日本を代表する名門バレエ団、 東京バレエ団が今年で創立55周年をむかえ、 節目の年に相応しく、 大規模な海外公演や世界的な振付家との世界初演作品の上演、 古典作品のニュープロダクションなど、 意欲的なラインナップが発表。 様々な創立55周年記念プロジェクトが1年を通して、行われることに。
6月、 7月は、 ポーランドのウッチ歌劇場から始まり、 世界最高峰のオペラハウス、 ウィーン国立歌劇場(オーストリア)に30年ぶりに出演。 続くイタリアでは、 首都ローマにある世界遺産の古代カラカラ浴場跡に設けられた大規模な野外劇場、 ジェノヴァ近郊のネルヴィ国際フェスティバルに参加し、 最後は芸術の殿堂、 ミラノ・スカラ座の3都市で幕をとじるが、 3か国5都市を約1か月かけてまわる大規模な公演。
日本国内でも大型企画を次々と実施。 来る10月には、 あのパリ・オペラ座から3度も作品を依頼されている世界的な振付家、 勅使川原三郎氏とのコラボレーションが実現。 武満徹の音楽を使い、 勅使川原氏が東京バレエ団のために振り付ける世界初演作品を上演します。 12月には人気の古典バレエ「くるみ割り人形」のニュープロダクションが控えている。
現在、 東京バレエ団の芸術監督をつとめるのは斎藤友佳理。 斎藤はプリマ・バレリーナとして世界中で活躍したばかりではなく、 日本人ではじめてロシア国立舞踊大学院バレエマスターおよび教師科を首席で卒業。 長年のバレエ界への貢献を称えられ、 2012年に紫綬褒章を受章し、 2015年に東京バレエ団芸術監督に就任。 以後はジェローム・ロビンズ、 ローラン・プティ、 ウィリアム・フォーサイス等、 20 世紀の巨匠たちの傑作を次々と取り入れる一方、 才能あるダンサーを積極的に入団させて若手の成長と活躍をうながし、 ダンサーの振付発表の場である〈Choreographic Project〉を始動させるなど、 バレエ団に活気と成長をもたらし、 今年の55周年プロジェクトを牽引。
一方、 公演だけではなく、 昨年出版された東京バレエ団の創立者、 佐々木忠次の生涯を描いた漫画(桜沢エリカ作)の英語版も出版され(2019年6月1日発行)、 さらに東京バレエ団を含め、 日本のバレエの歴史をひもとく書籍の刊行(2019年12月発行予定)も予定されています。 さらに附属の東京バレエ学校と連携した才能あるダンサーを育成するための新企画など、 創立55周年のプロジェクトは年間を通してさまざまに進行。
日本を代表するバレエ団、 東京バレエ団は、 設立55周年を迎え、 ますます世界に活躍の場を!
東京バレエ団公式ホームページ
https://thetokyoballet.com/