舞台「若様組まいる~アイスクリン強し~」 脚本・演出:村上大樹さんインタビュー

畠中恵の人気小説である「アイスクリン強し」(講談社文庫刊)が舞台化する。脚本・演出は舞台「私のホストちゃん」や舞台「けものフレンズ」等、コメディを得意とする村上大樹。物語の時代設定は明治23年、洋装が流行りだし、食べ物も牛鍋やパン等、庶民の生活に【洋】が入り始めた時代。断髪令が出たのは明治4年のことで、「半髪頭(ちょんまげ)をたたいてみれば、因循姑息な音がする。総髪頭(長髪)をたたいてみれば、王政復古の音がする。ざんぎり頭をたたいてみれば、文明開化の音がする」という俗謡も。明治22年には、ほとんどの人の断髪が済み、情勢も安定してきた頃だ。しかし、近年の舞台では2.5次元舞台はもちろん、そうでないオリジナル作品も幕末を扱うものが多い。

 

「歴史的には凄くちっちゃい変化かもしれないけど、一口食べただけで世界観が変わるようなこと!」

 

 この明治23年頃の時代の面白さについて村上大樹は「ぶっちゃけ言うと時代物はそんなに興味がなくって(笑)」と笑う。幕末となれば、坂本龍馬や土方歳三、沖田総司、高杉晋作等著名人が多いが、この物語には有名人は出てこない。さらに「だから個人的には“なんだ、幕末じゃないのかよ~”みたいながっかり感はないんですけど」とコメント。この作品をやりたいというプロデューサーの強い情熱がベースにあったそうで「僕も最初は明治、何が面白いの?っていう話をしてて(笑)……ところが読んだり調べたりしていくうちに、幕末で色々な価値観が大転換し、まっさらになったところから色んなものが出来ていったのが明治なんだと。電気が点いたり(1882年[明治15年]に東京・銀座に日本初の電灯[アーク灯]が灯る)、牛鍋も食べるようになったり、歴史的な事件っていうよりも、庶民の生活がひとつひとつ、変わっていく時代だったと思うんです。これを無理やり自分に置き換えると……僕が思春期のときとかは昭和の一番いい時代というんでしょうか、テレビひとつとっても『オレたちひょうきん族』とか『夢で逢えたら』とか、本当に面白い番組が多かったなと。でもそこから30年って、時代が昭和から平成になっていくと、そこから段々と違う時代になってくる」……ちょうど、折しも景気のよいバブルの時代で浮き足立っていた頃。「バブルでみんな浮かれてて、ものすごい受験戦争を勝ち抜いたら、凄くいい時代がまっているとみんなが思ってて……なのにバブルがはじけて全てなくなって……そう考えると、何も変わっていないようで、実は時代ってもの凄く変わってると思うんです。」ついこの間もまさか終わるなんて誰も思ってもなかった『とんねるずのみなさんのおかげでした』も終わって、『めちゃ×2イケてるッ!』も終わって……「そういう色んな生活の変化を、実は自分も現在進行形で日々体験していると考えたら、明治時代の人々にも、意外と共感出来るかも、と思うようになりました。」と語る。和菓子しか食べたことがない日本人が初めてクッキーを食べる、魚ばかりだったのに牛鍋を食べてみる、当時は相当な衝撃だったことは想像に難くない。「明治の若者が初めて牛鍋を食べたとき、どんな味がしたのかな?とか、結構イケてる食べ物だったんじゃないかな?とか思うんです。おはぎとかばっかり食べていた人達から見たら、洋菓子ってハイカラなお洒落なものとして存在したんじゃないかなとか。歴史的には凄くちっちゃい変化かもしれないけど、一口食べただけで世界観が変わるようなこと!生活の中では、凄く大きなことだった思うんです」と言う。

 

「『明治23年っていうのは、浮かれてて平和だったよね』って……その感じも含めてちょっと現代とも通じるんじゃないかな」

 

