田中れいな主演 ミュージカル『悪ノ娘』、開幕!

2019 年 4 月 6 日(土)~14 日(日)まで全15ステージ、あうるすぽっとにて上演する、ミュージカル『悪ノ娘』が開幕した。公演に先立ち、4月5日(金)に、囲み取材とゲネプロが行われた。

本作は、ボーカルに音声合成 ソフト鏡音リン・レンを用いてインターネット上で発表された楽曲で、ニコニコ動画にて250 万回以上の再生数を記録する人気となった作品である。小説化、漫画化も行われ、ミュージカルは、2017年に初演、好評を博し、再演が実現した。

黄の王国を治める王女「リリアンヌ」は、贅沢の限りを尽くし、国民に重税を課す彼女の「悪政」に民衆は苦しめられていた。やがて彼女の幼き嫉妬心が隣国を滅ぼすに至り、ついに民衆は武器を手に王宮を取り囲む!王女の傍らにいつもいた召使いの「アレン」。その時、彼が取った恐るべき行動とは!?
「いったいどれほど尽くせば、貴方に振り向いてもらえるのだろう?」
滅びゆく王国と運命に翻弄された姉弟の「絆」の物語である。

囲み取材には、主人公である黄の国の王女・リリアンヌ役の田中れいな、王女の召使・アレン役の星波(せな)、女戦士・ジェルメイヌ役の護(まもる)あさな、歌で人々を魅了するミカエラ役のyucat、ミカエラの親友であるクラリス役の宮崎理奈、青の国の王子・カイル役の谷佳樹、黄の国の王族親衛隊長・レオンハルト役の友常(ともつね)勇気が登壇し、本作品に対する意気込みを語った。

主演・黄の国の王女・リリアンヌ役の田中れいなは、
「自分が出演した舞台での再演ははじめて。どんな感じになるんだろうと思ったが、全然違う別の作品になった印象をうけて、同じ役なのに演じる人が違うから別のものになって、新たな作品として楽しめている。前回と同じにならないように考えながらやっている。お客さんがどういう感想をくれるか楽しみ。」

王女の召使・アレン役の星波(せな)は、
「はじめて演じると決まった時は、びっくりと緊張だった。稽古が始まってから、共演者の皆さんや(田中)れいなさんからもいろんなアドバイスをいただいた。本番でしっかりと出していきたい。アレンは、葛藤が多い役。苦しさも含めて皆さんに届けていきたい。」

女剣士・ジェルメイヌ役の護あさなは、
「原曲を知っていたのでプレッシャーもありつつ、初演を超えられるのか、という気持ちがすごくあったが、稽古場はみんな前回を超えていこうという意気込みがあり、自分もすごくやりやすかった。今作を見にきてくださる方には、歌も殺陣もストーリーも全部楽しんでもらいたい。」

 

歌で人々を魅了するミカエラ役のyucatは、
「初めてのミュージカル。演技もはじめてですごくドキドキしていた。共演者の皆さんがとても優しくしてくれ、本番に挑むことができる。今回は歌姫役ということでシンガソングライターなので、この役をいただけたことに感謝している。素敵な皆さんとご一緒できることを感謝しながら届けていきたい。」

ミカエラの親友であるクラリス役の宮崎理奈は、
「今回の作品は全体を通して緩急のある作品。せつないシーンや笑えるシーンがある中で、私とyucatさんで作品に癒しを届けられたら。最後までまばたきをせずに見ていただきたい。」

青の国の王子・カイル役の谷佳樹は、
「初演は初演としていいものとして、再演は再演として、臨みたかった。田中れいなさんの『前回と違ったものになっている』という座長の言葉を信じて、15公演やっていきたい。」

黄の国の王族親衛隊長・レオンハルト役の友常勇気は、
「2時間の作品にいろんな物語がぎっしり詰まっている。初演を楽しんだ方もいらっしゃると思いますが、また違った『悪ノ娘』の世界をぜひとも楽しんでいただきたい。」

「座長としての田中れいなさんはどうですか?」という質問に、谷は「引っ張っていくのではなく、みんなを支えてくれている。みんなの気持ちを代弁してくれる」と話すと、護は「見守ってくれる、凛としている頼もしい座長」とコメント。田中れいなは「ありがとうございます」と終始照れ気味だった。

「ギロチン台」が登場するセンセーショナルなシーンから、悲しいクライマックスを予感させるようにこの物語は始まる。
「悪ノ娘」「悪ノ召使」などの原曲の楽曲に加え、ミュージカルのオリジナルナンバーが『悪ノ娘』の世界へさらに深く引き込んでくれる。
キャスト陣の歌声とともに繰り広げられる、繊細なダンスと迫力あるアクションシーンが見どころの一つ。リリアンヌとアレンの悲しく、せつない結末に最後まで目が離せない作品だ。

ミュージカル「悪ノ娘」は東京・東池袋あうるすぽっとにて、4月6日(土)~14日(日)まで上演。平日公演には、キャストによるアフタートークショーも行われる。当日券は全ステージ販売予定。詳細は公演ホームページ(http://www.39amipro.com/akunomusume2019/)にて。

【悪ノ娘とは】
原作はボカロと言われる、ボーカルに音声合成を用いてインターネット上で発表された楽曲で、
動画サイトにて 270 万の再生数を記録する人気となった作品。
ボカロで人気のキャラクター(鏡音リン、鏡音レン、初音ミクなど)をモチーフとしたキャラクターが登場する。
作品は漫画や小説にもなっている。
今作品のストーリーとしては、楽曲で発表されている「悪ノ娘」、「悪ノ召使」、「リグレットメッセージ」、「白ノ娘」からの話をまと めた作品となっている。

【ストーリー】
王国を治める王女「リリアンヌ」 贅沢の限りを尽くし、国民に重税を課す彼女の「悪政」に民衆は苦しめられていた。 やがて彼女の幼き嫉妬心が隣国を滅ぼすに至り、ついに民衆は武器を手に王宮を取り囲む! 王女の傍らにいつもいた召使いの「アレン」その時、彼が取った恐るべき行動とは!? 「いったいどれほど尽くせば、貴方に振り向いてもらえるのだろう?」 滅びゆく王国と運命に翻弄された姉弟の「絆」の物語。

<<公演概要>>
【日程】2019 年 4 月 6 日(土)~4 月 14 日(日)(全 15 ステージ)
【劇場】あうるすぽっと
【原作】悪ノ P(mothy)
【脚本・演出】トクナガヒデカツ
【キャスト】
リリアンヌ役:田中れいな
アレン役:星波
ジェルメイヌ役:護あさな
ミカエラ役:yucat
クラリス役:宮崎理奈
カイル役:谷佳樹
レオンハルト役:友常勇気
エルルカ役:橋本愛奈
ミナージュ役:加藤真央
ヨーク役:山本誠大
アルカトイル役:岩崎良祐
ジョセフィーヌ役:前田隆太朗
キール役:福地教光
シャルテット役:搗宮姫奈
ネイ役:西野亜弥(SIR)
マリアム役:児玉奈々子
ミニス役:蜂巣和紀
パン屋父役:竹野聡
パン屋娘役:太田薫子(SIR)
アンサンブルキャスト:清水錬、加藤玲大、伊原辰、若林佑太、平澤佑樹、Tmy、 足立華、高橋マロン、坪井未来、山下朱梨、佐藤みなみ、吉田瑞貴
監修:クリンプトン・フューチャー・メディア
企 画 ・ 製 作:amipro 公演HP:http://www.39amipro.com/akunomusume2019/