プリント基板製造メーカー 「キョウデン」 を核に、パソコンメーカーSOTEC、大手スーパー長崎屋、大江戸温泉物語 など破綻寸前の企業を次々買収し再生に導いた経済界の風雲児、橋本ひろし。莫大な富と名声を手に入れた彼は50代になって、突如音楽活動を開始し、六本木のライブハウスで歌い始めた。トーキングブルースと称されるトークと歌が 渾然一体となった彼のライブには、多くのファンが集まり彼の歌に耳を傾ける。
そんな橋本ひろしの波乱万丈な人生を下敷きにした舞台、「今、僕は六本木の交差点に立つ」を上演することが決定。
脚本は骨太な物語で、観る者の魂を揺さぶる重厚な人間ドラマを得意とする中津留章仁。演出は黒色綺譚カナリア派を主宰し、劇作家、演出家、女優としても活躍する赤澤ムック。また、舞台、映画、ドラマを中心に幅広く活動する 中村誠治郎、有澤樟太郎、定本楓馬、山寺宏一という多彩なキャストが出演、心揺さぶる物語に期待。
<プロフィール>
[橋本ひろし]
1952 年 2 月 5 日生まれ、長野県出身。
実業家・シンガーソングライター。 高校卒業後に父を失い、一家を支えるために「今日から電気屋」の略として、試作品用プリント基板を小ロット短期間で 仕上げる事業を柱とした「キョウデン」を創業。その後、昭和 KDE を皮切りに、パソコンメーカーSOTEC、大手スーパー長 崎屋、大江戸温泉物語など破綻寸前の企業を次々買収し再生させ「企業再生のプロ」と呼ばれる。特に長崎屋の再 生は、当初 16 年とされていた計画予定を 12 年繰り上げ、4 年で会社更生手続きを終結させている。
50 歳を過ぎて突如作詞、作曲を始め、六本木のライブハウスで、毎週金曜日に欠かさずライブを敢行(現在、毎週のラ イブは行っていない)。2008 年までに自身のオリジナル楽曲は既に 160 曲を越え、現在もライブを中心に積極的に音楽 活動を展開している。
[脚本:中津留章仁]
1973 年 3 月1日生まれ。大分県出身。
劇作家・脚本家・演出家。
2000 年、劇団「TRASHMASTERS」を立ち上げ。 初期はコメディタッチで毒のある作品を中心に上演。現在では、現代社会が抱える問題等を取り入れた骨太な物語で、 観る者の魂を揺さぶる重厚な人間ドラマを中心に描いている。 2011年、東日本大震災と原発事故を真正面から扱った「背水の孤島」で、第19回読売演劇大賞・選考委員特別 賞、同・優秀演出家賞、第46回紀伊國屋演劇賞、第14回千田是也賞などを受賞。 主な作品に、「奇行遊戯」「黄色い叫び」「来訪者」「虚像の礎」「そぞろの民」「猥り現」「不埒」「埋没」などがある。
[演出:赤澤ムック]
1978年12月17日生まれ。北海道出身。
劇作家・演出家・女優。
2003年、劇団「黒色綺譚カナリア派」を創立。 2011年の活動停止公演『誤/娯楽』以降、主に劇作家・演出家として商業演劇から 2.5 次元作品まで幅広く活躍している。
主な演出作品に、「三人姉妹」、舞台 けやき坂 46 公演「あゆみ」、AiiA presents‘ 舞台『刀使ノ巫女』などがある。
【公演概要】
日程・場所:2019年9月4日(水)~9月8日(日) 天王洲 銀河劇場
脚本:中津留章仁
演出:赤澤ムック
出演:中村誠治郎 有澤樟太郎 定本楓馬 山寺宏一 ほか
主催:ネルケプランニング
公式HP:https://www.nelke.co.jp/stage/roppongi/
公式ツイッター:https://twitter.com/stage_roppongi (@stage_roppongi)