 そして明治時代に入って、江戸時代の身分制度は崩壊するのだが、村上大樹は「若様組もずっと江戸時代から続いていた旗本家で、世が世なら、他の人々とは身分が違う人として将来を約束されていた人達が、(明治維新で)ハシゴ外されちゃったじゃないですけど、一気にバーンと身分が変わった。彼らが生まれて物心ついた頃には時代は江戸とはまったく変わっている、だから必死に生きるために巡査になる訳ですよね。そのへんの感覚、『明日がどうなるかわからない』『その日その日を懸命に生きなきゃいけない』というのは、今の若者に通じる感覚だと思います」と言い、さらに「真次郎は洋菓子という『大切なもの』を見つけているからいいけど。でも若様みんなが、そういうわけじゃないんですよね」と語る。

 この時代について、「プロデューサーさんが“この時代は明治の中でも一番、いい時代だったんじゃないか”って言ってたんです」と村上大樹。ここから数年後には日清戦争が始まる。明治維新頃に生まれた彼らは幕末から明治維新にかけての動乱を知らない。さしずめ【戦後生まれ】ということ。「市井の人々にとっては、戦争はよく分からないけど恐ろしいもの。若様たちにとっては、幕末は、赤ちゃんの頃の話ですから、経験したことがないはずなんです」例えば30歳の人は30年前のことは記憶にない。つまり、明治23年の時点で20代前半なら幕末の動乱はわからないのは無理からぬことだ。「作中では『昔、江戸はどうだった』とか、昔の価値観に縛られた人達との出会いもあったりするんです」と言い、「ここから2年後、3年後っていうのは彼らにとって、間違いなく大変な時代になる。つまり、若様達が後から振り返ってみたら『明治23年っていうのは、みんな浮かれてて平和だったよね』って……そんな空気感も感じもちょっと現代と通じるんじゃないかな」とコメント。

 昭和の終わりに、スマホやラインの出現等、誰が予測しえただろうか?しかし、今は当たり前、その先に何があるのかは、現代を生きている我々にも予測出来ない。「世界の情勢的にはアメリカと北朝鮮が会談して……それが本当に平和に向かっているの?って我々には全くわかんない。そういう風にとらえると、明治23年という時代も結構、共感出来る。幕末の世直しみたいなことよりもリアルな日常感覚として、今、この作品を舞台でやる意味っていうのは意外とあるのかな?と感じます」と村上大樹は語る。

 

「【普通】の面白さ……あんまり変にこねくり回さない、みんなで『ちゃんと』ちゃんとお芝居をやってみようっていうところが肝になってくるんだろうなと」

 

 この作品に登場するのは全て架空の人物であるが、ごく普通の、もしかしたらいたかもしれないというリアル感のある人々。主人公の皆川真次郎は菓子職人、今風で言えばパティシエ、現代では人気職業だが、当時はそれがどういう職業なのかもわからない時代だ。「たまたま育てられた外国人によって教えてもらったのかなと。お店開いても、それが流行るかっていうと全然未知数。そして若様組も元の部下をなんとか食わせようと必死に頑張っているところもあって、どっちかというと地味な人達」、日々を懸命に生きる普通の人たちだ。

「とにかく、彼らは懸命に生きている。そこへコレラが襲ってきたりとか……当時にしてみたら、原因不明の病で人がバタバタと死ぬなんて、相当なことだと思うんです。でも、訳わかんないながらも立ち向かっていかないといけなかったり。歴史の教科書にはクローズアップして書かれてはいないけれど、そんな彼らなりの大冒険や日々のドラマを、演出としては、何か凄く大げさに、大活劇としてっていうことではなくって、ちょっと俯瞰して、箱庭を眺めるような感じで、描ければいいかなと思います。ちょっとしたニュアンスのお芝居をキッチリと積み重ねることで、面白さに繋がっていけば」と村上大樹は語る。派手な歴史的な事件や、大河ドラマのような壮大なストーリーもないが、その時代に普通に生きていた人々を舞台で客観的に観ることによって共感もあり、愛おしくなる。

