて出てこない!」と突っ込まれた。また今回は「音楽に頼らない、セリフで真面目に演じれば演じるほど面白い!1場面が長い、稽古きてね」と座長からコメント、キャスト一同から「えーーーーー」。また宇宙だけにワイヤーアクションやフライングも「あります!」と座長から。これにはキャスト一同からまたまた「えーーーーー」の声が。

ここで会見は終了し、フォトセッションの後、再び、囲み取材時間に。ここでまたもや座長から明かされていない事実が・・・・・。「女同士」の戦いが・・・・・。さらに高橋礼子に向かって「長いキャリアがセリフになっています」と座長、高島礼子は「初めて知りました」とかコメント。笑いっぱなしの囲み取材、最後の座長の三宅裕司から「今までの最高傑作になるな、と思います」と締めて囲み取材は終了した。

<キャスト>
三宅裕司
ラサール石井
渡辺正行
小倉久寛
春風亭昇太
東 貴博
深沢邦之
高島礼子
橋本マナミ

 

【公演概要】
公演名:熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第 6 弾 東京喜劇『翔べないスペースマンと危険なシナリオ〜ギャグマゲド ン mission〜』
日程・場所:
2019年5月31日〜6月26日 新橋演舞場
作:吉高寿男
出演・構成・演出:三宅祐司