 今回の舞台は単行本1冊の内容になる。外から入ってきた【洋】と本来持っている【和】、これが混ざり合い融合、シンクロしあう時代、現代に置き換えると、コンビニでも抹茶味のシュークリームが人気だったりする。日本はそういった海外の文化を柔軟に取り入れ、コラボする。

「確かにそう、この時代もそうですね。今回の公演もひとつの劇団でやっている訳じゃなくって、色んな人、いわゆる『イケメン』のくくりに入る俳優さんがたくさんいますけど、でも彼らの世代も幅広いし、やってきたこともそれぞれ違っていたりするので。あとは乃木坂の井上小百合さんだったりとか、新感線の粟根まことさんだったり……本当にそこの科学反応が!そしてこんなに豪華な面子が集まっていながら……幕末を描かない(笑)、これってある意味贅沢だと思うんですよね。稽古もやってて、【普通】の面白さ……あんまり変にこねくり回さない、みんなで『ちゃんと』お芝居をやってみようっていうところが肝になってくるんだろうなと……そこに関しては粟根まことさんは百戦錬磨なんで、胸を借りながらっていう感じです。とはいえ、他のメンツもメンツなので、明治の日常を描いても、全く地味になることはなく(笑)、みんな、それぞれ個性がすごいので」とキャスト陣も多士済々、お互いに刺激し合ういいカンパニーの様子。さらに「明治時代は本当にいろんなものが入ってきて、物珍しいものもあって、刺激されて……楽しい時代だったんだろうなと思うんです。iPhoneXが出たよってことよりもね。日々、色々、何か起きている、当時のそのワクワク感に浸れると思います」とさらに作品に言及。それにしてもお菓子作りは細やかな気配りが必要。現代は電子レンジの“お任せボタン”的なものを押しただけで、凄い料理が出来ちゃったりする時代、しかし、明治ともなると……である。「調べたら、普通に洋菓子作っているからキッチンで火を使ってと思うんですが、かまどなんですよね!薪をくめて……キャンプみたいな感じでね、ケーキとか焼いたりしてて、本当に美味しく出来んのかな?みたいな。冷蔵庫もでっかい……当たり前ですが、電気がないんで、氷!お菓子作り、舞台上では実際にお菓子を作っているようにみせる表現にチャレンジしようと……でも実際にやってみると、結構原始的でびっくりしました!明治時代に洋菓子を作るって、相当ラジカルだったんですね!」舞台もそういったところにこだわりを見せる。

 

「明治のファンタジックで、甘い感じ。そんな曲になっています。生演奏とコラボレーションはこの作品の世界観に凄いハマるし、全体的に可愛い感じだけど甘過ぎない」

 

 この物語にはロマンスもあるが、奥に秘めたものがさりげなく、ふんわりと描かれている。それに関して村上大樹は「恋愛もそんなにいちゃいちゃしてないんですよね」と言う。さらに「奥ゆかしい、その距離感をね。当時は、顔は合わせるけど、結局、自分の気持ちをずっと言わないとか。これも実際に舞台でやってみると新鮮で、見た目的には何も起こっていないんですが、明治の男女になったつもりで観ていくと、ね。これが数年後になると、自由恋愛とかを提唱するような、本が出たりするんですけど」と言う。与謝野晶子が「みだれ髪」を発表したのが明治34年のことで、恋愛感情を素直に詠んだ作風は物議を醸し出したが、この頃はまだ、そういう風潮もなかった。そして、原作の各話タイトルは全て洋菓子、どのくらいお菓子が登場するのだろうか。当然のことながら、ここは観劇ポイント。

「畠中先生の小説では、絶妙な小道具としてお菓子が出てくるのですが、これを舞台でやるとしたら……あの小説でアイスクリンとかゼリーとかって書かれると、単純に相当、美味しそうですよね。当時誰も食べたことのない洋菓子を作る真次郎ですが、例えば『美味しんぼ』みたいに“これでもか”って出てくるのとは全く違って、作中で奥ゆかしい感じで洋菓子が出て来ます。そこもファンの人からしたら、ちょっとたまらない心憎い演出だと思います。この雰囲気を舞台でやるにあたってどんな感じで再現出来るのか?また、2時間の舞台の中で何個かお菓子が出て来るのですが、一体どんな風に登場するのか?期待して頂きたいですね」と、語る。いわゆるグルメ系のマンガと違って、食べた人が素朴に「美味しい」と言い、そこで真次郎が「あ、よかった」と思うのが原作のいいところ。このピュアな雰囲気をどのようにして舞台に乗せるのか、ここは相当、悩んだ様子。しかし、秘策があるようで、「米米CLUBのメンバーでありながら、数々の映画音楽も手掛ける金子隆博さんに音楽をお願いいたしまして、ピアノの生演奏とお芝居とのコラボレーションをやろうとしています」とポイントを明かした。さらに「金子さんに、明治の初期のまだ、洋菓子が珍しかった時代をイメージにして、楽曲を用意して頂いたのですが、それがもう素敵で!僕は元々、米米CLUBの超ファンで、舞台「私のホストちゃん」ではこれぞ米米のフラッシュ金子!という感じのイケイケドンドンな楽曲を数多く作ってもらってるんですが、その一方で金子さんは『めがね』や『すいか』などの映画やドラマの音楽も数多く手がけてらして、素敵なピアノの曲がとても多いんです。凄く上品で、あったかくて、聴くだけで、イメージが沸いて広がる。だからいつか金子さんのピアノ曲で、ホストちゃんとはまた違うベクトルの作品でお願いしたいってずっと思っていて、ちょうど、今回みたいな作品は絶対に合うんじゃないかと……今、曲をどんどん作って頂いていて、その広がりが、原作の持つ雰囲気と凄くマッチしているんですね。実は明治時代の音楽を調べると、マイナー調で、もの哀しいっていうか(笑)、でも金子さんの楽曲はそれとはまた違っておりまして、僕が原作を読んで感じたイメージ……明治のファンタジックで、甘い感じ。そんな曲になっています。生演奏とコラボレーションはこの作品の世界観に凄いハマるし、全体的に可愛い感じだけど甘過ぎない、この季節にピッタリな仕上がりになりそうです。」

 そこのさじ加減、ピアノの生演奏、シンプルな中にも奥行きのあるサウンドで作品世界を構築する。村上大樹は「盛るよりも、削いでいかないと。そうでないと、当時の人達の心情や原作のテイストっていうのは出せないかなと……そこは僕だけではなく、やっている俳優さん達も徐々に感じ始めているところではあるので、いい引き算が出来るといいな。人は頑張って色々サービスしようとしたりしますが、ここはやっぱり、引いていかないと。そうでないと、小説の読後感の境地に到達することはできないのかな?と感じています。ピアノの生演奏もそうなんですが、シンプルで豊かなものにしたいです」と語るが、生演奏なら、情緒豊かにイメージが膨らみやすいかもしれない。

 

「仕掛けも満載なので、騙されたと思って!絶対にこういうの……皆さん、好きなはずです!」

 

 観どころも聴きどころも多いステージになるそうな予感。

「可愛くって、粋な舞台になると思います。原作の面白さを知ってるファンには、『いい意味で裏切られた!』と感じていただける舞台になりつつあると思うんで、是非、観て頂きたいですね。明治時代の男女の淡いロマンスとスィーツ……もちろん人工甘味料がめちゃ入っているものではなく、こういうのもありだよねってきっと思ってもらえるものになるかと」と語る。当然のことながら大袈裟なカツラも被らず、必殺技もない、いわゆる“お約束”もない、武器も出てこない。言ってみれば“ないないつくし”かもしれないが、“素材”がしっかりしていれば、シンプルな味付けでも十分に美味しい、そんな正統派なお菓子を彷彿とさせてくれそうな。

「シンプルに演劇やる、お芝居をやる、芝居本来の面白さ……過剰にカブかない、きっちりストイックに芝居をやるっていう良さが、絶対に伝わるし、かえって新鮮に映るんじゃないかと思いますね。とはいえ超難しい古典をやる訳ではなく。ちゃんと笑えて、でも切なく、テンポ良くという、欲張りで、気楽に観て頂ける作品になるかと。飽きずに楽しめる仕掛けも満載ですので、騙されたと思って!絶対にこういうの……皆さん、好きなはずです!」とお芝居の面白さを力説。シンプルでいながら、それでいて奥が深く、愛が詰まっている。それは主人公の真次郎が作る洋菓子にも通じるところがある。

「真っ当に作るっていうのは、そういうことなんですね」と語る村上大樹。「ちゃんとセット作るのは大変なんですけど、でもその分、エンターテイメントとしては、浸れると……もし、テーマパークのアトラクションで明治時代っていうのがあったら、そこに入っていけるような体験は出来ると思います。畠中恵先生の原作の持ち味、読む人を選ばない、偉ぶってない、ちょっと大人向けの、原作の世界観。これを舞台で観ていただければ、きっとハマります!」

 初日はもうすぐ、とびきりの洋菓子、スィーツ体験を!

 

 

<村上大樹・プロフィール>
劇団拙者ムニエル主宰。
1994年、早稲田大学在学中に劇団拙者ムニエルを結成。ナンセンスでポップな笑いを追求する。
近年は、舞台のみならず、テレビ、ラジオなど、幅広い分野で活動する。

[主な作品]
「舞台版私のホストちゃん」シリーズ 「ママと僕たち」シリーズ 舞台「けものフレンズ」
TOKYOFM「NISSANあ、安部礼司」脚本 テレビ東京「さぼリーマン甘太朗」脚本 など

 

 

<ストーリー>

舞台は、皆川が開いた西洋菓子店風琴屋。巡査勤務の合間にたむろする若様組や若様たちのマドンナ的存在沙羅の平和な日常に、大商人 小泉琢磨が仕掛ける試練や事件が巻き起こる…!沙羅の強力ライバル・志奈子の出現や、皆川や若様たちを執拗に嗅ぎまわる新聞記者など、 明治の若者の生活風景をコミカルに描きながらも、平和な時代を渇望する世代が、時代の大きなうねりである戦争への道に抗う様を描く。

 

 

【公演データ】

舞台「若様組まいる~アイスクリン強し~」

原作:「若様組まいる」「アイスクリン強し」畠中恵(講談社文庫刊)

脚本・演出:村上大樹

日程:2018年4月27日(金)~5月6日(日)
会場:サンシャイン劇場

出演:
玉城裕規(皆川真次郎 役)
入江甚儀(長瀬健吾役) 塩野瑛久(園山薫役) 中村優一(福田春之助役) 安川純平(小山孝役) 宮﨑香蓮(小泉沙羅役) 井上小百合<乃木坂46> (紫堂志奈子役)
和合真一(牧 忠行 役) 小早川俊輔(相馬小弥太 役) 武子直輝(相馬格乃進 役) 松波優輝(西宮浩光 役) 鎌苅健太(玉井和馬 役) 伊藤裕一(丹羽記者 役)
橋本全一(安野一馬 役) 小野寺ずる(加藤智恵子 役)
粟根まこと(小泉琢磨 役)

主催:株式会社メディアミックス・ジャパン/ぴあ株式会社

公式サイト:http://www.mmj-pro.co.jp/wakasamagumi2
公式ツイッター:http://twitter.com/wakasamagumi

 
文:Hiromi Koh